スピーチライターは言葉で世界を変える?仕事内容から求人や学習までご説明!

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黒人初のアメリカ合衆国大統領となった元オバマ大統領の

すごさの一つに演説があります。

そしてそのオバマ大統領の演説を

支えていたのが当時若干27歳の

若者であったことはご存じでしょうか。

その人の名はジョン・ファヴロー。

これをきっかけにスピーチライターという職業が広く知れ渡りました。

誰もが発信出来る現代において

重要性がますます増してくると思われる

スピーチライターについて説明していきます。

目次

スピーチライターとは

まずスピーチライターとは何かについて説明します。

スピーチライターとは

スピーチライターとはスピーチをする人と一緒に

スピーチ原稿や話し方を作り上げる仕事です。

一般に、相手となるお客様は

企業の経営者や政治家、団体の代表などの

トップや代表として発言する人です。

そうした方々と二人三脚で

企業や団体の顔としての発言を考えるのが

スピーチライターのお仕事です。

スピーチライターの必要性

そうは言ってもスピーチライターという仕事は

一般的とは言えないかもしれません。

事実、日本ではスピーチライターを活用した例は

4分の1程度しかありません。

14年1月に、電通パブリックリレーションズが調査によると、

「トップのメッセージを専門的に作成する社内外の体制がある」と

答えた企業の割合は23.4%でした。

しかし政治の場面ではスピーチライターにお願いしている場合も多く、

「Japan is back (日本は戻ってきた)」、

「私を右翼の軍国主義者と呼びたいのならどうぞ」、

「汚染水は完全にコントロールされている」などの

安倍首相の演説はスピーチライターによって書かれました。

その他、前述のオバマ大統領の「Yes, We Can」や、

ケネディ大統領の「国があなたに何をしてくれるかではなく、

自分が国のために何ができるかを考えよう」といった

フレーズもスピーチライターによって生み出されたとされています。

政治家以外の例ですと

滝川クリステルさんの「お・も・て・な・し」も

実はスピーチライターの仕事です。

スピーチライターの年収

また、日本ではまだまだ馴染みがない

スピーチライターというお仕事かもしれませんが

アメリカでは年収2000万円になる方もいる仕事です。

アメリカの一般的なスピーチライターで

年収600万円程度、中には年収2000万円や

1本400万円という売れっ子もいます。

日本では個人で仕事を受ける場合と

広報やPRの業務の1つとして行う場合があります。

個人で受ける場合は結婚式のスピーチ原稿作成:数千円から

企業の経営者のスピーチ原稿作成:数十万円まであります。

広報・PR職は役職によりますが、

400万円~1000万円程度になるかと思います。

スピーチライターの仕事内容

スピーチライターの仕事内容は大きく3つのステップです。

  1. ヒアリング
  2. 原稿作成
  3. ブラッシュアップ

ヒアリング

まずお客様から『何について』『誰に対して』話して

『その結果聞き手に何を感じてほしいか』を伺います。

依頼するお客様は忙しい中なので

うまく話を聞くのが難しい部分も

あると思いますが、ヒアリングの精度で

この後のずれが減るので根気強く

話を聞いていきましょう。

原稿作成

ヒアリングした内容を元に原稿を作成します。

ここでのポイントは話し手は

スピーチライターではなく

あくまで依頼主であることです。

あなたの言葉ではなく、

お客様の言葉になっているかを

意識して作成します。

ブラッシュアップ

原稿が出来たらそれを磨いていきます。

スピーカーの言い回しや人物像に合わせて修正したり

スピーカーの言いたいことを入れていく作業を

繰り返しながら完成を目指します。

この際、スピーチ原稿の作成のみにとどまらず、

スピーチの仕方やふるまい、発生なんかも

助言したりする場合もあります。

そのためスピーチライターは

スピーチコンサルタントとも呼ばれたりします。

スピーチライターに仕事をお願いする

次にスピーチライターに仕事をお願いしたいと思ったときに

どこに・どんなふうに依頼すればいいかを説明していきます。

スピーチライターに依頼する方法

まず個人のスピーチライターに依頼する方法は

副業サイトやフリーランスサービスがあります。

代表的なサービスを2社紹介します。

ココナラは副業系のサービスで

スピーチライターに関していうと

結婚式のスピーチや英語スピーチの作成などが

多いです。

クラウドワークスはフリーランスに対して発注できるサービスで

スピーチ関連の登録者数はあまり多くないが、

専門のスピーチライターがいる印象です。

企業の経営者や団体の代表者としての

スピーチ原稿を依頼する場合はこちらの方が

良いでしょう。

スピーチライターの会社

次にスピーチライティングの会社について説明していきます。

個人に対する依頼と比べると、企業にお願いすると費用は

かかりますが、質が安定したものを出してくれるのが特徴です。

絶対に外したくない大一番のスピーチや

メディア戦略として定期的なスピーチを

する企業経営者などにおススメです。

代表的な会社を2社ご紹介します。

スピーチライターになるには

次にスピーチライターになるための

方法について説明していきます。

スピーチライターになるには資格は必要?

