【スピーチ原稿の作り方】憂鬱なスピーチから脱却する3つの型

 

「スピーチは技術です」

そして

スピーチの技術は原稿に集約されています。

 

「Stay hungry, Stay foolish」

有名なスティーブジョブズの

スタンフォード大学でのスピーチも

5つの項目から成り立っています。

 

序論⇒本論①・本論②・本論③⇒結論

この5つです。

 

あたたもスピーチ原稿のテクニックと型を身に着けることで

今後は、スピーチのたびに憂鬱になることがなくなります。

それどころか今後は、

いつ頼まれても「何とかなる」と感じながら

スピーチできるようになります。

 

そこで本記事では

  • スピーチ原稿を作るメリットとデメリット
  • スピーチ原稿の作り方
  • スピーチ原稿を作るときのポイント
  • スピーチ原稿の3つの例文

をご説明します。

 

スピーチが苦手な人ほど原稿に力を入れよ

まず第1章でスピーチ原稿を作る

メリットとデメリットを説明します。

 

《スピーチ原稿を作るメリットとデメリット》

  • 原稿を作ることで詰まらなくなる
  • 原稿を作ることで展開が決まる
  • 原稿を作ることで表現が決まる

 

原稿を作ることで詰まらなくなる

まず原稿を作ることで本番のスピーチで

詰まってしまうことが防げます。

 

なぜなら、文字にすることで思考が見える化されるからです。

 

実際に文字にしてみると実感してもらえると思いますが、

頭の中ではスピーチの中身が出来上がったと感じていても

文章に落としてみると項目ごとの文字数がバラバラだったり

うまく言葉にならないことが多々あります。

 

原稿を作ることで展開が決まる

原稿を作るメリット2つ目は

展開が決まることです。

 

スピーチで流れが悪いと感じてしまうと

話し手にとっては地獄です。

 

次の話をするのがツラくなり

徐々に早口になって

間を開けるのが怖くなり

声のトーンも一定で

終わらせることだけが目的となります。

 

しかし原稿を作っておくと

展開(流れ)に自信を持てるようになります。

何度も構成を確認して

納得した状態でスピーチに臨めるようになるのです。

 

原稿を作ることで表現が決まる

スピーチのアドバイスでこんなことを見たことがありませんか?

  • 声は大きく、ゆっくりと話す
  • 間を開けて自信をもって話す
  • 時にはボディランゲージを使って聴衆をひきつける

 

原稿がない中で

こうした表現に関するアドバイスを

意識しすぎると中身がなくなってしまいます。

 

反対に原稿が出来ていると

話す内容がすべて言葉になっていて

話す流れに自信が持てているので

表現も考えやすいです。

 

例えば、

最初はゆっくりと

徐々にスピードを上げていく

一番伝えたい言葉の時は手を付けてみよう。

となります。

 

スピーチは構成⇒内容⇒言い回しの順に作る

第2章ではスピーチ原稿の作り方を説明していきます。

 

スピーチ原稿の作り方は構成・内容・言い回しの3つで説明します。

 

構成はスティーブジョブズをマネしよう!

構成はピラミッドストラクチャーを使います。

 

ピラミッドストラクチャーとは図のように

主題⇒各論⇒具体論・・・と徐々に

内容を細かくしていく方法です。

 

 

世界的なコンサルティング会社マッキンゼーで開発され

今は世界中のコンサルタントや企業、大学などで使われている

論理的な提案や報告をする基本スキルです。

 

正確には結論⇒根拠⇒具体例・・・と続いていくが

スピーチ用に拡張し、主題⇒・・・としました。

 

そしてスティーブジョブズのスタンフォード大学での

スピーチもピラミッドストラクチャーを使っています。

 

 

序論⇒本論①・本論②・本論③⇒結論と

非常に簡潔で分かりやすい構成となっています。

 

もし構成に困った場合はこの型を使ってみましょう。

 

内容は「具体的⇒抽象的」で作る

次に内容の話です。

内容は具体的な話から

徐々に抽象的な話に

持っていきます。

 

具体的⇒抽象的の3つの方法をご説明します。

《具体的⇒抽象的の3つの方法》

  • 話し手個人⇒聞き手全員
  • 個別・具体的⇒一般的・普遍的
  • 目に見える経験⇒抽象的な価値観、行動、教訓

 

