今すぐ出来るスピーチのコツ6つ|明日のスピーチの準備前に見てみてください

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スピーチは他の『話す』『書く』ことと比べて要素が多いです。

 

話す内容と話し方、そして話す人が関わってきます。

 

そこで今回は

これからスピーチを考える人も

すでにスピーチの中身を決めた人も

使えるスピーチのコツを6つ紹介します。

  • スピーチのコツ①聴衆のNGを言わない
  • スピーチのコツ②事実と解釈で伝わる内容にする
  • スピーチのコツ③個人的から普遍的へ広げる
  • スピーチのコツ④聞き手に対する行動の提案をする
  • スピーチのコツ⑤会話でイメージさせる
  • スピーチのコツ⑥声に出して確認する

 

 

目次

スピーチのコツ①聴衆のNGを言わない

スピーチのコツ1つ目は「聴衆のNGを言わない」です。

たとえそのスピーチがどんなにいい内容でも

聞く人が一度不快に感じてしまうと

そのスピーチは失敗となる確率が高いからです。

 

《悪い例と良い例》

  • ×悪い:聞き手をひきつけるために過激な内容にする
  • ○良い:誰も不快にならないよう言葉を選ぶ

 

スピーチでのやり方としては

スピーチの場所で

その時の聴衆に対して

何をいってはいけないか

を先に決めることです(制約条件)。

 

この「聴衆にNGを言わない」を教えてくれた本が

『「孫子の兵法」に学ぶスピーチ: 空気に色を付け「見える化」する技術』です。

 

スピーチのコツ②事実と解釈で伝わる内容にする

スピーチのコツ2つ目は「事実と解釈で伝わる内容にする」です。

スピーチというと人情味あふれる内容や

感情に訴えかける内容であると感じている人も多いでしょう。

 

それ自体は間違いではありません。

しかし内容を考える際の順番としては間違っています。

 

まず事実と解釈で論理的に構成を考えて、

そのあとに感情に訴えかける内容を足していきましょう。

 

すると言いたいことが明確かつ聞き手をひきつける内容になるので

感動するスピーチに近づきます。

 

そして特にスピーチが苦手な人にお伝えしたいのは

短く簡潔に事象と解釈のみを述べるだけでもスピーチになることです。

 

《悪い例と良い例》

  • × 感情の話ばかりで熱い気持ちはわかるが言いたいことが分からない
  • ○ 事実と解釈が論理的なので言いたいことが伝わりやすい

 

やり方としては構成のときに

事実と解釈だけで意味が取れるかを確認します。

 

例えば、スティーブジョブズも使っている

最もシンプルな構成を用います。

 

序論⇒本論①・本論②・本論③⇒結論

 

ぜひ使ってみてください。

 

事実と解釈で伝わることを教えてくれたのは

学会、授業、スピーチなど人前で話す経験が多い

医師が書いている本です。

『すこしは独自なメッセージ : わたしのエッセイ・スピーチ集』

 

スピーチのコツ③個人的から普遍的へ広げる

スピーチのコツ3つ目は「個人的から普遍的へ広げる」です。

 

個人的な話から聞き手全員の話へと展開することで

みんなが想像しやすい身近な話と

それに対するメッセージになります。

 

《悪い例と良い例》

  • × 大きな話や抽象的な話から始められても聞き手は共感できない
  • ○ 身近な話やたとえ話などイメージしやすい話から教訓を得る

 

例えば、

あなたが体験した話や過去にあった具体的な事件などから

未来への示唆、普遍的な法則などに広げていくという

流れでスピーチを作ってみましょう。

 

歴史に名を残したアメリカのリーダー達が

軒並み修めているスピーキングのノウハウ

パブリックスピーキングの原稿作成に関して

まとめた書籍をご紹介します。

 

この本に具体的な話から抽象的な話へつなげる

3つの方法も書いてありますし、

その他のスピーチ原稿の作り方も

体系化された知識としてまとまっています。

『パブリック・スピーキングのためのスピーチ原稿作成法 レベル1教材 -構成、レトリック、思考法を習得し賢慮を養う法-』

 

スピーチのコツ④聞き手に対する行動の提案をする

スピーチのコツ4つ目は「聞き手に対する行動の提案をする」です。

 

いくらいい内容だったとしても

聞き手にとって関係ないと思われてしまうと

聞いてはくれません。

 

なぜなら聞き手が知りたいのはあなたのスピーチが

聞き手にとって何の役に立つかだからです。

 

そして聞き手自身に行動を促すことは

最も自分ごと化しやすい手段です。

 

「こうなりたいならこういう行動をとりましょう」

という提案をしっかりと決めることで

スピーチ全体の流れを作りやすくなりますし

聞き手も理解しやすくなります。

 

《悪い例と良い例》

  • × 自分の言いたいことを伝えているが聞き手に対するメッセージがない
  • ○ 結論を突き詰めて聞き手に行動の提案をする

 

そこでスピーチを考える一番最初に

リードとゴールとメッセージを決めましょう。

 

どこから始まって(=リード)

どこに向かうのか(=ゴール)

を決めることで間がスムーズに

つながります。

 

リードとゴールを決めることについて触れているのは

TEDxで2度登壇したウィリアム・リード氏が書いた、

誰でもうまいプレゼンができる驚異のメソッドの本です。

『世界最高のプレゼン術 World Class Speaking』

 

スピーチのコツ⑤会話でイメージさせる

スピーチのコツ5つ目は「会話でイメージさせる」です。

 

人は、長い時間、一方的に説明を受けると

飽きてしまいます。

 

飽きさせないための方法として

会話や問いかけなどがあります。

 

会話や問いかけを混ぜるとぐっと臨場感が高まります。

 

うまく使っていきましょう。

 

《悪い例と良い例》

  • × 論理的だが同じ調子で話しているため聞き手が飽きてしまう
  • ○ 会話や問いかけでトーンを変えたり、考えさせたりして聞き手を飽きさせない

 

そのために問いかけ・会話⇒答え合わせの説明

という流れにすると聞き手は飽きずにいてくれます。

 

世界最高のプレゼン(再掲)

 

スピーチのコツ⑥声に出して確認する

最後にスピーチのコツ6つ目は「声に出して確認する」です。

 

書き言葉と話し言葉はちがいます。

 

スピーチ原稿が書き言葉のままだと

本番で詰まってしまいます(少なくても私はそうでした・・・)。

 

語尾や文のつなぎ、問いかけのことばなど

言い回しはその人なりに違います。

 

あなたが自然に話せる言い回しになるまで

修正してみましょう。

 

《悪い例と良い例》

  • × 内容は集約されているがかたい表現が多く聞き取るのが大変
  • ○ 簡単な話し言葉が使われているのでとても理解しやすい

 

そのためにやるべきなのは

出来上がった原稿を声に出しながら

修正するを繰り返して滑らかに

読めるようにすることです。

 

そこでご紹介するのが『THE RHETORIC 人生の武器としての伝える技術』。

古代ギリシャのソクラテスの頃から培われてきた弁論の技術を

現代ビジネスに使える形にして説明してくれています。

会議での言葉の使い方や家庭での事例、

上司の説得など、現代の身近な例が豊富です。

 

まとめ

本記事ではスピーチのコツについて説明してきました。

皆さんのお役に立てれば幸いです。

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