プロジェクトを効率よく管理するためにプロジェクト管理ツールを使うのは有効です。
しかしツールもたくさんありますし、違いが分からないと感じた人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は41個のプロジェクト管理ツールをカテゴリ別に徹底比較しランキング形式でご紹介いたします!今回のツールは以下になります。
今回比較する41個のツール
Trello | Clarizen | ReTask |
Redmine | Microsoft Project | Zube |
Time Krei | Smartsheet | COMMU |
Lychee Redmine | Jector | Mammoth Project |
Backlog | クラウドログ | teamwork |
Wrike | タスクワールド | Huddler |
InnoPM | SI Object Browser PM | TimeTracker NX |
Jooto | My Redmine | Pace |
Stock | ZenHub | Brushup |
Brabio! | Pivotal Tracker | Planio |
Jira | MeisterTask | TypeTalk |
Asana | Nozbe | Aipo |
kintone | Zoho People | Google Workspace |
monday | みんなでガント |
そして上記のツールを以下の15のカテゴリごとにおすすめランキングとしてご紹介していきます。
プロジェクト管理ツールの説明方法|カテゴリ、選定基準、ランキング基準
- 総合
- エンジニア
- デザイナー・クリエイター
- ITが苦手
- タスク管理
- 情報共有
- 進捗の見える化
- スケジュール作成
- 業務効率化
- スマホ
- 万能型
- グループウェア
- 人事管理
- 安さ
図示すると以下のようになります。
本記事の構成は各カテゴリごとのランキングとその選定基準、ランキングの基準を併せてご紹介していきます。
プロジェクト管理ツールの比較①総合おすすめランキング
まずは全ての中での総合ランキングをご紹介します。総合ランキングの選定基準とランキング基準は以下となります。
- 選定基準|機能の網羅性、UI/UX、費用
- ランキング基準|機能の網羅性、UI/UX、費用
基準はともに機能、使いやすさ(UI/UX)、費用と、ツールに必要な条件を総合的に考慮して決定しました。
続いてランキングです。
- 総合1位:Asana|圧倒的なUI/UXと網羅的な機能
- 総合2位:Backlog|PCメインなら機能もUIも◎
- 総合3位:Nozbe|スマホのUI/UXがよし
- 総合4位:Stock|プロジェクトの大きな課題の情報共有をしたいなら
- 総合5位:Aipo|低コストから拡張性を求めるなら
【総合1位】Asana|圧倒的なUI/UXと網羅的な機能
AsanaはFacebookでエンジニアを統括していたダスティン・モスコヴィッツ氏が開発したプロジェクト管理ツール。
網羅的な機能と抜群のUI/UXで1位とさせていただきました。FacebookのようなtoC向けのサービスは一般的にtoB特化型のサービスよりUI/UXに重きを置きます。Asanaはまさに体現しており、誰でも簡単に操作ができるよう設計されています。
Asanaの特徴はプロジェクトに必要な機能がそろっている点とプロジェクトを効率的に進めるための自動化やフロー構築が簡単に行える点です。これらを実現するのが抜群のUI/UXです。
メリット
- 見える化がしやすい|タスクの可視化もボード、リスト、タイムラインと3つの画面が用意されておりとにかく見やすい
- 自動化で業務効率をあげられる|Facebookでは生産性向上に携わっていた創業者。プロジェクト概要ページやカスタムルール、承認リクエストが簡単に設定できるます。ルーチン作業を自動化して効率をあげられます。
- 100以上のサービスと連携|Asana for Gmailなどインストールするだけで使えるサービスも多数あり
デメリット
- 有料版は若干高め(ただし機能を考えたら払う価値は十分にある)
どんな人に向いているか
- 複数の職種にまたがったプロジェクト管理をしたい企業
- 操作が分かりやすいものを求めている企業
- プロジェクト管理をナレッジとしていきたい企業
プラン
有料プランは1200円/月から。プレミアムプランで十分にプロジェクト管理に必要な機能は網羅されているのでこちらがおすすめ。
Basic | 0円(15名まで) |
プレミアム | 1ユーザーあたり1200円/月 |
ビジネス | 1ユーザー当たり2400円/月 |
【総合2位】Backlog|機能とシンプルさを費用を抑えて実現
Backlogは株式会社ヌーラボが提供してるプロジェクト管理ツール。経済産業省、中小企業庁のデジタルプラットフォーム構築プロジェクトで導入されたことでも話題になりました。プロジェクト管理のツールとして利用機能の網羅性の高さとシンプルな使いやすさを費用を抑えて実現できることから2位とさせていただきました。
Backlogは福岡に本社を構えており、シェアも100万人以上が利用する国内最大手のプロジェクト管理ツールです。そのため日本語での文献やセミナーなども多いです。
ちなみに「ヌーラボ」とはNull(ヌル=無)と Lab (研究所) を合わせた造語でであり、無の状態から有を創り出す「研究所」のような会社というのが名前の由来だそうです。
Backlogの特徴はプロジェクトに必要な機能が網羅されているが、必要以上の機能がないのでごちゃごちゃした印象がない点です。またコスト面でも強いです。
メリット
- 機能が網羅されている|タスク、スケジュール、ガントチャート、ファイル共有、社内Wikiまで
- 費用が安い|スタータープラン(最大30名まで)を30名で使うと1人当たり88円/月となる
- シンプルなタスク管理が可能|親子課題とチャット、ファイル添付で簡単に管理が可能
- 開発にも対応|Gitとプロジェクト管理が行える。コードレビューやバグ管理も可能
デメリット
- 全ての機能を把握するのに少し時間がかかる|機能が豊富なため全部を使いこなすには少々時間がかかる(ただしタスク管理に関しては直感的に操作できる)
どんな人におすすめか
- 中規模以上のチーム|ユーザー無制限で使えるプランがあるため(社外も含む)
- 複数の部署がかかわるプロジェクトを管理したいチーム(開発部隊も含む)
プラン
最もおすすめはスタンダードプラン。一般的なツールが1000円前後/月だということを考えるとかなりお得。またコストを抑えたい方はスタータープランをうまく使うことをおすすめします。
ハイプランに関してはプレミアムはスケジュール作成・可視化したい場合に有効です。スタンダードプラン以降はバーンダウンチャート(残作業量が可視化されるグラフ)があるのが特徴的です。
プレミアムやプラチナを利用するかどうかは容量で決めるとよいでしょう。
フリープラン 0円 | 最大10名まで利用可能 |
スターター 2640円/月 | 最大30名まで利用可能 ー1人当たり88円/月(30名利用換算)ー容量は1GBなので少なめ |
スタンダード 12900円/月 | ユーザー無制限で利用可能ー容量が30GBなので長年使っても安心ーガントチャート、バーンダウンチャートなどスケジュール作成・可視化機能が追加 |
プレミアム 21780円/月 | ユーザー無制限で利用可能ー容量が100GBなので大規模チーム向け |
プラチナ 55000円/月 | ユーザー無制限で利用可能ー容量が300GBで追加も可能 |
【総合3位】Nozbe|スマホのUI/UXが良い。テレワークの管理も◎
NozbeはスマホのUI/UXがよいタスク管理ツールです。メールやチャットとTODOがNozbeで簡単に管理できるようになります。
またNozbe Teams社は創業以来13年間、オフィスを持たないフルリモートで事業を続けてきました。自分たちが実際に経験しているからこそ知っているシンプルで効果的なツールと言えるでしょう。
テレワークでの管理にお困りの企業にも非常におすすめです。
Nozbeの由来は『To BE Naturally OrganiZed=自然に物事が整理されるように』を並べ替えたものだそうです。まさに由来通りのツールといえるでしょう。
特徴としてはとにかくシンプルで分かりやすいです。タスク毎にファイルの添付やチャットができるので、一般的なチャットツールと違い途中で会話に置いて行かれることも少ないです。そしてこれらすべてがスマホで抵抗なく使えるのが、Nozbeの強みです。
メリット
- とにかくシンプル
- タスク管理が簡単にできる
- 安価で課金形態も柔軟なため始めやすい
- GoogleカレンダーやGoogle Driveと連携し予定やファイルをタスクとして追加することができる
デメリット
- 分析やプロジェクト全体を把握するようなレポート機能はない
どんな人におすすめか
- テレワークでタスクを管理・見える化したい人
- シンプルなツールでプロジェクト管理をしたい人
- スマホでの進捗管理がしたい人
プラン
人数に応じた課金体系となっており、試算結果は製品HPで確認できるようになっています。また有料プランはストレージは無制限。無料プラン、有料プランを問わずタスクやチャットに制限はありません。ユーザーを増やすのも簡単なので、まずはNozbeから初めて見るという企業も多いです。
無料 | 最大5名までプロジェクトも5つまで作成可能。タスクやチャットは無制限 |
プレミアム | 以下参考例として、契約人数ごとの年間契約の場合の費用を記載する(月間契約の方が費用は少し上がる)。 |
5名 2880円/月 | 1人当たり 576円/人月(年間契約) |
10名 4880円/月 | 1人当たり 488円/人月(年間契約) |
50名 19880円/月 | 1人当たり 398円/人月(年間契約) |
100名 36880円/月 | 1人当たり 369円/人月(年間契約) |
【総合4位】Stock|プロジェクトの大きな課題の情報共有をしたいなら
私は以前、業界特化型の業務管理ツールの仕事に携わった経験があります。その中で業務分析やヒアリングを長期間にわたって行った結果、チームで仕事をする上での最大の課題は情報共有でした。
そしてこのStockは情報共有に徹底的にこだわって作られており、チーム内の誰にも情報漏れ・認識のずれは発生させないと作られているツールです。
会社のミッションも世界中のチームから、情報共有のストレスを取り除くとされています。
「情報がうまく伝わっていないな」、「認識のずれが発生していたため手違いがあった」などと感じたことがある人におすすめのツールです。
特徴としてはチャットツールとファイル管理の悪い点をなくし、良い点を強化したツールになっています。結果的に情報共有、コミュニケーション、タスク管理まで行えるようになっています。
メリット
- フォルダ⇒ノートという階層になっているので情報の整理が楽
- ノート内にテキストとファイルをシームレスに記載できるので情報の把握が楽
- ノートに紐づいたチャットや上からのテキスト+ファイルであとから読んでも時系列を把握しやすい
デメリット
- カレンダーやチャート機能はついていないので今お使いのスケジューラ―を使うことになる(Stock内の各ノートのURLを発行できるのでそれを使えばある程度は対応可能)
どんな人におすすめか
- 情報共有に課題があると感じたことがある人
- 顧客サイドと開発サイドなど組織が分断されやすい体制の企業
- 簡単で使いやすいツールを求めている企業
プラン
有料プランは人数ごとの課金体系となっています。特徴としては以下の人数制限は組織内のユーザー数を指しており、社外の人(クライアントや取引先など)への共有は無制限です。
また20名以上での使用を検討する際はStock製品HP上で自動算出ができます。
フリー 0円 | 20ノート・1GBまで |
ビジネス5 1980円/月 | 最大5名まで 1人当たり396円/月(5名での使用時)ノート数無制限、容量30GBまで |
ビジネス10 3480円/月 | 最大10名まで1人当たり348円/月(10名での使用時)ノート数無制限、容量80GBまで |
ビジネス20 6480円/月 | 最大20名まで1人当たり324円/月(20名での使用時)ノート数無制限、容量150GBまで |
【総合5位】Aipo|低コストから拡張性を求めるなら
Aipoはカレンダー、TODO、チャット、タイムカード、社内wiki、ファイル共有などの機能を必要な機能だけ契約できるツールです。まずは最低限の機能のみでスタートし、徐々に増やしていける拡張性の高さと費用面から5位とさせていただきました。
インタビュー記事にもあるようにマニュアルを読まなくても使いこなせる操作性も大きな魅力です(Aipo事例紹介 TBSアナウンス部)。
