ストーリー(物語)の作り方はたった一つを意識するだけ!作り方完全解説!

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世の中にはストーリー(物語)は様々なところで使われています。

最近ではビジネスでも盛んに言われるストーリー。

しかしストーリー(物語)といってもいったいどうやって作るのでしょうか?

実は意識することはたった1つ

『大どんでん返し』です。

本記事では、

ストーリー(物語)とは何かから

ストーリー(物語)の作り方

ストーリー(物語)の学び方

まで説明していきます。

目次

ストーリー(物語)とはつまり変化のこと

ストーリー(物語)とは大どんでん返しのこと

ストーリーとはつまり変化のこと。

変化とは「Aに合った状態の主人公がBに変わること」を言います。

そしてその「きっかけとなる出来事の前後」のことを

ストーリーと言います。

そしてきっかけとなる出来事のことを

大どんでん返しと言います。

つまりストーリーとは、変化、すなわち

『大どんでん返し』をきっかけに変化する主人公

を描写することです。

大どんでん返しという言葉を使っている理由は

それくらい記憶に残るポイントを

ストーリーの中に設定しましょう。

ということです。

大どんでん返しは何かを失うことから始まる

大どんでん返しは

どうやって設定すればよいのでしょうか。

普通に生活している人は

そんなに大きな出来事は起こりませんよね。

頑張るきっかけも特にありません。

そのため「大切な何かを失う」必要があります。

それは大切な人かもしれませんし、

大事にしているモノかもしれません。

もしくは誇りや信条かもしれません。

===

大切な何かを失った主人公が

失ったものを取り戻せるよう頑張る。

しかしそう簡単にはうまくいかない。。

そして何かをきっかけとして

失ったものが取り戻せる。

===

というのが非常に簡素化したストーリーです。

出来事の前後で主人公の内面に変化があること

大枠のストーリーについて説明してきました。

しかしそれだけでは

面白いストーリー(物語)とはなりません。

今までの大どんでん返しと

主人公の大切なものを失うことに加えて、

「主人公の内面の変化」が必要となります。

Aの状態にあった主人公が

何か大切なものを失って

Bを目指し始めます。

そしてBを目指すけど

うまくいかない。

その時にきっかけ(大どんでん返し)があり

主人公の内面が変化して

Bの状態に変化する。

このように主人公の内面の描写を

セットで物語を進めると

ストーリーに厚みが出ます。

ぜひやってみてください!

ストーリー(物語)の作り方は中心を決める

前章までストーリーとは何かについて説明してきましたが、

本章ではストーリーの作り方について説明していきます。

大どんでん返しを中心に作る

ストーリーとはいったいどうやって作るのでしょうか?