話し手個人⇒聞き手全員

1つ目の方法は

話し手個人の話から

聞き手全員の話へ広げていくことです。

 

あなたが経験した身近な出来事から

聞き手全員が共感できる話へと広げていきます。

 

例文①「話して個人の話から聞き手全員の話へ」の例

 

個別・具体的⇒一般的・普遍的

2つ目の方法は個別・具体的⇒一般的・普遍的です。

 

個別の事象に普遍的な法則を当てはめる

話などが上げられます。

 

ニュートンがリンゴが落ちるのを見て

重力を発見した事例などはまさに

個別の事象⇒一般法則への典型例です。

 

目に見える経験⇒抽象的な価値観、行動、教訓

最後は目に見える経験から

抽象的な価値観、行動、教訓を

得るパターンです。

 

身近な体験から他にも当てはまる

考え方を見つけるものです。

 

「トップ〇〇%の人がやっている△△なこと」の

ような書籍はこれに近いかもしれません。

 

言い回しは声に出して直していく

最後に言い回しです。

言い回しは声に出しながら直していきましょう。

 

自身が書く言葉と話す言葉は必ずしも一致しません。

 

そして話し言葉になっていないと

本番で詰まってしまいます。

 

そして話し言葉に直す一番の方法が

声に出すことです。

 

以下で言い回しを直すときのコツを

2つ紹介します。

 

一文を短く

まずは一文を短くすることを意識しましょう。

 

「〇〇で、△△と思われ、さらにそれが・・・」と

色々な文を1つに繋げてしまうと

分かりにくくなってしまいます。

 

とにかく一文を短くしましょう。

 

語順や単語の入れ替えでより簡単により短く

そして一文を短くするためには

単語や語順を変えてより伝わりやすくしましょう。

 

例えば、主語と動詞を近くするとか

受動態を能動態に変えるなど

読みながら直していきましょう。

 

スピーチ原稿のポイント

前章のスピーチ原稿の作り方を踏まえて

本章では原稿作成のポイントを

3つお伝えします。

 

この3つを意識するだけで

スピーチ原稿がぐっと

臨場感が出てきます。

 

《スピーチ原稿作成のポイント》

  • 聞き手に促したい行動を決める
  • 事実と解釈だけで意味が取れる内容にする
  • 会話や問いかけで飽きさせない

 

聞き手に促したい行動を決める

まずはゴールからです。

最終的に聞き手に何を伝えたいのかを決めましょう。

特に聞き手に促したい行動まで明確にすると

その後の構成が決めやすいです。

 

そしてそのためには今回の聞き手はどんな人で

どういった事に詳しいかや

どんなことに興味があるかなど

可能な限り調べておきましょう。

 

事実と解釈だけで意味が取れる内容にする

最終的なゴール(=促したい行動)が決まったら、

次は構成におけるポイントです。

 

まずは事実と解釈だけで意味が取れるようにしましょう。

 

論理構成を作る段階においては

自身の感情などの情報は入れずに

「〇〇があった」

「つまりそれは△△ということ」

で言いたいことが伝わるようにしましょう。

 

するとシンプルかつメッセージが伝わるものになります。

 

会話や問いかけで飽きさせない

そして最後に会話や問いかけで

飽きさせないようにしましょう。

 

会話を入れると想像しやすくなりますし

問いかけをすると自分なりに考えてくれるので

飽きません。

 

反対に説明のみだったり

話し手の気持ちを伝えても、

聞き手にとっては関係ないと

聞いてくれないこともあります。

 

感情を説明するときに、

感情を言葉にするのではなく

その場の状況や会話内容を

説明したほうが伝わるというのが

ストーリー鉄則です。

 

大どんでん返しストーリー

 

スピーチ原稿の3つの例文

最後に例文を3つご紹介します。

今回は様々な場所で使えるように

3つの型で例文を作ってみました。

 

《スピーチ原稿の3つの型》

  • 話して個人の話から聞き手全員の話へ
  • 現在と過去の共通点から未来への示唆
  • 2つの対立から示唆を得る

 

例文①話し手個人の話から聞き手全員の話へ

例文の1つ目は話し手個人の話から聞き手全員の話へ広げていく話です。

 

私自身のリモートでの悩みから

データを使いながら聞き手全員に

広げていく話にしました。

 

私の仕事はPC業務がほとんどです。

そして例にもれずコロナで在宅勤務となりました。

そしてコロナで自宅での仕事が続いてしばらくしてから

徐々に体調が悪くなっていることに気づきました。

 

肩や首の凝りはもちろんのことだし

目の疲れもひどいです。

 

また非常に大きいのが

疲れが抜けなくなり、

モチベーションが出ない日が続いていました。

 

皆さんは知っていましたか?