IT化を進めていきたい企業に向いているサービスといえるでしょう。勤怠管理機能もあるのでテレワーク移行への一助にもなります。
Aipoの特徴はそれぞれの機能が独立しているため、操作に迷いが生じることがないです。また機能別課金となっており、必要な分だけ使えるのでコストを抑えることもできます。
メリット
- 操作に迷わない
- 機能別課金なので自社に適している機能をコストを抑えて試すことができる
- プロジェクト管理にとどまらない豊富な機能が用意されている(カレンダー、掲示板、チャット、タイムカード、ワークフロー、ポータル、ToDo、フォルダ、プロジェクト、報告書、タイムライン、Wiki)
デメリット
- 独立しているため連携する上では業務フローの検討が必要になる可能性がある(ただし少しずつ変えていける課金体系になっているのでいきなり全てを導入しなくてもよいかもしれない)
どんな人におすすめか
- まずはとにかくコストを抑えて始めたい企業
- どの機能が自分たちのチームのプロジェクトに適しているか分からない企業
- ITを活用して業務効率を高めたい企業
- まだグループウェアを入れていない企業
プラン
カレンダー | 1人当たり200円/月1ユーザー当たり1GB |
掲示板 | 1人当たり100円/月1ユーザー当たり1GB |
チャット | 1人当たり100円/月1ユーザー当たり1GB |
タイムカード | 1人当たり100円/月 |
ワークフロー | 1人当たり100円/月1ユーザー当たり1GB |
ポータル | 1人当たり100円/月 |
ToDo | 1人当たり100円/月 |
フォルダ | 1人当たり100円/月1ユーザー当たり1GB |
プロジェクト | 1人当たり100円/月1ユーザー当たり1GB |
報告書 | 1人当たり100円/月1ユーザー当たり1GB |
タイムライン | 1人当たり100円/月1ユーザー当たり1GB |
Wiki | 1人当たり100円/月1ユーザー当たり1GB |
プロジェクト管理ツールの比較②エンジニアへのおすすめランキング
ここから組織別のおすすめツールを紹介していきます。最初はエンジニア向けツールのおすすめランキングです。
選定基準は「ツールの対象チームにエンジニアや開発部隊が入っている中でも課題を追いかけやすいこと」しました。昨今のチームで行う開発では、課題やタスクが常に変更し続けたり、並行して複数のタスクを追いかけることも多いためです。
その中でランキング基準は費用と他ツールとの互換性、日本語サポートの充実度としました。理由は日本語サポートが充実していないと負荷がかかってしまうメンバーがいるからです。エンジニア向けツールは英語版のものも多く、新しいものが好きな感度がよいエンジニアの方はそういったツールも気になると思いますが、チーム全体で使うとなると負荷がかかってしまうメンバーもいます。そうした負荷がチーム全体に進捗遅延などの影響を与えてしまう可能性があります。それではツール導入の効果がなくなってしまうので、こうした基準としました。そしてもちろん費用や互換性も考慮しました。
ランキングは以下のようになります。
- 1位:Backlog|機能が網羅されていて価格も安い
- 2位:Jira Software|レポートとチケットで可視化◎、ダッシュボードで一覧性◎
- 3位:ProvotalTracker|コスパ◎、少数チーム◎
- 4位:ZenHub|GitHubとの互換性◎
【1位】Backlog|機能が網羅されていて価格も安い
総合でもおすすめしたBacklogですが、開発向けの1位としました。理由は前章でご説明した機能の網羅性と費用に加えてコードレビューのためのリポジトリ機能やプルリクエストができることです。コードレビューと柔軟なタスク管理機能で開発プロジェクトの管理に向いているツールです。
開発向けのBacklogの特徴はコードの管理がしやすい機能が用意されていることと、進捗管理・見える化するためのチャートが充実していることです。
コードの変更履歴が追いやすいプルリクエストやリポジトリ機能があり、大容量ファイルも管理できるGit LFSも対応しています。
さらにプロジェクト終盤になると見えにくい進捗を4つの方法で図示します(カンバンボード、ガントチャート、バーンダウンチャート、Gitネットワーク)。
メリット
- コード管理機能が豊富
- 費用が安い
デメリット
- しいて言うなら他の本ランキングのツールに比べて分析系が少し弱い
プラン
開発部隊で使用するならば最低でもスタンダードプラン以上で可視化するための機能(バーンダウンチャートやGitネットワークなど)が使えるプランにしたほうが良いでしょう。
フリープラン 0円 | 最大10名まで利用可能 |
スターター 2640円/月 | 最大30名まで利用可能 ー1人当たり88円/月(30名利用換算)ー容量は1GBなので少なめ |
スタンダード 12900円/月 | ユーザー無制限で利用可能ー容量が30GBなので長年使っても安心ーガントチャート、バーンダウンチャートなどスケジュール作成・可視化機能が追加 |
プレミアム 21780円/月 | ユーザー無制限で利用可能ー容量が100GBなので大規模チーム向け |
プラチナ 55000円/月 | ユーザー無制限で利用可能ー容量が300GBで追加も可能 |
【2位】Jira Software|チケットでタスク管理◎、レポートとダッシュボードで可視化◎
Jira Softwareはアトラシアン社が提供するツールであり、アジャイルチーム の利用実績 No.1を誇るソフトウェア開発ツールです。
チケット制のタスク管理と、柔軟にカスタマイズできるレポートとダッシュボードで必要な情報を常に把握することができます。
またロードマップやワークフローを定義することもできます。
特徴はチケットを発行して課題やタスクを管理することで明確になる点と、レポートとダッシュボードの充実です。
特にレポートとダッシュボードはConfluence、Bitbucket、Pipelines等の他のソフトウェアと連携することでナレッジマネジメントやビルドとテストを自動化など他のツールにはできない機能となります。
メリット
- 可視化しやすい
- 自動化するための機能が豊富
デメリット
- 使い方を覚えるまで時間がかかる
プラン
普通に使用する分にはスタンダードプランで十分と言えるでしょう。
スタンダードプランとプレミアムプランの違いの大きな部分は自動化です。スタンダードプランにその機能がないわけではないですが、自社でこだわって自動化⇒効率化を図りたい場合はプレミアムプランがよいでしょう。
フリー 0円(10名) | |
スタンダード | 1ユーザーあたり840円/月 |
プレミアム | 1ユーザーあたり1670円/月 |
【3位】ProvotalTracker|テックスタートアップにおすすめ
ProvotalTrackerはテックスタートアップのような少数の開発チームに向いているツールです。
特徴はアジャイル向けのタスク管理ができることです。優先順位や期限が常に把握できることや、それぞれのタスク群がリストで表示されているため画面から見切れることなく流れが確認できます。カンバン方式やボード型とは異なる特徴を持つツールです。
メリット
- アジャイルのタスク管理がしやすい(視認性)
デメリット
- UIがとっつきにくい
こんな方におすすめ
- 少数でアジャイル開発をしたい企業
プラン
STARTUPプランが非常にお得なので少数チーム向けのツール。
FREE | 最大5名まで |
STARTUP | 最大10名まで10名で利用の場合1人当たり$0.83/month ※上記は1年契約の場合 |
STANDARD | 11名以上のプラン20名で利用の場合1人あたり$5.42/month※上記は1年契約の場合 |
【4位】ZenHub|GitHubとの互換性◎
ZenhubはGitHub上でタスク管理できるようにするツールです。Chromeの拡張機能として提供されています。
ZenHubの特徴はGitHub上で使えることであり、カンバン方式でタスク管理をできる点です。
ソースコード管理に特化しているGitHub上でプロジェクト管理を行えるようにするのがZenHubです。
メリット
- GitHubとの連携がスムーズ
デメリット
- 英語文献がメイン
こんな人におすすめ
- GitHubを普段から使っていて簡単なタスク管理をしたい企業
プラン
結論から言うとGitHubを使用している方はまずは無料プランをインストールしてみてはいかがでしょうか。
そしてもし有料プランに移行する場合はクラウドならGROWTHで十分な場合も多いでしょう。オンプレで利用したい場合はENTERPRISEを検討してみるとよいでしょう。
FREE $0 | |
GROWTH $7.95/user/month | クラウドのみ対応 |
ENTERPRISE $12.45/user/month | クラウドorオンプレ対応 |
プロジェクト管理ツールの比較③デザイナー・クリエイターへのおすすめランキング
次にデザイナー・クリエイター向けのおすすめランキングをご紹介します。
デザイナーやクリエイターが関わるプロジェクトだと成果物が特殊なファイル形式だったり、データ量が大きい画像や動画だったりします。
そこで、選定の基準はデータ量とデータ形式としました。
また順位付けの基準は使いやすさ(≒UI/UX)とデータ量に対する費用としました。
- 1位:Brushup|レビューしやすいUI/UX
- 2位:Jector|柔軟な料金体制
【1位】Brushup|レビューしやすいUI/UX
デザイナー・クリエイター向けプロジェクト管理ツールの1位はBrushupです。
動画やデザインなどの異なる形式の成果物を一括で管理できる画面に、様々な方法でのフィードバックや校正を行えるツールです。デザイナー・クリエイターに特化しているため機能やUIがニーズを満たしているため1位とさせていただきました。
また最近ベネッセの教材校正のために採用されたことでも話題になりました。
特徴はテキストではなく画像や動画を管理するための機能がとにかく充実しているところです。
開発のようにタスクの詳細管理をする機能ではなく、成果物に対するコメントや指摘箇所の選択、校正が簡単に行えます。
またガントチャートやレポートなどでの確認も出来ます。
その他、前回バージョンとの比較や制作物のやり取りの流れの確認が容易なので、出戻りや聞かないと分からないという状況を防ぐことができます。
メリット
- 画像、動画、音楽のレビューがしやすい
- 成果物の管理がしやすい
- 進捗を追いかけやすい
デメリット
- エンジニア等の他の職種には転用しにくい
プラン
無料プランは100MBまでとなっており、UI/UXの確認が主な目的となるでしょう。
有料プランはLIGHTとSTANDARDが価格が出ており、980円/月と1280円/月です。この二つを比較すると、STANDARDでは3Dや音楽のレビューが出来たり、レポートやノート機能が使えます。容量も1人当たり2倍になっているので、有料プランではSTANDARDをおすすめします。
ENTRY 0円 | 最大10名まで容量は100MBまで |
LIGHT | 1人当たり980円/月 最小5名から1人当たり10GBの容量を使える |
STANDARD | 1人当たり1280円/月最小5名から1人当たり20GBの容量を使えるその他の機能|音楽、3D、レポート、ノート等 |
【2位】Jector|柔軟な料金体制
Jectorはクリエイター特化型のプロジェクト管理ツールです。様々なファイル形式に対応していたり、レビューができるのはBrushupと同様です。
大きな違いは課金体系です。Jectorでは人数とデータ容量を細かく設定できるので人数は少ないがデータ容量は必要なチームや人数は多いが少しずつしかデータ容量を使わないようなチームに有効でしょう。
こんな人におすすめ
- 動画制作チームのみで使えるプロジェクト管理ツールをお探しの企業
プラン
パートナーアカウント 1500円/人 | いわゆる管理者アカウント。 エディター権限等の設定が可能なアカウントの数。 |
ユーザー数 3000円/人 | 実際に使うユーザーの数。 |
データ容量 20円/1GB | データの容量。 |
プロジェクト管理ツールの比較④ITツールに苦手意識がある人へのおすすめランキング
次にITツールに苦手意識がある人におすすめのツールをご紹介します。
苦手意識がある人は使うときに迷ってしまうと使いにくさを感じて、モチベーションが下がってしまいます。ツールを導入するときは一人でも使えない人が出るとその効果が半減してしまうので、全員が使えるツールが適しています。
そこで選定基準は
- 1つの画面上での選択肢が少ないこと
- 迷いにくいアシストが充実していること
ランキング基準は
- その中での使いやすさ(≒UI/UX)
です。
それでは以下がランキングです。
- 1位:COMMU|チャットボットで迷わない
- 2位:PACE|日報形式で簡単管理!
