パブリックスピーキングでは話せない!初心者に必要なのは原稿!もう二度と震えないために

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私は今まで営業として

セミナーの登壇や新規クライアントへのプレゼンをしてきました。

皆さんからすると

そんなこと大したことじゃないじゃないかと思うかもしれません。

しかし私自身にとっては想像もできない事態です。

最初は話始める前から汗だくだったのですから。

震えているのがばれないかしか気にしてませんでした。

もちろん恥ずかしくて仕方がなかったです。

パブリックスピーキングや話し方の本は死ぬほど読んだが

全然改善されませんでした。

ぼくに変化が訪れたのはこのブログを書き始めてからでした。

人に話が伝わるようになった。

さらに人が話にひきつけられると感じるようになったのは

ライティングを詳しく調べ始めてからでした。

話すためには書く知識が必要だったのです。

目次

パブリックスピーキングの罠

本章では、パブリックスピーキングに関しての

一般的なノウハウだがが、

わたしが実際に試してみたけどあまり役に立たなかったこと

ご説明いたします。

もし以下の内容を他人から言われて

落ち込んだ経験がある方は無視しましょう。

一切気にする必要はありません。

パブリックスピーキングの罠①表現は無視しろ

まず一つ目は表現についてです。

必ずと言っていいほど書かれています。

「声は大きく」

「身振り手振りをうまく使って」

「”えーっと”と言わない」…etc

初心者や人前で話すのが苦手な人ほど言われたことがあることかもしれませんが、

初心者や人前で話すのが苦手な人ほど無視すべきです。

そもそもそんな細かいところまで気を配れるなら

その人は人前が苦手ではありません。

話すので精一杯、どころか話すのが出来なくて苦労しているんですから。。

「どうやって話すか」ではなく、

まず「何を話すか」ができてから

ようやく表現です。

原稿を作りこみましょう。

パブリックスピーキングの罠②回数をこなさない

「ひたすら回数をこなせばいつかはうまくなるはず・・・」

という幻想は捨てましょう。

「まあプレゼンとかは慣れだからさ、

いずれ出来るようになるよ」

と何度も言われましたが、

一切なりませんでした。

緊張で頭が真っ白な状態で

いくら人前で話す経験を積んでも

あまり効果はありません。

失敗する気しかしないのに無理してやっても

失敗イメージが頭にこびりつくだけです。

「どうせ失敗する・・・」とか

「話すのが怖い・・・」という

トラウマがよくありません。

つらいだけですし、成長も遅いです。

まず乗り越えるべき壁は

恐怖心です。

そのためにはあなた自身が話す内容に

自信を持っていなければいけません。

この話を

「なぜ」「誰に向かって」「どの順で」

伝えるべきか、

その内容にあなた自身が納得いっていれば

恐怖はなくなります。

そのためにはまずは原稿です。

もちろん実践や数を重ねること自体は

大事です。

しかしそれより先に

内容を作る技術が必要です。

パブリックスピーキングの罠③コミュ力が高い人を参考にしない

コミュ力が高い人にはあこがれますよね?