「吾輩は猫である。名前はまだない。」

他の記事で説明したように小説の書き出しは

印象的です(リード文の記事)。

他にも「メロスは激怒した。」等も有名ですね。

しかし、書き出しから作るのは間違いです。

先に全体の構成を作ってからでないと

書き出しにどんなよい一文を作ったとしても

つながりません。

そしてその構成を作るうえでの

最も大切なポイントは「大どんでん返し」です。

ストーリーは大どんでん返しを中心に作ります。

主人公がどんな変化をするかを最初に定義します。

最初の状態Aから⇒目的達成後の状態B

への変化を設定します。

大どんでん返しまでの主人公の葛藤を描く

大どんでん返しが決まったら、

大どんでん返しまでの主人公の葛藤を

描いていきます。

葛藤とは矛盾した異なる2つの意見の間で

選択に迷っている状態のことです。

「家族や友達など身近な幸せを大事にする」

「自分のやりたいことを貫く」

・・・必ずしも相反するかは分かりませんが、

例えば、こういうのが葛藤です。

そして葛藤は内面を描くのではなく

対立を描きましょう。

例えば

先進的なことを進めたい2代目と

今までのやり方を変えたくない創業者でいうと

===

2代目「今までのやり方じゃダメだ。これからはSNSの時代だ。」

創業者「そうは言っても今までやってきたことがある。いきなり変えるわけにはいかない。これまでの事業はどうなる。」

2代目「やめるしかない。このままだとつぶれる」

創業者「そんなわけにはいくか。今まで頑張ってきてくれた人も大勢いるんだぞ。」

2代目「だからと言って、このままではどうしようもない。新しい取り組みを早急に始めないと3年以内につぶれる。」

創業者「そんなに言うなら1年以内に結果を出してみろ。少しは考えてやる。」

===

ここから2代目の挑戦が始まるわけです。

目的達成のために敵を倒すまでの道のりを描く

そして対立から大どんでん返しに向かうわけですが、

対立を作れと言われても簡単には出来ません。

そこで目的と障害物を設定します。

「目的があるけど障害物が邪魔をする。。」

「もしかしたら目的を達成できないんじゃないだろうか。。。」

「いや、そんな弱気になっていたらダメだ。」

「だけど本当に出来るんだろうか・・・。」

といった具合です。

あらすじが定まったらプロットに起こす

そして最後にあらすじをプロットに起こします。

プロットとはストーリーの要約です。

以下の記事にプロットのテンプレがございます。

2シート目の3幕構成がプロットとなります。

その他シナリオ作成のテンプレもあるので以下の記事をご覧ください。

➥プロット テンプレ

ストーリー(物語)を作るうえでのポイント

前章でストーリーの作り方を説明しました。

本章ではストーリーを作るうえでのポイントを解説していきます。

ストーリーが間延びしないために大切なことです。

目的は主人公の大切なものを奪われることから始まる

前章でも説明しましたが、

主人公は大切な何かを奪われます。

失った何かが大きく

そして読み手に『共感出来る』『イメージできる』

ものであると引き込まれます。

主人公が何かを失うシーンが描けると

ストーリー(物語)の初期から読み手を引き込めます。

「何を失うか」

もしくは

「目的と障壁は何か」

をよく練りましょう。

主人公の葛藤が多いほど飽きられない

ストーリーを間延びさせないコツは

主人公の葛藤を増やすことです。

主人公の内面の揺れ動きを

細かく描くことで

読み手は飽きずに読んでくれます。

ベタであることを恐れない

そして最後に

「ベタであることを恐れてはいけません。」

まずはベタなストーリーを作りましょう。

とがったストーリーを作りたい気持ちは分かります。

しかし、ベタからストーリーを作るのです。

基本ラインを作ってから面白く変えていきましょう。

変えていくときに基本ラインがしっかりしていないと

とがったアイディアがとがりすぎて

人に伝わりません。

筋が通っているストーリーを

変えていくことで

ストーリーとして成立します。

ストーリーを作るうえでのタブー

反対にストーリーを作るうえでのタブーを説明していきます。

書き出しに力を入れすぎる

ストーリーの書き出しは最後に書きましょう。

書き出しには悩みます。

うまく書けると筆がのりますよね。

しかし、

書き出しに力を入れすぎてしまうと

引きずられてしまいます。

そして良い書き出しを作ろうとすると

時間がかかってしまうことも多いです。

最初は大どんでん返しです。

次に葛藤です。

そしてプロットを作ります。

最後に書き出しを作ります。

もちろん

書き出しは最も読ませれる可能性が高い

大切な部分です。

決して手を抜いていいわけではありません。

しかしあくまで本文を読んでもらうための書き出しです。

書き出しに悩んで手が止まることはないように最後に作りましょう。

セリフに説明を入れてしまう

タブーの2つ目は説明セリフです。

旅館が舞台で、主人公が旅館に入った時に

「ああ、ここはいい旅館だな」

と言わせるようなことです。

説明セリフとは

登場人物が話したいことではなく

作者がストーリーを進めるために登場人物に説明させていること

のことを指します。

読者は「作者が説明するため」ということに気づきます。

読者を冷めさせないためにも

説明セリフはやめましょう。

目的が抽象的すぎる

考えるほど目的は壮大になります。

壮大さを求めるとつい主人公の内面に

フォーカスしてしまいます。

しかし、読み手にとっては

具体的な方が理解しやすいです。

「弱気な自分を変える」より

「高校サッカーの選手権大会で優勝する」

方がわかりやすいです。

内面の目的を具現化した

具体的な目的を設定するようにしましょう。

ストーリーを学ぶ

最後にストーリーをさらに学びたい方に

ストーリーを学ぶために最適な3つの方法をご紹介したいと思います。

1つ目の方がより実践的で

3つ目に行くほど基礎になります。

ストーリーを使って事業を成長させる「ストーリーブランド戦略」

スティーブ・ジョブズは
ある日、会社を追い出されました。
(自分の作った会社なのに!)