【1位】COMMU|チャットボットで迷わない
1位とさせていただいたのはAIチャットボットとの対話で自然とプロジェクト管理ができるCOMMUです。
一般的なプロジェクト管理のための機能に加え、チャットボットでその日のタスクの確認や必要なコメントを通知してくれます。
また最初のガイドもボットが行うため安心して使うことができます。
COMMUの特徴はなんといってもAIチャットボットがプロジェクト管理をしてくれる点です。
毎日の進捗管理や忘れそうなことのリマインドなどを自動で聞いてくれます。ユーザーはそれに答えていると自然と進捗管理ができます。
またそれに加えて基本的なプロジェクト管理のための機能が備わっていることも強みです。
メリット
- チャットボットで難しい操作なしで質問に答えるだけで管理できる
- 基本的なプロジェクト管理のための機能が備わっている
デメリット
- 高度な分析は不得手
プラン
COMMUはユーザー一人当たりの課金体系ではなく、4つのプランで最大ユーザー数が決まっているモデルです。
まず無料で使えるプランが5名まで使えます。
有料プランは10以下、30名以下、無制限の3つがあります。おすすめはビジネスプランです。十分な容量や機能がありながら、最大の30名で利用すると1人当たりで換算すると100円/月を切るコスパの良さです。
FREE 0円 | 最大5名まで容量100MBまで |
スタンダード 820円/月 | ただし年契約の料金(年間9800円)最大10名まで1人当たり82円/月ストレージ容量 5MB |
ビジネス 1833円/月 | ただし年契約の料金(年間22000円)最大30名まで1人当たり61円/月ストレージ容量 30GB |
プレミアム 8750円/月 | ただし年契約の料金(年間105000円)ユーザー無制限50GB |
【2位】PACE|日報形式で簡単管理!
2位とさせていただいたのは日報形式で簡単に管理ができるPACEです。スマホでも簡単に使えますし、工数管理や案件の管理ができるのも強みです。
特徴はスマホで日報が簡単に入力できる点と、業務分析や財務管理などが詳細にできるという両面があります。
メリット
- 日報管理ができる
- 工数管理ができる
- 請求管理ができる
デメリット
- プロジェクト進捗の見える化は多少弱い
プラン
プランは一つのみで、年払いの場合は504円/月となります。これ以外には30日間の無料トライアルがあります。
有料プラン | 1ユーザー当たり6050円/年月額504円/月 |
プロジェクト管理ツールの比較⑤タスク管理から始めたい人へのおすすめランキング
次にやりたいことや機能別の比較をしていきます。
まず最初にタスク管理から始めたい人へのおすすめランキングをご紹介します。
タスク管理はプロジェクト管理の最も最初に行うことです。だれが何をやっているか、そして自分自身が何をいつまでやるのかが明確であることがプロジェクトを安定して進めていくために必須です。
そうした部分をツールで補うことでコストを抑えて、効果を高めていくことができます。
その中で選定基準として最低限カンバン方式やドラッグ&ドロップが可能なタスク管理に強いツールとしました。
その中でのランキング基準はスマホのUI/UXとシンプルさと価格としました。スマホのほうが入力しやすい
選定基準
- カンバン方式でのタスク管理ができるか
- ドラッグ&ドロップで直感的な操作ができるか
ランキング基準
- スマホでの使いやすさ
- シンプルかどうか(画面内での選択に迷わないかどうか)
- 価格
タスク管理から始めたい人に使いやすいおすすめのツールを6つ比較していきます。
- 1位:Nozbe|スマホ対応のシンプルなタスク管理
- 2位:Trello|カード型で追いやすい
- 3位:Wrike|テンプレが豊富、AmazonやGoogleも導入
- 4位:Teemwork|豊富な機能でNetflixやPayPalも導入
- 5位:Jooto|カンバン方式で見やすい
- 6位:TaskWorld|ビデオ会議機能がついている
【1位】Nozbe|タスク管理に特化しているからこそシンプルで強い
1位は13年間リモートワークで会社を運営してきたNozbeが提供しているタスク管理に特化したツールとさせていただきました。
管理ツールの最初の問題は情報の入力の部分です。使いにくい等の理由から各ユーザーが情報を細かく入れないと、情報が集約されず管理で別の手間がかかってしまいます。
特徴はシンプルなタスクと期日やファイル共有に、チャットまでをスマホで完結できるのが強みです。
メリット
- シンプルな操作で迷わない
- スマホでタスク管理ができる
- 直感的な操作ができる
デメリット
- 詳しい分析はできない
プラン
人数に応じた課金体系となっており、試算結果は製品HPで確認できるようになっています。また有料プランはストレージは無制限。無料プラン、有料プランを問わずタスクやチャットに制限はありません。ユーザーを増やすのも簡単なので、まずはNozbeから初めて見るという企業も多いです。
無料 | 最大5名までプロジェクトも5つまで作成可能。タスクやチャットは無制限 |
プレミアム | 以下参考例として、契約人数ごとの年間契約の場合の費用を記載する(月間契約の方が費用は少し上がる)。 |
5名 2880円/月 | 1人当たり 576円/人月(年間契約) |
10名 4880円/月 | 1人当たり 488円/人月(年間契約) |
50名 19880円/月 | 1人当たり 398円/人月(年間契約) |
100名 36880円/月 | 1人当たり 369円/人月(年間契約) |
【2位】Wrike|テンプレが豊富、AmazonやGoogleも導入
Wrikeはテンプレートが豊富で広い業種の様々な業務やプロジェクトに対応しています。
AmazonやGoogle等の企業の導入実績もあります。
特徴はシンプルでタスク管理に必要な機能が網羅されている点(チャート、チャット、カンバン他)と強固なセキュリティが両立している点です。
さらにテンプレートが豊富で業種や職種によらない管理ができるのも強みです。
メリット
- カンバン方式の直感的なタスク管理
- チャートやレポートの分析
- 豊富なプロジェクトフローテンプレート
デメリット
- 機能が豊富なための学習コスト
プラン
無料プランではストレージ容量2GBまでなので、少人数でのテキストなどのファイルなどの共有に対応しています。それ以上だとプロフェッショナルプランでストレージ容量は5GB~のユーザー数に応じた増加となり、チャートやゲストユーザーの正体が可能となります。
さらに高度なプランではビジネスプランがあり50GBの大容量ストレージでグラフなどのレポート機能まで使用することができます。
Free $0 | ストレージ容量2GB |
Professional $9.8/user/month | ストレージ容量5GB~(ユーザー数に応じて増加)ガントチャートなどのチャート系機能 |
Business 24.8/user/month | ストレージ容量50GB~(ユーザー数に応じて増加)ガントチャートなどのチャート系機能多彩なグラフなどによる分析レポート機能 |
【3位】Teamwork|豊富な機能でNetflixやPayPalも導入
Teamworkは豊富な機能とシームレスなインテグレーションが強みのツールです。
その網羅性と職種によらない使いやすさからNetflix、PayPay、Desneyなどの会社が導入しています。
特徴はカンバン方式でのタスク管理や見やすいチャートなど、プロジェクト管理に必要な機能が分かりやすいUI/UXです。
さらにGoogle DriveやSlackなどの外部ツールとの連携もさることながら、Teamworkが提供しているチャットやCRMなどとの互換性も高いです。
メリット
- 直感的なタスク管理|カンバン方式
- 詳細な分析|チャート、作業分析等
- シームレスなインテグレーション
デメリット
- 習得のために時間がかかる
- 機能が豊富なため運用や連携の設計に工夫が必要
プラン
無料プランでは最大5名、ストレージ容量が100MBまで使用することができます。無料の範囲でGoogle Driveとの連携ができます。
有料プランはDeliverとGrowがあり、無料と有料の違いはテンプレートが使えることとストレージ容量、さらに分析と他ツールとの連携ができます。
Deliverではストレージ容量100GBまで、Growでは250GBまでです。バーンダウンチャートなどの詳細な分析はGrowでしかできません。
FREE $0 | 最大5名までストレージ容量100MBGoogle Driveとの連携 |
Deliver $10/user/month | ユーザー数無制限ストレージ容量100GBテンプレート数20DropboxやSlackとの連携が可能 |
Grow $18/user/month | ユーザー数無制限ストレージ容量250GBテンプレート数50DropboxやSlackに加えてMicrosoft Project、Hubspotとの連携が可能 |
【4位】Trello|カード型で追いやすい
Trelloはカード型で見やすいタスク管理ができるツールです。
またAttlasian社が提供していることからJIRA Softwareとの連携も出来ます。
特徴は付箋のようにタスク管理ができるカンバン方式と呼ばれる方法です。
簡単で直感的に使えるのでタスク管理向けのおすすめの機能です。
またAttlasian社が買収したことからJIRA Softwareとの連携が簡単にできたり、BitbucketやConfluenceなどとのシームレスな連携が可能です。
メリット
- 直感的な操作|ドラッグ&ドロップ
- 付箋的な簡単なタスク管理|カンバン方式
- 他のツールとのシームレスな連携|JIRA Software、Bitbucket、Confluence他
- 幅広い業界に対応している|不動産、ソフトウェア計画、学校掲示板、授業計画、法律事務所案件
デメリット
- 詳細な分析ができない