人間は座るのに向いていないと。

 

座ってばかりいると全身の血行が停滞し、

代謝が悪くなり太ります。

 

さらに長時間のデスクワークの積み重ねや、慢性化は

糖尿病や高血圧、脳梗塞や心疾患、がんなどの

重大な病気の引き金になる可能性があります。

 

極めつけはうつ病や認知症など、

メンタルヘルス面への影響も大きいと、

WHOも警鐘を鳴らしています。

 

皆さんも思ったことはありませんか?

「もっとやる気を持って頑張りたい」

「痩せるために運動しないといけないけど仕事でムリ・・・」

「常に前向きに毎日を過ごしたい・・・」

 

もしかしたらこれらすべては

あなたが座っていることが原因かもしれません。

 

反対に

立っているだけであなたの悩みは

解決するかもしれません。

 

スタンディングデスクは

Amazonでもお手頃で

売っています。

 

安いものなら

マッサージ一回分で済みます。

 

1回のマッサージより

毎日のスタンディングで

あなたの健康を取り戻しませんか。

 

少し通販番組みたいですが

このような形になります。

 

自分の課題と解決策にいたるまでの

悩みと解決策、そのデータを伝えたうえで

聞き手の皆さんにも使える情報としてお伝えしています。

 

例文②現在と過去の共通点から未来への示唆

2つ目に「現在と過去の共通点から未来への示唆」という方法があります。

 

未来に何が必要になるのか

その時、私たちはどうすべきなのか

を話しました。

 

今回は少し未来の働き方について

推察してみたいと思います。

 

皆さんも

2020年から小学校でプログラミングが

必修となったのはご存じのことかと思います。

 

皆さん、今の小学生がどんなふうに

遊んでいるかはご存じでしょうか。

 

当たり前にゲームは友達とオンラインですし

ボイチャ(ボイスチャット)で常時コミュニケーションを

とっています。

 

リモート会議をするために

Zoomの本で学習している人もいる我々からすると

「いつの間に??」と思ったりしますよね。

 

また当たり前のようにTikTokやInstagramでの

動画や写真の投稿もしていますし

編集や加工もお手の物。

スマホで簡単にしてしまいます。

 

まさに我々が欲しているスキルを

遊びの中で身に着けているんです。

 

感じたことはないですか?

「プログラミング出来たら作りたいものたくさんあるのに・・・」

「動画での企画は思いつくけど撮影や編集となると手が出ない・・・」

「SNSでの投稿が出来れば集客できたのかな・・・」

 

こうしたスキルを当たり前に有した

頭の回転が速くて、体力もある若者が

10年後に大量にビジネスの世界に突撃してくるということです。

 

「こう聞くと今は時代の流れが速くてついていけないよ。」

と思った方もいるかもしれませんが、

 

私は、

この現象は10年前、20年前のMicrosoft Officeが

使えることと同じではないかと思うのです。

 

あなたが働き始めた当初、

PCなんて全く使えない上役の人はいなかったでしょうか。

なんで効率が悪い方法を続けているんだろうと思ったことはないでしょうか。

中には「こうしたほうがいいんじゃないですか?」と

提案した人もいるかもしれません。

 

そんな時は決まって「今までのやり方があるから」と

拒否されていたのではないでしょうか。

 

10年後の優秀な若手があなたの二の舞にしてしまってはいけません。

 

そうした未来の若手を活かすために

今から出来ることはたくさんあると思います。

 

少しプログラミングに触れてみる、

自分で動画や写真を投稿してみる、

はやりのゲームをやってみるなどでもいいかもしれません。

 

ただしそうは言っても

全部を自分が学習するのは難しいですよね。

 

