明日は朝からスピーチ。
前日まで仕事で忙しく、何にも考えていなかった。
風呂上がりにふと明日のスピーチのことを思い出し
何かネタないかな・・・とあわてて探し始める。
というのがスピーチのネタを探すタイミングではないでしょうか。
本記事では、前日夜でも間に合う
スピーチネタの例や考え方に情報の集め方をご説明します!
なぜスピーチのネタは思いつかない?
まずスピーチのネタをなぜ思いつかないか
についてご説明します。
スピーチやネタについて思い違いをなくすことで
この後の時間を無駄にせず考えることができます。
スピーチのネタはふってこない
まず大前提としてスピーチのネタはいつかふってくると
期待するのはやめましょう。
スピーチのうまい人は前からアンテナを張っていて
ネタについて考えているから思いつきます。
そして、このアンテナや思考は
スピーチの構成を知ることで
身に着けることができます。
スピーチで失敗しやすい2つのポイント
スピーチで失敗しやすい2つのポイントは
- 身近な話がないこと
- 自分の意見がないこと
です。
身近な話がないと
話が抽象的すぎて、
聞き手は理解できませんし、
反対に、自分の意見がないと
ただ身近な出来事を話しただけで
何も伝わりません。
ネタ・テーマ・メッセージを決める
そこで共感出来て、伝わるスピーチをするために
ネタ・テーマ・メッセージの
3つを決めることをおすすめします。
この時のネタとは
「身近な話で聞き手が共感できる内容」
テーマとは
「その身近な話に対する解釈」
メッセージとは
「身近な話に対する解釈を踏まえた
聞き手に対する行動の提案」です。
例えば、
ネタを『テレワークでの健康』についてとすると
テーマは『業務効率とは何か』
メッセージは『うまくさぼろう』
※メッセージを補足すると、
「ココロとカラダの休息、切り替えが最も効率を上げる方法である。」
を端的に「うまくさぼろう」とした。
上記の例は
今ならテレワークを経験している方が多いでしょうし
聞き手自身がしていなくても周囲の人から話を聞いているでしょう。
そして身近な例として
あなた自身が腰が痛いと感じたことや
なにか気分がすぐれない日が続いた、
逆に、出社になって最初はしんどかったが始めると在宅より調子が良い
等の話から始めます。
そしてテレワークでの健康被害や
座りすぎの健康被害などについて調べておきます。
テーマの業務効率に関しても同様で
効率を高めるたには適度な休憩が必須である
という情報を調べておきます。
最後に休息は大事ですと伝えたうえで
少しユーモアを交えた休息法を提案したりすれば
スピーチとして成立します。
スピーチネタの情報収集
スピーチネタを探そうとネットサーフィンを始めると
色々な情報がありすぎて迷ってしまいますよね。
そこで今後はもう迷わないように
情報収集の方法と考え方について説明します。
漫然とネタを探している
まず何となくの情報収集はあまりおすすめしません。
時間がかかって、何となく疲れた。
まとまりきってないけど
情報はあまたの中にあふれている・・・。
とりあえず明日は少し早く起きて
出たとこ勝負だ。
と言って失敗した経験しかないからです。
反対に前章の例なら調べるべき内容が
テレワークの健康被害、集中力と休息の関係
だけなので一瞬です。
調べるべきは聞き手
ではどうすべきか?