- 個別カスタマイズの習得には多少時間かかる
プラン
プランは無料プランとビジネスクラス、エンタープライズがあります。
無料とビジネスクラスの大きな違いは1ファイル当たりのデータ容量です。
無料プランは10MBまで、ビジネスクラスは250MBまでなので画像系のファイルの共有まで行いたい場合は有料プランに移行することをおすすめします。
Free $0 | メンバー無制限ボード数10までストレージ容量無制限(1ファイルの制限:10MB) |
Business Class $10/user/month | メンバー無制限ボード数10までストレージ容量無制限(1ファイルの制限:250MB) |
【5位】Jooto|カンバン方式で見やすい
Jootoはカンバン方式で見やすいタスク管理が強みです。
特徴はシンプルなタスク管理ができる点です。スマホでもPCでも簡単に管理ができるのでITに苦手意識がある点は強みです。
反対に詳細な分析やタスクに紐づいた打ち合わせなどはあまり向いていないでしょう。
メリット
- カンバン方式のシンプルなタスク管理で苦手な人でも使える
- コストが安い
デメリット
- 詳細な分析ができない
プラン
無料は4名まででストレージ容量が100MBまでなのでお試しとして使うのがおすすめです。
有料プランが500円/月~と安いのも特徴です。
有料プランの違いは大きくは行動履歴やデータエクスポートの期間の制限があるかどうかです。スタンダードは過去一年分の行動履歴を閲覧・エクスポートできますが、エンタープライズは制限なく引き出せます。昨年との比較との比較をして評価する場合などはエンタープライズプランにするとよいでしょう。
フリー 0円 | 最大4名までストレージ容量100MB1ファイル10MBまで |
スタンダード 500円/人月 | ユーザー数制限なしストレージ容量は1ユーザー当たり5GB1ファイル300MBまで行動履歴は過去1年分まで引き出し可能 |
エンタープライズ 980円/人月 | ユーザー数制限なしストレージ容量は1ユーザー当たり10GB1ファイル1GBまで行動履歴は制限なく引き出し可能 |
【6位】TaskWorld|ビデオ会議機能がついている
TaskWorldはビデオ会議機能が付いたタスク管理ツールです。グループウェアやビデオ会議ツールが導入していなくてプロジェクト管理ツールの導入を検討している方にはおすすめのツールです。
特徴としては、一般的なプロジェクト管理ツールの機能が全て網羅されていることに加えて、ビデオ会議などの機能があることが特徴です。
具体的なプロジェクト管理ツールとしての機能は、タスク管理、チャート作成、レポート等の作業分析などがあります。
メリット
- プロジェクト管理ツールの機能が網羅されている|タスク管理、チャート作成、レポート等の作業分析など
- Trello等のツールとの連携
- ビデオ会議などのグループウェアとしての機能
デメリット
- 費用が高い
- 機能が広すぎて覚えるのが大変
プラン
用意されているプランは有料プランのみであり、有料プランはプロフェッショナルとビジネスの2つが用意されています。その二つの違いはストレージ容量やファイルサイズの制限がありますが、大きな部分はゲストアカウントが発行可能かどうかです。
プロフェッショナル 1050円/人月 | ライセンス単価(年契約の価格)1ファイル容量の上限 100MBストレージ容量 100GBゲストアカウントの発行は不可 |
ビジネス 2300円/人月 | ライセンス単価(年契約の価格)1ファイル容量の上限 350MBストレージ容量 無制限ゲストアカウント 50まで |
プロジェクト管理ツールの比較⑥情報共有をしたい人へのおすすめランキング
情報共有はプロジェクトにおける最大の課題であることが多いです。認識のずれや、情報が伝わってないことによる課題が発生したりします。
なのでプロジェクト管理を色々やっているのに、なぜかうまくいかないとか、情報が上がってこないと感じている場合には情報共有系のツールを活用するのがおすすめです。
そこで選定基準は情報共有に必要なチャット、コミュニケーション、ファイル共有ができることしました。
そしてランキング基準はその使いやすさ(UI/UX)としました。
- 選定基準|チャット、コミュニケーション、ファイル共有ができること
- ランキング基準|使いやすさ(UI/UX)
ランキングは以下のようになります。
- 1位:Stock|抜群のUI/UX
- 2位:TypeTalk|Backlogと互換性◎
- 3位:Huddler|情報共有で効率化
【1位】Stock|抜群のUI/UX
Stockはタスク管理、チャット、ファイル共有が簡単に行える情報共有ツールです。
項目ごとに時系列にファイルやチャットが一つの画面上で時系列に並ぶので通常のチャットのように置いて行かれることがありません。
その使いやすさから情報共有の1位とさせていただきました。
特徴はタスク管理、チャット、ファイル共有ができることです。議事録や社内Wikiとしても使えるので、情報共有に関して機能が網羅されています。そして簡単に社外の人にも共有できるので打ち合わせの議事録管理にも有効です。反対に詳細な分析や計画の作成には不向きです。
メリット
- 情報共有のための機能がそろっている|タスク管理、チャット、ファイル共有
- タスクがプロジェクトや案件ごとに表示される
- 時系列でファイルやチャットが1画面上に表示されるので全体間の把握がしやすい
デメリット
- 分析やユーザーごとの作業量の把握ができない
プラン
有料プランは人数ごとの課金体系となっています。特徴としては以下の人数制限は組織内のユーザー数を指しており、社外の人(クライアントや取引先など)への共有は無制限です。
また20名以上での使用を検討する際はStock製品HP上で自動算出ができます。
フリー 0円 | 20ノート・1GBまで |
ビジネス5 1980円/月 | 最大5名まで 1人当たり396円/月(5名での使用時)ノート数無制限、容量30GBまで |
ビジネス10 3480円/月 | 最大10名まで1人当たり348円/月(10名での使用時)ノート数無制限、容量80GBまで |
ビジネス20 6480円/月 | 最大20名まで1人当たり324円/月(20名での使用時)ノート数無制限、容量150GBまで |
【2位】TypeTalk|Backlogユーザーは必ず検討すべき
TypeTalkはBacklogと互換性が高いビジネスチャットツールです。
タスクごとのチャットとファイル共有ができます。また、Backlogを提供しているヌーラボ社が提供しているツールなので互換性が高いことも強みです。
特徴はビジネスチャットであることとファイル共有が容易であること、Backlogと連携して通知ができることです。
メリット
- ビジネスチャットとして使える|チャット、ファイル共有
- Backlogとの連携|通知、TypeTalk上でのBacklogの課題作成
デメリット
- Backlogユーザー以外だと互換性はそこまで高くない
プラン
TypeTalkは無料プランでもBacklogと連携しています。また最大10名まで使えるのでBacklogを使用している方はとりあえず無料プランを試してみるとよいでしょう。ファイル添付も1GBまで可能なのである程度のレベルまでは無料で可能でしょう。
有料プランは人数が増えるごとに一人当たりの価格が下がる仕組みになっています。
200GBまでファイルの共有が可能ですし、活動ログの閲覧も可能です。また基本的に1ユーザーあたりの価格が200円前後と非常に安いのも特徴です。
フリープラン 0円 | 最大10名まで1ファイル容量の上限1GBプロジェクト管理ツール連携(Backlog) |
スタンダード | ※ユーザーが増えるごとに人月単価は安くなる200 GB までのファイル添付活動ログの閲覧プロジェクト管理ツール連携(Backlog) |
5名 1,078円/月 | 216円/人月 |
10名 2,178円/月 | 218円/人月 |
15名 2,948円/月 | 199円/人月 |
20名 3,718円/月 | 186円/人月 |
【3位】Huddler|議事録共有で効率化
Huddlerは議事録に強みをもつ情報共有ツールです。現在ベータ版として提供されており無料で使用することができます(2021年5月現在)。
特徴は議事録に強みを置いているツールです。
メリット
- 議事録、wiki、ファイル、タスクの機能がある
デメリット
- ベータ版で無料で使える(2021年5月現在)
プラン
※現在ベータ版で無料で使用可能
プロジェクト管理ツールの比較⑦進捗を見える化したい人へのおすすめランキング
プロジェクト管理をする立場の人が一番気になるのは進捗状況ではないでしょうか?
なぜなら気づかない遅延や問題はそのまま放置しておくと、終盤で発覚し、そのタイミングでは手遅れになってしまうからです。
そこで見える化を狙う企業の方におすすめのツールをご紹介します。
選定基準はレポート、分析機能がついていることとしました。一人一人の作業負荷状況やプロジェクト全体の進捗レポート機能がついていると、現在の状況をプロジェクトマネージャーが把握しやすくなります。
その中でも一覧性(全体の把握のしやすさ)、自動化できるか、拡張性(様々なプロジェクトに対応できるか)でランキングを付けました。
選定基準
- レポート・分析機能がついていること
ランキング基準
- 一覧性|プロジェクト全体の把握のしやすさ
- 自動化|必要な業務フローを自動化してもれなく入力・出力できるか
- 拡張性|様々なプロジェクトに対応できるか
ランキングは以下になります。
- 1位:Monday|自動化で楽ちん!
- 2位:Asana|一覧性が高いプロセスマネジメント
- 3位:Mammoth Project|プロジェクトフローが明確でわかりやすい
- 4位:Wrike|タスクの追跡がしやすい
- 5位:MeisterTask|マインドマップとの連携で俯瞰できる
- 6位:ReTask|作業の計測ができる
【1位】Monday|自動化で楽ちん!