誰とでも仲良くなれるし

人前でも意気揚々と話せる。

しかし、なれない人が彼らの真似をすると

形だけの中身がないスピーチになります。

たまにいませんか?ペラペラ話しているが

中身が全く入ってこない人。

決してあなたがなりたいのはそんな人ではないと思います。

コミュニケーション能力が高い人というのは、

自分と他人との心理的な距離を感じ取って

言葉にしたり、ちょうどいいふるまいが出来る人です。

つまり本章の1つ目に話した”表現”がうまい人、

かつ、”言葉”にするのもうまい人です。

実力のある人は内容も素晴らしいのですが、

ぱっと見ではどうしても表現の方に目が行ってしまいます。

繰り返しになりますが、まずは中身を作ることからはじめましょう。

ここまでパブリックスピーキングの罠として

私自身、もっと早く知っておきたかった

参考にすべきではない情報を説明しました。

次章でパブリックスピーキングのコツについて説明していきます。

パブリックスピーキングのコツ

パブリックスピーキングのコツ①InformationのちにCommunication

パブリックスピーキングのコツ1つ目は、

まずInformationが伝わるようにして

その後Communicationを意識することです。

Informationとはその名の通り”情報”のことで

相手が誰でも読んだ人に同じ内容が伝わるもののことです。

論文がInformationの代表例です。

Communicationは、

聞き手に対するメッセージなので

聞き手によって同じことを伝えたくても

内容が変わってきます。

無機質に情報を伝えるのではなく、

聞き手に問いかけたり、

聞き手をひきつける語りだったり、

聞き手を飽きさせないユーモアだったり、…etc

こうしたものは全てCommunicationです。

たくさん調べているあなたならご存じかもしれませんが、

世の中にあるパブリックスピーキングやプレゼンのノウハウは

Communicationに関するものです。

しかし、そもそもInformationが作れないと

いくらCommunicationを磨いたところで伝わりません。

パブリックスピーキングのコツ②構成は徹底的にピラミッドストラクチャー

ではInformationには何が必要なのでしょうか。

・・・ピラミッドストラクチャーです。

===

今回は〇〇についてお話しします。

結論からお伝えすると、・・・となります。

そしてポイントは3つあって・・・。

===

というやつです。

見かけ上はロジックツリーとほぼ同じなのですが、

厳密にはピラミッドストラクチャーが主張のためのフレームワークであるのに対し、

ロジックツリーは現象の原因解明のためのフレームワークなので

本記事では区別して『ピラミッドストラクチャー』を使っています。

ピラミッドストラクチャーとは

最も伝えたいメインメッセージから

徐々に詳細に分岐していく階層構造のことです。

ピラミッドストラクチャーの上から順番に話すと

情報が正しく伝わります。

パブリックスピーキングのコツ③最も言いたいことは最後の2割

パブリックスピーキングのコツ3つ目は

「最も言いたいことは最後の2割にしましょう」です。

2つ目で言ったことと全く違うじゃないか!と思った方

その通りです。

3つ目からCommunicationも含めたコツです。

3つ目のコツは言い換えると

「パブリックスピーキングにおいてInformationは2割でいい」

ということです。

考えてみていただきたいのですが、

プレゼンの頭から

専門用語とデータの羅列だと

吐き気を催しますよね。

反対に身近な例から始まって

徐々に興味が出てきてからなら

難しい話でも聞こうと思えるはずです。

他にも、スピーチが始まった瞬間に

「皆さんは〇〇をしなさい!」と

いきなり行動を指示されたらイラっと来ませんか?

あなたがたくさん考えたスピーチであるほど

「〇〇すべき!」

「△△は□□である!」

とすぐに伝えたくなってしまいますが、

ぐっとこらえて

ラスト2割で爆発させましょう。

パブリックスピーキングのコツ④最初の3分が勝負

最後のコツは「最初の3分が勝負」です。

なぜなら最初の3分間がつまらなかったら

そのあとは聞いてもらえないからです。

最初の3分で最低限、伝えるべきことは3つです。

  1. これから何を話すのか
  2. どの順番で話すのか
  3. 聞いたら何が分かるのか

前章でお伝えした、

例え話や身近な例を使って語りかけるのは

答えが知りたくなるからです。

3つ目の聞いたら何が分かるのかにあたります。

また、「最初の3分が勝負」を

最後のコツとしたのは、

最後に作るからです。

メインメッセージを決めて、

そのためのロジックツリーを考えて

原稿に起こして、

最後に考えるのが入口です。

つい入口から考えたくなってしまいますが

あくまでメインメッセージを伝えるための

最初の3分なので最後に作るようにしましょう。

入口は自由度が高く悩みやすいですし、

ボディがないのに入口を作ってしまうと

逆にボディが制限されてしまいます。

パブリックスピーキングを学ぶ

3章ではパブリックスピーキングを学ぶ上で

抑えるべきこと3つをご紹介します。

パブリックスピーキング学習のポイント①ロジカルシンキング

パブリックスピーキング学習のポイント1つめはロジカルシンキングです。

ロジカルシンキングはInformationを伝える力を伸ばしてくれます。

人はロジカルではない他人の話を理解できない(もしくはしづらい)です。

全ての魅力的なスピーチも論理的です。

論理に加えて、聞き手に合わせた内容になっているからこそ

意味がすっと入ってくるし

場合によっては感動できるのです。

ただ、ロジカルシンキングの学習は難しいです。

自分の発言や文章をロジカルにしたい言っても

どう修正すればいいかわからないですもんね。

最もよいのは身近なロジカルな人に指摘してもらい続けることですが、

なかなかそんな人と状況は転がっていません。

そこで、ここではロジカルシンキングの代名詞

『考える技術・書く技術より』を紹介します。

著:バーバラ ミント, 原著:Minto,Barbara, 翻訳:康司, 山崎
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コツの2つ目で紹介した『ピラミッドストラクチャー』を