ネタが思いつかないときに調べるべきは聞き手です。
聞き手がどんな生活をしていり
どんな情報に触れているかさえ
分かっていればネタはすぐ思いつきます。
聞き手を1つのグループにまとめるのが
難しい場合もあるかもしれませんが、
可能な限り聞き手について調べてみましょう。
考えるべきは聞き手とあなたの関係
そして考えるべきは聞き手とあなたとの関係です。
こんな経験はないでしょうか。
メッセージ性もあって
共感できる身近な話からスタートしたのに
それを言っている本人とずれているから
違和感を感じた。
スピーチといえどもコミュニケーションです。
聞き手と話し手の関係を考えた話だと自然に聞けます。
分かりやすい例でいえば、
新卒なのに「当社に必要なのは〇〇です」なんて言えば違和感しかないですよね。
反対に社長が「これから社会人として頑張ります」と言われたって、
「いえ、会社のことを考えてください」となりますよね。
あなたはどんな人なのか(もしくはどんな人に見られているのか)
そして聞き手に多い人はどんな人か
あなたから聞き手に対するメッセージは何が適切かを考えましょう。
聞き手に対してあなたが伝えたいメッセージを決めればネタは出てきます。
そのうえで原理・歴史・由来・根拠を調べる
あとは困ったら、原理・歴史・由来・根拠を調べましょう。
ネタに対する「実は・・・」と原理・歴史・由来・根拠を話すと
聞き手は興味を持ってくれます。
みんなが知っている身近な〇〇が実は・・・と言われると面白いですよね。
さらに情報収集としては常日頃から
原理・歴史・由来・根拠の4つを
調べてみる癖をつけるのもよいでしょう。
スピーチのネタ・テーマ例
最後にスピーチのネタやテーマの例を
ご紹介していきます。
よく使われる順に並べてみたので
ご参考にしていただければと思います。
今日は何の日
まずは当日が何の日かについて調べて、
それについて話すことがあります。
実は調べてみると365日毎日に
何かの日があります(参考:今日は何の日?365日毎日が記念日カレンダー一覧表)。
入口としてよく使われるネタです。
最近のニュース・テレビなど
次によく使われるのは最近のニュースやテレビなどです。
最近の流行りと市場の話に絡めたり
新しいことを積極的に経験していきましょう
などの結論にもっていく場合が多いでしょうか。
偉人の名言や歴史的な出来事
偉人の名言や歴史的な出来事もよく使われます。
始めに日付や台詞などを
具体的に説明すると臨場感が出ます。
現在にも通ずる教訓や
今日から使える考え方を結論に持ってくることが多いです。
趣味や家族の話
ご自身の趣味やご家族のエピソードから始めるのも有効です。
この場合は実際に体験したことや
会話などを盛り込みながら
話すとよいでしょう。
話の流れとしては
体験したことから学んだこと、
最後には聞き手の皆さんに
家族との時間や趣味の時間を大切にしてください。
というメッセージにするときれいです。
健康の話
健康の話は誰しも共通の話題です。
ただし性別によって悩みも少し異なるかと思うので
健康と美容を絡めるなど少し工夫してみるのもいいでしょう。
健康の話は、
最終的に精神的にも健康になれるという話にもっていったり
仕事も楽しくパフォーマンスが上がります。
などのような結論がいいかもしれません。
最近読んだ本
最近読んだ本の話もよく使われます。
本の話をする場合は要約と感想、
今日からできるアクションの話をしてみましょう。
仕事での経験
仕事での経験は共感しやすいポイントかもしれません。
もしくはあなたの仕事を知ってもらう機会にもなります。
最後は今まであまり関わってこなかった
部署の人たちにも協力の提案をしたり、
自分のコミットメントをしてもいいでしょう。
最近読んだ本と仕事での経験は
若手のスピーチでもよく見ました。
豆知識や学術知識
豆知識や学術知識を最後にしたのは
案外、選び方が難しいからです。
今まで説明してきたようなネタを
導入として使ったうえでの
豆知識や学術知識としないと
少し導入にしては親近感がない話だからです。
ただこうした知識は持っていればいるほど
話が膨らんだり、導入ネタを考えやすくなるので
ストックしておくのはおすすめです。
まとめ
今回はスピーチのネタに関して説明しました。
いかがだったでしょうか。
以下にスピーチ関連の記事を列挙しておくので
興味を持っていただけた方は他の記事も読んでみて
いただけると嬉しいです!
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