今まで話したような企業の経営者や結婚式のスピーチなど

人生の節目や大一番で高いパフォーマンスを求められる

スピーチライターですが、実はこれといった資格はありません。

極端な話、今日からスピーチライターと名乗れば

スピーチライターになれます。

そうは言っても、必要な知識はあるのではと思った人もいると思います。

スピーチライターになる人の学歴は様々ではありますが、

音声コミュニケーションやマスコミュニケーション、

政治学、英語等を学んでいた人が多いようです。

またスピーチライターには圧倒的なライティングスキルが必要です。

ロジカルに説明する文章と感情に訴えかける文章を

組み合わせて人を動かしていくことが求められます。

スピーチライターの求人の見分け方

スピーチライターとして働いて見たいと思っても

どこにそんなお仕事があるのか分からないかと思います。

そこでスピーチライティングを出来るお仕事を3つご紹介したいと思います。

  • 広報
  • スピーチライターの会社
  • フリーランス・副業

まず数が最も多いのは広報のお仕事です。

広報の仕事の一環として経営者のスピーチ原稿作成を

行っている場合が多いようです。

スピーチライター職を募集しているところも

ありますが、その場合はプロとしての実績を

求められるので、経験がない方はまず広報に

入って経験を積むことをおすすめします。

広報職の求人は宣伝会議が行っている転職サービス

【マスメディアン】 などで確認してみるとよいでしょう。

次はスピーチライターの会社に入ることです。

前述のコムニスやカエカのような会社です。

ただしどちらも採用募集はしていないので

気合で突撃するか、スピーチの講座を

受けて社員になるか、などが必要です。

そのほかのスピーチライティングの企業を

見つける場合はリクナビNEXT のような

大手転職エージェントで探してもらうとよいでしょう。

最後にフリーランス・副業サービスに登録する方法があります。

やり方は2つあって、1つがスピーチ案件で単価を上げていく方法、

もう1つはライターとしての信頼を勝ち得てスピーチ案件も獲得する方法。

スピーチ案件で単価を上げていく場合は、

最初は結婚式のスピーチのような案件から始めて

徐々に単価の高い企業案件などを獲得していきましょう。

結婚式のスピーチ案件などはココナラ

などでよく見かけられます。

ライターとしての案件は、

セールスライティングやコピーライティングで

1つの企業とつながって、信頼してもらって

スピーチ原稿も作らせてもらう方法です。

スピーチライターの学習

最後に、スピーチライターになるための学習について説明していきます。

  • スピーチライターの講座を受ける
  • スピーチライターの本で学ぶ
  • スピーチライターのサロンに入る

スピーチライターの講座を受ける

スピーチライティングを学ぶ方法として講座があります。

講座は少し高価ではありますが、

プロが直接指導してくれるため

人気があります。

  • UDEMY|話し方に関する講座が多い。講座の中では比較的安価。
  • 宣伝会議|高価だがスピーチライティングに特化している。
  • SCHOO|博報堂のスピーチライターが教える講座。
  • カエカ|スピーチライティングの会社が運営する講座。

UDEMYは動画配信型の講座です。幅広い中から最適な

講座を自由に受けられます。UDEMY初回利用時は

大幅な値引きがされているので初回利用の方にはおススメです。

スピーチ関連の講座を3つご紹介します。

《UDEMYの動画講座リンク》

次に宣伝会議が開いている講座です。

スピーチライターに特化しています。

講座リンク⇒スピーチライティング講座|宣伝会議

《宣伝会議の講座概要》

  • スピーチを成功に導くシナリオライティング
  • パブリックスピーキングのディレクション方法
  • 心が動くスピーチの作り方

最後にスピーチライティング専門の会社が主催する講座を紹介します。

スピーチライターとしての仕事ぶりを知ることが出来たり、

スピーチに興味がある方とのつながりが出来るのがメリットです。

《スピーチライティング会社が主催する講座》

スピーチライターの本で学ぶ

学習を考えた場合、まず本を考えるのではないでしょうか。

ここではスピーチライターとしての仕事から

スピーチライティング、プレゼンテーションや

話し方まで5つの本を紹介します。

スピーチライターのサロンに入る

その他、仲間がいると頑張れるという方は

コムニスが主催するスピーチライターサロンもございます。

スピーチライターサロン|コムニス

スピーチライターを小説で知る

最後にスピーチライターの小説『本日はお日柄もよく』をご紹介します。

1人の女性がスピーチライティングに出会い、

人生を変えていくエンタメ小説です。

スピーチライターの面白さや

スピーチライティングを知ることで

人生がどんなふうに豊かになるかを

書いているのでとっかかりとしては

最適です。

まとめ

今回はスピーチライターについてまとめました。

その他、スピーチ原稿やスピーチのコツは以下の記事でまとめています。

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