Mondayは業務フローをカスタマイズして自動化することでプロジェクトを効率よく進めることができるツールです。
そしてmonday.comは導入企業の7割が非IT企業。なれない人でも使いやすいツールです。
自動化することで不慣れな人でも出てきたフローに乗っ取るだけで良いので、個別の操作を状況別に使い分ける必要がなく、安心して使えるツールです。
Mondayの特徴はきれいなUIとカスタマイズが数分で簡単に行える点です。
そしてカスタマイズしたものを自動化して繰り返し作業を減らしたり、入力が必要なものは忘れずにリマインドしてくれます。
メリット
- きれいなUI/UX
- カスタマイズが簡単
- 業務フローの自動化が可能
- スマホでも使いやすい
デメリット
- 開発特化には不向き
プラン
プランの特徴は利用枠ごとのシート数で月額費用が発生することです。
また無料のトライアル期間が用意されているものの、フリープランがないことも特徴です。
有料プランではベーシックがタスク管理やテンプレートの利用まで、スタンダードがプロジェクトを一覧するための機能や自動化、プロが可視化機能や自動化の強化という感じです。
ベーシック | $8シート/月 |
スタンダード | $10シート/月 |
プロ | $16シート/月 |
【2位】Asana|一覧性が高いプロセスマネジメント
Asanaは一覧性が高いプロセスマネジメント機能が強みです。プロジェクトの概要と現在のメンバーのタスク、進捗の予定とのずれなどが1つの画面上で把握できます。
さらにツール上でカスタムルールを設定したり、承認フローの設定も簡単にできます。そのためのテンプレートも豊富に用意されています。
特徴はプログラム把握のために必要な情報が1画面上に配置されている点です。
元々Facebookで生産性向上プロジェクトを行っていた2人が起業してAsanaを作りました。
そういった背景もあって、必要な情報がまとまっているけれど、多すぎてごちゃごちゃしていたり、どう使ったらよいか迷う、なんてことはないです。機能と使いやすさが共存しているツールといえるでしょう。
メリット
- プロジェクトの進捗の把握がしやすい
- プロジェクトに必要な情報の入力を自動化できる
- 自動化のためのテンプレートが豊富
デメリット
- 多少値段は高い(ただしその分の価値はある)
プラン
有料プランは1200円/月からと一般的な価格設定。プレミアムプランでプロジェクト管理に必要な機能は網羅されているのでこちらがおすすめ。
Basic | 0円(15名まで) |
プレミアム | 1ユーザーあたり1200円/月 |
ビジネス | 1ユーザー当たり2400円/月 |
【3位】Mammoth Project|プロジェクトフローが明確でわかりやすい
マンモスプロジェクトは元々300以上のプロジェクトをPMとして経験してきた創業者が自分たちにとって使いやすいツールとは何かを突き詰めて開発したツールです。
プロジェクトフローの設計にこだわっているので、流れに沿って使っていくと進捗管理やプロジェクトの計画も進めやすいです。
特徴は、タスク管理、チャート、カレンダーに加えてプロジェクトマップで図示してプロジェクトを俯瞰できる点です。
メリット
- プロジェクトの流れが設計されている
- プロジェクトマップで可視化できる
デメリット
- PC以外のデバイスのUIが少し弱い(WEBブラウザのため)
プラン
プランは3種類用意されています。小規模~中規模チーム向けの通常オンライン版(1人当たり500円/月)とオンプレとプライベートクラウド版があります。
オンプレやプライベートクラウドは150ライセンス混みの費用となるのである程度の規模のチームであればこちらのほうが一人当たりの費用は抑えることができます。
通常オンライン版 500円/人月 | 人数無制限だが、150名以上になるとオンプレやプライベートクラウドの方がお得 |
オンプレ 36万円/年(150名) | 1名あたり200円/人月 |
AWS 60万円(150名、サーバ管理) | 1名あたり333円/人月 |
【4位】Wrike|タスクの追跡がしやすい
Wrikeは豊富なテンプレートとカンバン方式のタスク管理で進捗把握に優れたツールです。
チーム別の今週のタスクやステップごとのタスク進捗を確認しやすいです。
特徴はタスク管理の可視化を複数の方法で行っている点です。タスクの負荷、承認申請などで業務が滞らないようになっていますし、チャートでの管理に適しています。
メリット
- ユーザー別の作業負荷レポートができる
- 承認フローの効率化が図れる
- ガントチャートの管理がしやすい
- 400以上のツールとの連携が可能
デメリット
- 豊富な機能なので運用は工夫が必要
プラン
無料プランではストレージ容量2GBまでなので、少人数でのテキストなどのファイルなどの共有に対応しています。それ以上だとプロフェッショナルプランでストレージ容量は5GB~のユーザー数に応じた増加となり、チャートやゲストユーザーの正体が可能となります。
さらに高度なプランではビジネスプランがあり50GBの大容量ストレージでグラフなどのレポート機能まで使用することができます。
Free $0 | ストレージ容量2GB |
Professional $9.8/user/month | ストレージ容量5GB~(ユーザー数に応じて増加)ガントチャートなどのチャート系機能 |
Business 24.8/user/month | ストレージ容量50GB~(ユーザー数に応じて増加)ガントチャートなどのチャート系機能多彩なグラフなどによる分析レポート機能 |
【5位】MeisterTask|マインドマップとの連携で俯瞰できる
プロジェクトは未知との戦いなので、思考の整理が大変です。そういう時にマインドマップが有効であるということはご存じの方も多いのではないでしょうか。
MeisterTaskはマインドマップツールMindMeisterとの連携が可能なツールです。これにより複雑な思考が整理されてタスクに落とし込みができます。
特徴は人の思考を助ける形で機能が用意されている点です。
一般的なタスクやチャートのほかにその人個人のアジェンダボードが用意されており、自身の今やるべきことや今後発生するタスクが可視化されます。
メリット
- カンバン方式のタスク管理が可能
- 個人のアジェンダボードで可視化
デメリット
- 作業分析などはできない
プラン
無料プランとして1ファイル20MBまで使用ができます。
有料プランはプロでアジェンダボードまで使えます。そしてグループの共有や複数管理ユーザーの設定や組織としての階層化等をする場合はビジネスプランがおすすめです。
またMindMeisterとの一括購入で30%OFFとなります。
ベーシック 無料 | 1ファイル容量の上限 20MBまで |
プロ ¥915/月 | 1ファイル容量の上限 200MBまでアジェンダボード機能 |
ビジネス ¥2290/月 | 1ファイル容量の上限 200MBまでグループの共有と組織化 |
【6位】ReTask|作業の計測ができる
ReTaskは工程管理に強みを持つツールです。Excelでのプロジェクトデータのインポート・エクスポートができるので、エクセルを使っていてさらに効率化したい企業におすすめです。
特徴はPC上での管理機能が網羅されている点です。タスク管理やガントチャート作成ができることと、メンバーの作業負荷が確認できます。
メリット
- Excelのインポート・エクスポートができる
- メンバーの作業負荷が可視化できる
デメリット
- UI/UXが良くない
- PC以外では使いにくい
プラン
プランは基本プランとガントチャートオプションがあります。他のプラントの違いは基本プランの人数とガントチャートオプションの人数を分けられることです。計画するマネージャー人だけガントチャートオプションをつけて、メンバーは基本プランのような導入方法が可能です。
基本 300円 / 人月 | 1年契約 |
ガントチャート込み 500円/人月 | 1年契約 |
プロジェクト管理ツールの比較⑧スケジュール作成に苦労している人におすすめのツールランキング
プロジェクトは既存業務とは違い、新しいことへの挑戦となるので、計画は何度も作り直したり修正をしながらゴールまでを進めていくこととなります。
そして計画を作成するときにエクセルだと修正が大変だったり見やすく作るのに時間がかかってしまいます。
そんな時にガントチャート作成ツールがあると簡単に作れるし、見やすいのでおすすめです。
この章ではそんな人に向けたツールをご紹介します。
選定基準はガントチャートに特化しているツールであることとし、その中でのランキング基準は費用とUI/UXとしました。
選定基準
- ガントチャートに特化しているツールであること
ランキング基準
- 費用
- UI/UX
以下がランキングです。
- 1位:Brabio!|無料で今すぐ!
- 2位:みんなでガント|セキュリティに強み
【1位】Brabio!|無料で今すぐ!