原因はとあるプロジェクトの
失敗でした。

そのプロジェクトで作った商品は
かなり良い商品です。

なのに、全く売れませんでした…

そんなジョブズは
物語作りの天才が集まる
ピクサーで働く事になりました。

その中で、とある秘密を
知る事になりました。

この秘密は
何十年経った今でも
ピクサー映画を
世界中に大ヒットさせています。

そして、この秘密を知って
Appleに戻ったジョブズは
次々のヒット作を生み出しました。

一体、ジョブズが手に入れた
とある秘密とは
何なのか?

その正体は商品が売れる
「パターン」です。

ハリウッド映画などで使われる
売れるパターンを
商品に応用した事で
Appleは急成長を遂げました。

もしあなたが
商品が簡単に売れる
パターンを知りたいなら…

こちらをご覧ください。
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ストーリーブランド戦略

ハリウッド映画のテンプレート「神話の法則」

ハリウッドといえばエンタメの聖地です。

毎日のように世界中から集まったクリエイターたちが

新しい作品を生み出しています。

そんなハリウッドではエンタメを

最もビジネスとして成功させている場所でもあります。

従って仕事の進め方も効率的です。

各章を分担して作業します。

例えば、第1章はAさん、第2章はBさんがストーリーを作る…

のような形です。

複数の人がばらばらに、同時に作業を進められるように

テンプレートが作られました。

ヒット作のエッセンスを凝縮したものです。

これが『神話の法則』です。

著者のクリストファー・ボグラーは

「ストーリー開発コンサルタント」お仕事をしています。

少しうさん臭く見えますが、

「美女と野獣」「ライオン・キング」「アイアムレジェンド」

などの作品に参加している実はすごい人である。

そしてこの神話の法則は決して最近できた知識体系ではありません。

コロンビア大学でも教鞭を取っていた神話学の教授ジョーゼフ・ジャーニーが

古今東西の英雄伝説や神話を幾年にもわたって研究した結果、

共通する法則「ヒーローズジャーニー」を見つけ出しました。

神話学の教授ジョーゼフ・ジャーニーの「ヒーローズジャーニー」は

著名な映画監督にも愛されています。

ジョージ・ルーカスやスティーブン・スピルバーグ、フランシス・コッポラ…etc。

こうしたエッセンスを凝縮したのが神話の法則です。

難点は高価なことです。

中古でも5000円近い価格で取引されています。

しかし、初版が出てから10年以上経過しても

この価格であることがその価値を物語っているのではないでしょうか。

その他の情報はネットや読み放題にしてでも

この本だけは読んでいただきたい1冊です。

著:クリストファー・ボグラー
¥5,689 (2024/12/15 15:54時点 | Amazon調べ)

大どんでん返しを詳しく知る物語構成

次はもう1つ手前のストーリーのコア部分の作り方についてです。

ストーリーのコアとはもちろん大どんでん返しです。

この本では大どんでん返しに必要な敵を3パターン定義していたり、

1 主人公の外部からやってきた存在(ドラキュラ)

2 主人公の内部に救う制御不能な存在(ジキルとハイド)

3 主人公が行った悪事が生み出した存在(フランケンシュタイン)

その敵ごとの8タイプの大どんでん返しが分類されています。

ストーリーの主要な要素の主人公や敵のタイプ分類など

基礎的なことから説明されています。

そしてその分類が分かりやすいので

「あ!この分け方はあのマンガだ!」や

「あの映画のことかな?」など

共感出来る(≒理解しやすい)本となっています。

この本はKindle Unlimitedで読み放題となっています。

もしまだの方は他にもストーリー本は多いのでぜひおススメです。

文章の基本を知らなければそもそも書けない

今までストーリーの学び方について話してきましたが、

最低限の文章力が必要です。

ストーリーの構成を作るのも

実際に中身の脚本を書くのも

全て文章で行います。

最低限の文章力とはストーリー作りの基礎となります。

ストーリーのように人をひきつける文を作ろうと

日々努力しているあなたにとっては

少し退屈に感じるかもしれませんが、

文章力の最低ラインは

「人に伝えたいことが伝わること」です。

InformationとCommunicationと言い換えて

使われる場合もあります。

そして文章力を学ぶために

役立った2冊をご紹介します。

人を操る禁断の文章術

メンタリストでおなじみのDAIGOさんが書いた文章術の本です。

心理学の要素だけでなく、

ビジネスの知識や

「文章を書くために会話形式で進めるとよい」など

文章のための基礎知識が詰まっています。

著:メンタリストDaiGo
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まとめ

本記事ではストーリーの作り方について説明してきました。

他にもこのサイトではライティングに関して以下の記事を

説明しています。

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