開発した人の本です。

また、ロジカルな職業と言えばなんでしょうか?と聞くと

上位に出てくるであろうコンサルタントが

必ずと言っていいほど読んでいる本です。

初めて読んだのは学生の頃でしたが、

当時の私でも参考になる部分は多々ありましたし、

実例が豊富なのも理解を助けてくれました。

パブリックスピーキング学習のポイント②コピーライティング

次にコピーライティングです。

コピーライティングはCommunicationを伝える力を伸ばしてくれます。

コピーライティングというとCMで使われる文章が有名ですが、

人の感情に訴えかけるためのノウハウが

たくさん詰まっているのが

コピーライティングです。

たった一文で売上を何倍にしたり、

つぶれそうだった赤字会社をV字回復させたり、

コピーライティングを使ったビジネスの成功例は

あふれています。

ロジカルシンキングができるようになったら

次はコピーライティングで人に訴えかけていきましょう。

パブリックスピーキング学習のポイント③質問力

最後は質問力です。

人は説得されるのが嫌いです。

自ら答えに気づくのが好きです。

そして人は他人の話を聞くのは好きではありません。

そこで飽きさせないために質問します。

いくつか例をご紹介します。

プレゼンで有名なTED Talkでも

皆さん問いかけを挟みながら話しています。

他にも営業では

営業担当者が説明するのではなく、

お客様に質問することで成約まで導く

SPIN話法があります。

そしてここではビジネス系の本は

すでに読んでいると思われる皆さん向けに

ほかの分野からおすすめの本を紹介します。

著:東山紘久
¥1,500 (2024/04/19 23:55時点 | Amazon調べ)

世の中で聞くことを仕事にしている人は実はあまり多くありません。

ぱっと出てくるのはインタビュアーくらいでしょうか。

カウンセラーは聞くお仕事の中でも質問力が高いと言えるでしょう。

なぜならカウンセラーは

悩みを抱えている人からお話を聞くお仕事なので

気にしてない人にとっては何でもない質問も

悩みを抱えている人を傷つけることがあるからです。

自分の他人には言えない悩みを

打ち明けてもらうプロカウンセラーの

質問力が詰まった一冊です。

パブリックスピーキングを実践する場所

最後にパブリックスピーキングを実践する場所について説明します。

なぜなら人前で話す場所というのは意外と少ないです。

せっかくやる気になったのに

練習する場所がないのは悲しすぎます。

プレゼンサークル「トーストマスターズ」

トーストマスターズはアメリカ発祥の

パブリックスピーキングとリーダーシップを学ぶための

国際的な非営利教育団体です。

著名な人も多数、在籍していました。

《トーストマスターズ著名人一覧》

  • 茂木友三郎(キッコーマン㈱ 取締名誉会長)
  • トム・ピーターズ(『エクセレント・カンパニー』著者)
  • ナポレオン・ヒル(『思考は現実化する』著者)
  • リンダ・リングル(アメリカ・ハワイ州知事)
  • ピート・クアーズ(クアーズ・ビール社創立者)
  • デビー・フィールズ(ミセスフィールズ・クッキーズ社創立者)

定例会でスピーチやプレゼンの機会が得られます。

私も見学に言ったことがあるのですが、

話下手な人に対してもとにかく温かいです。

そして皆さんも多少言葉に詰まっても

果敢に挑戦している人ばかりでした。

また非営利団体なので

会費が安いです。

場所によって多少異なりますが、

入会費と月会費1500円前後です。

一点だけ注意していただきたいのは

場所によっては英語でのプレゼンを

行っているクラブがあることです。

日本語クラブ、英語クラブ、バイリンガルクラブの3つがあるのでご確認ください。

トーストマスターズ日本 | スピー...
トーストマスターズ って何? | トーストマスターズ日本 | スピーチ、プレゼン、リーダーシップ | Toastmas... トーストマスターズ インターナショナルのミッション「私たちは、人々が一層優れたコミュニケーターとリーダーに成長できる機会を提供します。

YouTubeなどの動画投稿

次の方法としては

YouTube等の動画投稿です。

ご自身の興味あること、

ご自身が学んだことなど

伝えてみましょう。

顔出しに違和感があれば出さなくて良いですし、

話す内容が思いつかなければ最近読んだ本の要約をアップしてみましょう。

そしてうまくいかなければ非公開にしてしまいましょう。

何度でもやり直せるのが動画投稿です。

また最近ではTikTok、Instagram、YouTubeの

ショート動画もあるので、

1分くらいで短く話すことから

始めるのも1つの手です。

動画編集ソフト等を使わなくても

PowerPointでも始められるので

ぜひ試してみてください。

PowerPointの作り方に関しては以下の記事を参照ください。

また、やる気になってくださった方のために

1点だけ注意事項です。

PCで撮影する場合はマイクだけは買いましょう。

安物でかまいません。

PC内臓マイクだと音が悪くて

せっかく撮影してもうまく聞き取れません。

私が使っているのは3000円程度の安物ですが、

それでも音は全然違います。

原稿作りを学ぶならブログ

最後にパブリックスピーキングの場所ではありませんが、

ブログをおススメしたいと思います。

私自身が人前で話すために

最も役立ったからです。

自信の伝えたいことが目に見えて分かりますし、

記事を作ると知識の定着度合いも高いです。

もし今何か学んでいることがあれば

おススメです。

まとめ

今回はパブリックスピーキングについて

説明してきました。

パブリックスピーキングに必要なのは文章力。

最初は少し驚かれたかもしれませんが、

ひたすらに話してつらい思いをする

暗中模索から抜け出してほしいと思って

この記事を書きました。

P.S.

本記事執筆中に改めて英国王のスピーチ見ましたが、

やっぱりいいですね。

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