Brabio!はガントチャート特化型ツールです。「ガントチャート作るならエクセルの10倍速い」とHPにも書いてあるように、簡単にガントチャートを作成することができる操作性の良いツールです。
さらに無料でチャートの作成ができます。そして有料プランにするとタスク管理やつぶやきなどのプロジェクト管理に必要な機能が使えます。
特徴は初心用のプロジェクトツールで、ガントチャートが簡単に使えます。また有料プランではタスク管理や進捗管理、つぶやきなどの必要な機能が備わっています。そして安く提供されていることも強みです。
メリット
- ガントチャートの作成が簡単
- 1分で登録して開始できる
- エクセル出力もできる
- 価格が安い
デメリット
- タスクや情報共有は弱い
プラン
無料プランは5ユーザーまで使えます。そして1分で登録できます。50MBまでストレージ容量が使えます。
有料プランは人数ごとにプランが用意されており、最大数まで使うと1人当たり330円/月となります。基本のストレージ容量は1GBとなっています。それ以外にオプションで5GB:1,100円/月、10GB:1,650円/月となっています。必要な分ごとに追加することができます。
他のツールよりも安く必要な機能は網羅されているので、コストを抑えて始めたい人にはお勧めです。
無料プラン ¥0/月 | 最大5ユーザーまでストレージ容量50MBまで |
有料プラン | ストレージ容量1GBまでストレージオプション(+5GB :1,100円/月)(+10GB:1,650円/月) |
プラン10 ¥3,300/月 | 最大10ユーザーまで1人当たり330円/月 |
プラン20 ¥6,600/月 | 最大20ユーザーまで1人当たり330円/月 |
プラン30 ¥9,900/月 | 最大30ユーザーまで1人当たり330円/月 |
プラン40 ¥13,200/月 | 最大40ユーザーまで1人当たり330円/月 |
プラン50 ¥16,500/月 | 最大50ユーザーまで |
プラン100 ¥33,000/月 | 最大100ユーザーまで1人当たり330円/月 |
プラン200 ¥66,000/月 | 最大200ユーザーまで1人当たり330円/月 |
プラン300 ¥99,000/月 | 最大300ユーザーまで1人当たり330円/月 |
【2位】みんなでガント|セキュリティに強み
みんなでガントはガントチャートの作成が簡単に行えるシンプルなツールです。
特徴はチャート作成が簡単にできる点です。また費用も安いです。
メリット
- ガントチャートの作成が簡単
- 費用が安い
デメリット
- プロジェクト管理の機能はない|タスク管理、進捗管理、レポート
プラン
プランは無料、エントリー、ビジネスの3つが用意されています。エントリーまではガントチャート数が6となっており、小規模以外のチームではビジネスプランとしたほうがよいでしょう。
トライアル 1,800円/3カ月 | 最大10名まで1人当たり60円/月(1カ月600円)ガントチャート数:1 |
エントリー 8,600円/年 | 最大20名まで1人当たり35円/月(1カ月717円)ガントチャート数:6 |
ビジネスS 17,600円/年 | 最大20名まで1人当たり73円/月(1カ月1,467円)ガントチャート数:15 |
ビジネスM 36,000円/年 | 最大40名まで1人当たり75円/月(1カ月3,000円)ガントチャート数:30 |
ビジネスL 72,000円/年 | 最大80名まで1人当たり75円/月(1カ月6,000円)ガントチャート数:40 |
プロジェクト管理ツールの比較⑨業務の分析や効率化を図りたい人のおすすめランキング
業務効率化はビジネスで必ずと言っていいほど、常に言われ続けている課題です。
ボトルネックを発見し、それを修正するような改善活動と相性が良いツールもあります。本章ではそういった業務改善に適したツールをご紹介いたします。
選定の基準としては工数の分析ができることとしました。ここでの分析ができるとは様々な切り口で業務を見えるかできるとしました。
そしてランキング基準はいったん費用としました。理由は、業務改善系のツールは他の強みを持つツールに比べると比較的割高です。なので、まずはコストを抑えた業務改善ツールを使ってみて、必要ならグレードアップしたらよいのではないかという意図でした。
選定基準
- 工数分析ができること
ランキング基準
- 費用
- 1位:Microsoft Project|BIに強み
- 2位:TimeTracker NX|タスクを追って分析できる
- 3位:Clarizen|QCDを可視化
- 4位:SI Object Browser PM|PMBookに準拠
【1位】Microsoft Project|BIに強み
Microsoft ProjectはMicrosoft社が提供するプロジェクト管理ツールです。強みはPower BIを活用した柔軟な分析と可視化です。
独自のレポートとダッシュボードをシンプルに作成可能であり、インターフェースもよいです。
特徴はシンプルさです。Microsoft Officeに象徴されるようにビジネスツールでリーディングカンパニーであったため、シンプルで飾り気がないけど使いやすいツールがMicrosoft Projectです。
タスク管理、計画、可視化、分析とどれをとっても十分な機能を備えています。また、他のツールとの連携も強みです。
しかしやはり冒頭で説明したようにPowerBIはレポートを簡単に自社独自で作成できるので強みです。
メリット
- PowerBIによる独自レポート作成を簡単にできる点
- プロジェクトの可視化|組織のすべてのプログラムとプロジェクトを 1 つのビューにまとめて、ビジュアルな対話型のロードマップを作成できる点
- 業務改善系のツールの中では比較的低価格な点
デメリット
- とっつきにくさがあるUI/UX
プラン
プランは大きく3つ用意されています。Plan1は基本的なプロジェクト管理機能まで、Plan2は詳細な分析まで、Plan3はリソースの割り当ての自動化まで備わっています。
グループウェアとしてMicrosoftのTeamsを利用している企業は一度検討してみるべきツールです。
Project Plan 1 ¥1,090 ユーザー/月相当 | 複数種類の閲覧画面(ビューMicrosoft Teamsとの連携 |
Project Plan 3 ¥3,260 ユーザー/月相当 | 進行状況の追跡ロードマップの作成・追跡タイムシートの提出 |
Project Plan 5 ¥5,980 ユーザー/月相当 | エンタープライズ(大企業)向けポートフォリオの選択と最適化エンタープライズ リソース計画と管理 |
【2位】TimeTracker NX|タスクを追って分析できる
TimeTracker NXはデンソーグループのデンソークリエイト社が提供する業務改善系のツールです。現場作業の工数管理や業務改善に強みを持つツールです。
特徴は工数分析や独自レポートの作成機能に加えて、他システムからデータを取り込んで解析できる点です。
メリット
- エクセルデータとの連携
- 独自レポートの作成
- 他システムからのデータの取り込みと解析
- 現場作業に適した多数の機能
デメリット
- 製品企画、現場改善に特化している
プラン
プランは2つあり、Standard EditionとProfessional Editionがあります。
Standard Editionは工数入力・工数管理を中心として基本的なプロジェクト管理が行えます。実績を計測したい方にお勧めです。
Professional EditionはStandard Editionに加えて、タスクの柔軟なスケジュール設定やカスタマイズや詳細な分析、Excel帳票との連携等が可能です。
また永続ライセンスが用意されており、3年以上使用する場合は永続ライセンスのほうがお得です。
Standard Edition | |
5ライセンスパック 85,800円 | 1人当たり1,430円/月永続ライセンス|198,000円 |
10ライセンスパック 145,200円 | 1人当たり1,210円/月永続ライセンス|330,000円 |
50ライセンスパック 561,000円 | 1人当たり935円/月永続ライセンス|1,320,000円 |
100ライセンスパック 924,000円 | 1人当たり770円/月永続ライセンス|2,200,000円 |
Professional Edition. | |
5ライセンスパック 171,600円 | 1人当たり2,860円/月永続ライセンス|396,000円 |
10ライセンスパック 290,400円 | 1人当たり2,420円/月永続ライセンス|660,000円 |
50ライセンスパック 1,122,000円 | 1人当たり1,870円/月永続ライセンス|2,640,000円 |
100ライセンスパック 1,848,000円 | 1人当たり1,540円/月永続ライセンス|4,400,000円 |
【3位】Clarizen|QCDを可視化
Clarizenは大規模な組織体向けのプロジェクト管理と作業管理を行うツールです。
EVM(アーンドバリューマネジメント)で経営視点のプロジェクト状況をリアルタイムで把握することができます。
特徴は大規模な管理を進めやすいツールとなっていることです。大量の作業やユーザー情報を処理するのに適したインターフェースとなっています。
メリット
- 大規模の組織向けのインターフェース
- グローバルでの実績
- 大規模組織でもコスト把握がリアルタイムで可能
- 業界や業種によらないソリューション
デメリット
- 小規模組織だと機能過多
- 費用が高い
プラン
プランは二つありエンタープライズプランとアンリミテッドプランがあります。エンタープライズプランは一般の企業向け、エンタープライズプランは大企業向けと定義されています。
ただほかの紹介ツールよりは高価なので大規模組織で使う場合はアンリミテッドプランで費用対効果が合いそうな企業に向けたツールです。
エンタープライズ | ¥6,600/ユーザー/月ストレージ容量 500MB |
アンリミテッド | ¥8,800/ユーザー/月ストレージ容量 無制限 |
【4位】SI Object Browser PM|PMBOKに準拠
SI Object Browser PMは国内で唯一PMBOKに準拠したプロジェクト管理ツールです。
品質、コスト、スケジュール等の管理はもちろん収益認識基準に対応しています。工程別の契約等も含めた企業会計基準委員会(ASBJ)が、国際的な会計基準IFRS15号を取り入れて制定した会計基準に対応したツールとなります。
特徴はとにかくPMBOKです。工数や作業量とコスト計算が会計基準に基づいて行えるのが強みです。
コスト管理、調達管理、リスク管理などプロジェクト管理だけにとどまらない管理が可能です。
従って、案件ベースのプロジェクトの管理などを行うような組織に適したツールです。
メリット
- PMBOKに準拠したプロジェクト管理ができる
- コスト管理、調達管理委、リスク管理が可能
- 大規模組織に適している
デメリット
- 容易な操作性(UI/UX)はない
- 比較的高価
プラン
プランは3つあり、Basic Edition、Limited Edition、Enterprise Editionです。Basic Editionは進捗管理や工数管理、要員管理を行えます。Limited Editionは品質管理まで。原価管理や調達管理などまで行おうとするとEnterprise Editionまで行うこととなります。
Basic Edition | Limited Edition | Enterprise Edition |
10ライセンス ¥4,0000 | 10ライセンス ¥60,000 | ー |
20ライセンス ¥70,000 | 20ライセンス ¥105,000 | 20ライセンス ¥140,000 |
30ライセンス ¥80,000 | 30ライセンス ¥120,000 | 30ライセンス ¥160,000 |
40ライセンス ¥90,000 | 40ライセンス ¥135,000 | 40ライセンス ¥180,000 |
50ライセンス ¥100,000 | 50ライセンス ¥150,000 | 50ライセンス ¥200,000 |
プロジェクト管理ツールの比較⑩スマホで使いたい人におすすめのツールランキング
スマホで使えることはプロジェクト管理において2つのメリットがあります。1つ目はPCが苦手な人でも使いこなせること。もう1つはいつでもどこでもリアルタイムで入力・閲覧ができるという点です。
従って、PC操作が苦手なメンバーがいる組織やリアルタイムでの進捗把握に課題を感じている組織はスマホでの操作性が良いツールはおすすめです。
そこで選定基準はスマホでのタスク管理ができるツールであることとし、ランキング基準はその中でのUI/UXとさせていただきました。
選定基準
- スマホでのタスク管理ができるツールであること
ランキング基準
- 操作性(UI/UX)
以下がランキングです。
- 1位:Nozbe|PC苦手でもスマホなら使える!
- 2位:Monday|カラフルで見やすい
- 3位:Pace|出先でもスマホで簡単
【1位】Nozbe|PC苦手でもスマホなら使える!