なので、大切なことは彼らのスキルや能力を否定しないことです。

もちろん会社のやり方はあると思います。

しかし必ずしも会社で決めたスキルやキャリアに

必ずしも縛られない活かし方もあるのではないでしょうか。

 

現代のプログラミングと過去のMicrosoft Officeから

未来への焦りや恐怖心を煽って

そんな若手を認めることで安心感を与える

という構成にしてみました。

 

例文③2つの対立から示唆を得る

最後に2つの対立から示唆を得るというパターンについて説明します。

 

ビジネスの隆興から

共通法則を見つけ出す流れにしました。

 

1848年1月24日、大工のジェームズ・マーシャルが

カリフォルニア州コロマで金を発見しました。

 

いわゆるゴールドラッシュの始まりです。

 

この金発見の報せはたちまち広がり、

アメリカの全国や海外からおよそ30万人が

一攫千金を夢見て金を探しにきました。

 

金を掘り当てて、生涯裕福に暮らした人もいれば

最後まで発見できずにカリフォルニアを後にした人も

大勢います。

 

ただ、実はゴールドラッシュにおける

一番の成功者は金を掘り当てた人ではありません。

 

金掘るためのスコップを売った人が

一番儲かった・・・と言われています。

 

しかし実はそのスコップを運ぶ物流を作った人が

最も儲かったんですよね。

 

その人は今のスタンフォード大学を作った

スタンフォードです。

スタンフォードはカリフォルニアの鉄道を

作った人です。

 

また、現代でも、

みんながパーソナルコンピューターを開発することに

躍起になっていたIT黎明期にマイクロソフトは

PCの製造をせず、PC上のOSに特化することで

覇権を握りました。

 

スマホのAndroid OSのシェアは75%に上ります。

 

ゴールドラッシュで大きな成功を収めたスタンフォードや

マイクロソフト、GoogleのAndroidは

金塊を掘る人やPCの開発者とは何が違ったのでしょうか。

 

私は

矢印が自分に向いていたのか

他人に向いていたのかの違いだと思います。

 

金塊を掘っていた人は自分が億万長者になることを考えていたでしょうし

PCの開発者は自社がもうけることを考えていたのではないでしょうか。

 

それに対してスタンフォードやマイクロソフトは

自分のビジネスの成功のために

周りの人がもうけるのをサポートすることを

考えていたのではないでしょうか。

 

最近の言葉でいうGiverとTakerにも通ずる話ですね。

 

流行りが来た時にそのど真ん中で自らが稼ぐことに

目を向けるだけではなく、

彼らが稼ぐために何かサポートできることはないか

という視点で見てみると

よりビジネスが楽しくなるのではないでしょうか。

 

自ら稼ぎたい人:金塊を掘る人、PC開発者

サポートしている人:スタンフォード、マイクロソフト、Google

と分けて、大きな成功はサポートの視点で

考えることが大切と話しました。

 

まとめと参考書籍

今回はスピーチ原稿について説明しました。

 

以下の3冊を参考書籍として紹介します。

 

世界最高のプレゼン|

リードとゴールを最初に決めることやストーリーの5つのFやストーリー構築のための5C+4C等が説明されています。スピーチに加えてビジネスプレゼンをする人は一度目を通してみましょう。

パブリック・スピーキングのためのスピーチ原稿作成法 レベル1教材 -構成、レトリック、思考法を習得し賢慮を養う法-|

本記事を書くにあたって最も参考にした書籍です。

 

具体的⇒抽象的の話や、エトス・パトス・ロゴスのスピーチフォーミュラ、古代ギリシャの時代からある言い回しの技術レトリックなどが説明されています。

 

また1分⇒3分⇒5分・・・とそれぞれの時間のスピーチに最適な構成の説明がされています。

大どんでん返し創作法: 面白い物語を作るには ストーリーデザインの方法論|

スピーチでも使われるストーリーの作り方を説明してくれている本です。

 

ストーリーで最初に決めることは大どんでん返しです。

物語が一番盛り上がるところを最初に決めることで

ストーリーに違和感がなくなります。

 

そのための例文や型、方法論まで説明してくれているので

初学者から中級者まで網羅してくれている本です。

またこれらの本はKindle Unlimitedに登録することで

読み放題になります。

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