1位はスマホのみで操作が完結できて、タスク管理に強いNozbeとさせていただきました。
私が経験した中でいわゆるレガシー業界の人でITに拒否反応が出るような人たちは、PCの操作に苦手意識がありました。もしかしたら今見られているご本人からは想像もできないかもしれませんが、PCの時点でアウトという人もいます。
しかし、そういう方の中でもスマホの操作ならできる人が多いです(文字の入力もスマホならやってくれる人も多かったです)。
そしてプロジェクト管理のファーストステップであるタスク管理に重点を置いたNozbeならばそういった人も含めてプロジェクトを効果的に進めることが可能だという理由で1位とさせていただきました。
やはりNozbeはスマホで完結できるタスク管理が強みです。さらにタスクごとのチャットや写真などのファイル共有もできる点が強みです。
メリット
- スマホでタスク管理
- 進捗やコメントが簡単に可能
- ファイル共有もタスクごとに可能
デメリット
- 細かいプロジェクト管理が出来ない
- 全体の一覧性はそこまで良くない
プラン
人数に応じた課金体系となっており、試算結果は製品HPで確認できるようになっています。また有料プランはストレージは無制限。無料プラン、有料プランを問わずタスクやチャットに制限はありません。ユーザーを増やすのも簡単なので、まずはNozbeから初めて見るという企業も多いです。
無料 | 最大5名までプロジェクトも5つまで作成可能。タスクやチャットは無制限 |
プレミアム | 以下参考例として、契約人数ごとの年間契約の場合の費用を記載する(月間契約の方が費用は少し上がる)。 |
5名 2,880円/月 | 1人当たり 576円/人月(年間契約) |
10名 4,880円/月 | 1人当たり 488円/人月(年間契約) |
50名 19,880円/月 | 1人当たり 398円/人月(年間契約) |
100名 36,880円/月 | 1人当たり 369円/人月(年間契約) |
【2位】Monday|カラフルで見やすい
2019年にウェビー賞を受賞した生産性向上に強みを持つツールModayを2位とさせていただきました。スマホで見やすいのでリアルタイム性が高いことが特徴です。
スマホ上のアプリでもUI/UXがよいので状況把握や入力ができいます。
さらにスマホで入力した情報がPCで一覧で確認できます。
特徴はUIが見やすいこととフローの自動化が簡単にできることです。また他のツールとのシームレスな統合ができる点も強みです。
メリット
- スマホでも見やすい画面
- フローの自動化が簡単
- PCでのレポートやプロジェクト進捗の一覧性が高い
デメリット
- 開発特化には不向き
プラン
プランの特徴は利用枠ごとのシート数で月額費用が発生することです。
また無料のトライアル期間が用意されているものの、フリープランがないことも特徴です。
有料プランではベーシックがタスク管理やテンプレートの利用まで、スタンダードがプロジェクトを一覧するための機能や自動化、プロが可視化機能や自動化の強化という感じです。
ベーシック | $8シート/月 |
スタンダード | $10シート/月 |
プロ | $16シート/月 |
【3位】Pace|出先でもスマホで簡単
Paceはスマホで日報を簡単に入力できるツールです。顧客や案件、作業時間などを簡単に記録・分析が出来ます。
特徴はスマホでの入力が簡単な点と作業の分析を行いやすい点です。
スマホで日報として顧客や案件、作業内容・時間を簡単に入力でき、作業の分析や集計、さらには利益予測まで行えるのが強みです。
メリット
- スマホで簡単な入力ができる
- 作業の時間や内容の入力・分析ができる
- 利益予測ができる
デメリット
- 組織やチームとしてのスケジュール管理には不向き
プラン
プランはシンプルに設計されており、月額なら1人550円/月、年契約なら1か月分が無料となり、504円/月となります。
月払い | 550円/月 |
年払い | 504円/月(1カ月分無料) |
プロジェクト管理ツールの比較⑪様々な業界・職種で使えるツールおすすめランキング
様々な業界・職種で使えるツールは決して多くはありません。特化することで差別化したり、開発段階で特徴が出てくるからです。
そんな中でも万能で使えるツールをご紹介します。選定の基準としては一般的なプロジェクト管理の機能が備わっていることとしました。具体的にはタスク管理、スケジュール管理、情報共有、レポーティングができることです。
ランキング基準は汎用的な使いやすさです。
選定基準
- タスク管理、スケジュール管理、情報共有、レポーティングができること
ランキング基準
- 汎用的な使いやすさ
ランキングは以下になります。
- 1位:Asana|PCでとにかく見やすい
- 2位:Backlog|機能とシンプルさがGoodバランス
- 3位:Wrike|テンプレートが充実
- 4位:Teamwork|豊富な機能
- 5位:Trello|カードで視覚的に把握できる
【1位】Asana|とにかく見やすい
Asanaは総合ランキングでもご紹介したように見やすく分かりやすいツールとなっています。
元Facebookの生産性向上プロジェクトを行っていた創業者が開発したツールなので汎用的で、UI/UXも素晴らしいツールとなっています。
Asanaの特徴はプロジェクトに必要な機能がそろっている点とプロジェクトを効率的に進めるための自動化やフロー構築が簡単に行える点です。これらを実現するのが抜群のUI/UXです。
メリット
- タスクの可視化がしやすい|リスト、ボード、フローでの可視化が可能
- ルーチン作業を自動化して効率向上|カスタムルール、承認リクエスト等の設定が簡単
- 100以上のサービスと連携|Asana for Gmailなどインストールするだけで使えるサービスも多数あり
- フリープラン最大ユーザー数が多い(最大15名)
デメリット
- 有料版は若干高め(ただし機能を考えたら払う価値は十分にある)
プラン
有料プランは1200円/月から。プレミアムプランで十分にプロジェクト管理に必要な機能は網羅されているのでこちらがおすすめ。
Basic | 0円(15名まで) |
プレミアム | 1ユーザーあたり1200円/月 |
ビジネス | 1ユーザー当たり2400円/月 |
【2位】Backlog|機能とシンプルさがGoodバランス
Backlogは必要な機能があり、toB向けのシンプルな画面のプロジェクト管理ツールです。
Backlogの特徴はプロジェクトに必要な機能が網羅されているが、必要以上の機能がないのでごちゃごちゃした印象がない点です。またコスト面でも強いです。
メリット
- タスク、スケジュール、ガントチャート、ファイル共有、社内Wikiまで網羅されている
- 費用が安い|スタータープラン(最大30名まで)を30名で使うと1人当たり88円/月となる
- シンプルなタスク管理が可能|親子課題とチャット、ファイル添付で簡単に管理が可能
デメリット
- 全ての機能を把握するのに少し時間がかかる
プラン
最もおすすめはスタンダードプラン。一般的なツールが1000円前後/月だということを考えるとかなりお得。またコストを抑えたい方はスタータープランをうまく使うことをおすすめします。
ハイプランに関してはプレミアムはスケジュール作成・可視化したい場合に有効です。スタンダードプラン以降はバーンダウンチャート(残作業量が可視化されるグラフ)があるのが特徴的です。
プレミアムやプラチナを利用するかどうかは容量で決めるとよいでしょう。
フリープラン 0円 | 最大10名まで利用可能 |
スターター 2640円/月 | 最大30名まで利用可能 ー1人当たり88円/月(30名利用換算)ー容量は1GBなので少なめ |
スタンダード 12900円/月 | ユーザー無制限で利用可能ー容量が30GBなので長年使っても安心ーガントチャート、バーンダウンチャートなどスケジュール作成・可視化機能が追加 |
プレミアム 21780円/月 | ユーザー無制限で利用可能ー容量が100GBなので大規模チーム向け |
プラチナ 55000円/月 | ユーザー無制限で利用可能ー容量が300GBで追加も可能 |
【3位】Wrike|テンプレートが充実
Wrikeはテンプレートが充実しており、連携サービスも400以上あるツールです。
GoogleやAmazonも導入しており、セキュリティ面も信頼できるツールです。
特徴はシンプルでタスク管理に必要な機能が網羅されている点(チャート、チャット、カンバン他)と強固なセキュリティが両立している点です。
さらにテンプレートが豊富で業種や職種によらない管理ができるのも強みです。
メリット
- 様々な業種に対応したテンプレート
- ボードによる直感的なタスク管理
- ボトルネックの発見が可能な分析レポート
デメリット
- 機能が豊富なための学習コスト
プラン
無料プランではストレージ容量2GBまでなので、少人数でのテキストなどのファイルなどの共有に対応しています。それ以上だとプロフェッショナルプランでストレージ容量は5GB~のユーザー数に応じた増加となり、チャートやゲストユーザーの正体が可能となります。
さらに高度なプランではビジネスプランがあり50GBの大容量ストレージでグラフなどのレポート機能まで使用することができます。
Free $0 | ストレージ容量2GB |
Professional $9.8/user/month | ストレージ容量5GB~(ユーザー数に応じて増加)ガントチャートなどのチャート系機能 |
Business 24.8/user/month | ストレージ容量50GB~(ユーザー数に応じて増加)ガントチャートなどのチャート系機能多彩なグラフなどによる分析レポート機能 |
【4位】Teamwork|豊富な機能
Teamworkは機能が豊富で複数の職種があり、法人全体で導入したい企業にお勧めのツールです。複数の職種で業務効率化をしたい場合や見える化をしたいにおすすめのツールです。
その網羅性と職種によらない使いやすさからNetflix、PayPay、Desneyなどの会社が導入しています。
特徴はカンバン方式でのタスク管理や見やすいチャートなど、プロジェクト管理に必要な機能が分かりやすいUI/UXです。
さらにGoogle DriveやSlackなどの外部ツールとの連携もさることながら、Teamworkが提供しているチャットやCRMなどとの互換性も高いです。
メリット
- 直感的なタスク管理|カンバン方式
- 詳細な分析|チャート、作業分析等
- シームレスなインテグレーション
デメリット
- 習得のために時間がかかる
- 機能が豊富なため運用や連携の設計に工夫が必要
プラン
無料プランでは最大5名、ストレージ容量が100MBまで使用することができます。無料の範囲でGoogle Driveとの連携ができます。
有料プランはDeliverとGrowがあり、無料と有料の違いはテンプレートが使えることとストレージ容量、さらに分析と他ツールとの連携ができます。
Deliverではストレージ容量100GBまで、Growでは250GBまでです。バーンダウンチャートなどの詳細な分析はGrowでしかできません。
FREE $0 | 最大5名までストレージ容量100MBGoogle Driveとの連携 |
Deliver $10/user/month | ユーザー数無制限ストレージ容量100GBテンプレート数20DropboxやSlackとの連携が可能 |
Grow $18/user/month | ユーザー数無制限ストレージ容量250GBテンプレート数50DropboxやSlackに加えてMicrosoft Project、Hubspotとの連携が可能 |
【5位】Trello|カードで視覚的に把握できる
Trelloはカードで視覚的にタスクを把握できるツールです。作業進捗の追跡もしやすいのも強みです。
またAttlasian社が提供していることからJIRA Softwareとの連携も出来ます。
特徴は付箋のようにタスク管理ができるカンバン方式と呼ばれる方法です。簡単で直感的に使えるのでタスク管理向けのおすすめの機能です。
またAttlasian社が買収したことからJIRA Softwareとの連携が簡単にできたり、BitbucketやConfluenceなどとのシームレスな連携が可能です。
メリット
- 直感的な操作|ドラッグ&ドロップ
- 付箋的な簡単なタスク管理|カンバン方式
- 他のツールとのシームレスな連携|JIRA Software、Bitbucket、Confluence他
デメリット
- 個別カスタマイズの習得には多少時間かかる
プラン
プランは無料プランとビジネスクラス、エンタープライズがあります。
無料とビジネスクラスの大きな違いは1ファイル当たりのデータ容量です。
無料プランは10MBまで、ビジネスクラスは250MBまでなので画像系のファイルの共有まで行いたい場合は有料プランに移行することをおすすめします。
Free $0 | メンバー無制限ボード数10までストレージ容量無制限(1ファイルの制限:10MB) |
Business Class $10/user/month | メンバー無制限ボード数10までストレージ容量無制限(1ファイルの制限:250MB) |
プロジェクト管理ツールの比較⑫グループウェアとして使えるツールおすすめランキング
ここからはプロジェクト管理に加えて他のことも可能なツールをご紹介します。
まず、グループウェアとしても使えるツールランキングをご紹介します。どうせプロジェクト管理をするならグループウェアとして社内の情報管理もしてしまいたいと考えた方に見ていただきたいランキングです。
選定基準としてはグループウェアとして情報共有ができることとしました。具体的には、カレンダー、チャット、ファイル共有ができることです。
さらにランキング基準はコストと拡張性としました。
選定基準
- グループウェアとしての機能があること
ランキング基準
- コスト
- 拡張性
ランキングは以下になります。
- 1位:Aipo|低コストで拡張性高い
- 2位:GWP|グループウェアとして高いパフォーマンス
- 3位:KinTone|日本発のグループウェア
- 4位:Time Krei|グループウェアとしても使えるプロジェクト管理ツール
【1位】Aipo|低コストで拡張性高い
1位は費用面で強いAipoとさせていただきました。チャット、ドライブ、TODO、カレンダーや勤怠管理など多数の機能から、必要な機能を必要な分だけ、利用することができるので、コストパフォーマンスが高いツールです。
またいつでも機能追加できるのも魅力です。
Aipoの特徴はそれぞれの機能が独立しているため、操作に迷いが生じることがないです。また機能別課金となっているので、自分たちの組織に必要な機能を試し永絞り込んでいくことができます。
メリット
- 操作に迷わない
- 機能別課金なので自社に適している機能をコストを抑えて試すことができる
- 給与計算などのツールとの連携が可能
デメリット
- 独立しているため連携する上では業務フローの検討が必要になる可能性がある
プラン
カレンダー | 1人当たり200円/月1ユーザー当たり1GB |
掲示板 | 1人当たり100円/月1ユーザー当たり1GB |
チャット | 1人当たり100円/月1ユーザー当たり1GB |
タイムカード | 1人当たり100円/月 |
ワークフロー | 1人当たり100円/月1ユーザー当たり1GB |
ポータル | 1人当たり100円/月 |
ToDo | 1人当たり100円/月 |
フォルダ | 1人当たり100円/月1ユーザー当たり1GB |
プロジェクト | 1人当たり100円/月1ユーザー当たり1GB |
報告書 | 1人当たり100円/月1ユーザー当たり1GB |
タイムライン | 1人当たり100円/月1ユーザー当たり1GB |
Wiki | 1人当たり100円/月1ユーザー当たり1GB |
【2位】Google Workspace|グループウェアとして高いパフォーマンス
Googleが提供するグループウェアがGoogle Workspaceです。GmailやGoogleカレンダーなどを個人で利用している人は多いと思いますが、それらを統合しているのがGoogle Workspaceです。
特徴はGoogleDriveやカレンダー、MEETやCHATなどを組織単位で扱えることです。カレンダーの招待や、チャットでの情報共有、さらにはドキュメントやスプレッドシートにスライドまで使えるのが強みです。ただしプロジェクト管理に特化しているわけではないので、進捗の追跡などはしにくいです。
メリット
- 管理用の機能が備わっている|TODO、カレンダー
- コミュニケーションも柔軟にとれる|チャット(CHAT)、ビデオ会議(MEET)
- オフィス系のアプリも使える|ドキュメント、スプレッドシート、スライド
デメリット
- 進捗の追跡などは出来ない
プラン
プランは3つあり、Business Starter、Business Standard、Business Plusです。
大きな違いはビデオ会議の最大参加人数とGoogleDriveの容量です。ただし、30GB/人でもかなりの容量になるので、まずはStarterから始めてみるのもよいでしょう。
Business Starter 680円/人月 | 100人まで参加可能なビデオ会議30GB/人のクラウド ストレージ |
Business Standard 1360円/人月 | 150人まで参加可能なビデオ会議2TB/人のクラウド ストレージ |
Business Plus 2040円/人月 | 250人まで参加可能なビデオ会議5TB/人のクラウド ストレージ |
【3位】KinTone|日本発のグループウェア
Kintoneは自社独自のアプリを簡単に開発して、それらのアプリのデータを統合して分析できる社内向けグループウェアです。
特徴は豊富なサンプルアプリをノーコードで加工して自社専用アプリとして使える点です。案件管理や問い合わせ対応、進捗管理など様々な機能別にアプリ化して自社で使用できます。
メリット
- カスタマイズされたアプリを使える
- グループウェアやプロジェクト管理に制限されない豊富な機能の実装が可能
デメリット
- 自社で要件を固めて作る必要がある
- 統合や運用には知見が必要(情シスの人次第)
プラン
プランはライトコースとスタンダードコースの2種類があります。
違いは大きく3つあります。
1つ目は、外部サービスとの連携やプラグインなど、APIを利用してkintoneと外部サービスとデータ連携ができるかどうかです。
2つ目は組織内で導入できるアプリ数。
3つ目はスペース数です。このスペース数とはチャットのグループのようなチームの単位を表します。
ライトコース 780円/人月 | 外部との連携やプラグインは不可×アプリ数:最大200スペース数:最大100 |
スタンダードコース 1500円/人月 | 外部との連携やプラグインは可能◎アプリ数:最大1000スペース数:最大500 |
【4位】Time Krei|グループウェアとしても使えるプロジェクト管理ツール
Time Kreiはプロジェクト管理や予実管理、分析にグループウェアとしての機能も備えているツールです。
特徴は機能が多いことです。少し上げてみるとWBSを使った計画作成やコスト管理、進捗管理、掲示板、議事録などの情報共有、承認申請などがあります。
その分費用は高めです。またチャットやドライブなどはありません。
メリット
- 管理機能が充実している|プロジェクト管理、コスト管理、進捗管理
- 分析も可能|EVM、作業分析など
- 情報共有が可能|掲示板、議事録
デメリット
- 機能が豊富なため操作が複雑
- 費用が高い
プラン
プランはクラウドだと1種類です。最小契約ユーザー数は10名、契約期間は3カ月からとなっています。
クラウド 2,980円/人・月 | 最小ユーザー数 10名プロジェクト数 無制限最小契約期間 3カ月 |
プロジェクト管理ツールの比⑬人事管理や請求管理もできるおすすのツールランキング
次にプロジェクト管理に加えて人事管理もできるツールをご紹介していきます。
一般的に人事管理とプロジェクト管理を連携させる目的は人件費の可視化や請求です。
したがって選定基準はプロジェクト管理と工数管理、労務管理ができること。ランキング基準は費用としました。
選定基準
- プロジェクト管理、工数管理、労務管理ができること
ランキング基準
- 費用
ランキングは以下になります。
- 1位:Zoho People|360°人事管理ソリューション
- 2位:クラウドログ|損益計算もできる
- 3位:PACE|スマホで出来る工数管理
【1位】Zoho People|360°人事管理ソリューション
Zoho Peopleは工数管理や作業分析に加えて、勤怠などの360°人事ソリューションとして使えるツールです。
特にアメリカ本社であることもあり、グローバルに使える人事ソリューションです。
特徴は人事管理機能の豊富さです。
工数管理や作業分析だけにとどまらず、人事評価やドキュメント管理、社内教育も包括しているツールです。
メリット
- 労務管理、人事評価・人事レポート、教育が行える
- 進捗管理と人事管理の両方が可能
- 安い
デメリット
- 詳細な進捗管理やプロジェクト管理はできない
プラン
プランは5つあります。ESSENTIAL HR、プロフェッショナル、プレミアム、エンタープライズ、PEOPLE PLUS。
ESSENTIAL HRでは従業員情報の登録やワークフローの管理など人事管理の最低限の機能となっています。
プロフェッショナルになると勤怠管理、プレミアムではパフォーマンスの可視化が可能となります。
エンタープライズでは社員教育用の学習管理システムが使えるようになります。そしてPEOPLE PLUSではZohoが提供する他のサービス、採用、経費精算、コミュニケーションツールなどが使えるようになります。
プロジェクト管理と併用したい場合はPEOPLE PLUSを使うとよいでしょう。
ESSENTIAL HR ¥100/user・month | 従業員DBの管理ワークフローの管理等 |
プロフェッショナル ¥200/user・month | ESSENTIAL HRに加えて出退勤管理シフト管理等 |
プレミアム ¥300/user・month | プロフェッショナルに加えてパフォーマンス分析360°フィードバック等 |
エンタープライズ ¥500/user・month | プレミアムに加えてポータルでの学習管理システム等 |
PEOPLE PLUS ¥960/user・month | エンタープライズに加えて経費管理コミュニケーション等 |
【2位】クラウドログ|損益計算もできる
クラウドログはクラウドソーシングサービスを展開するクラウドワークスが提供するプロジェクト管理ツールです。
クラウドソーシングの会社が提供しているだけあって管理側が簡単に工数管理から損益計算まで行えるツールとなっています。
特徴は案件の工数とコストの管理を簡単にできることです。クラウドソーシングで膨大な数の案件をさばくプラットフォームとしての経験があるからこそできるツールです。
具体的には以下になります。
- 工数入力
- 勤怠入力
- 工数レポート
- ガントチャート
- カレンダーとの連携
- 日報
- プロジェクト損益
- 経費精算
- 多言語対応(日本語、中国、英語)
メリット
- プロジェクトの進捗管理ができる
- それぞれの人の工数管理ができる
- プロジェクトの収支が管理できる
デメリット
- UI/UXはそこまで高くはない
プラン
クラウドログはユーザー単位の月額課金ではなく、小規模組織向けのベーシックプランと大規模組織向けのプレミアムプランが用意されています。
ただ詳細はお見積りとなっていますので気になる方はお問合せしてみてください。
ベーシック 30000円/月~ | 単一部署向き |
プレミアム 75000円/月~ | 100名以上の組織に最適 |
【3位】PACE|スマホで出来る工数管理
PACEはスマホで工数管理が簡単にできて、その集計結果を案件の収支等という形でPCで簡単に確認できるツールです。
特徴はスマホで簡単に使える点です。
日報の入力や案件の記録などが簡単に行えます。さらに分析や集計レポートも出来ます。
メリット
- スマホで日報、工数を記録できる
- 工数分析ができる
- 収益管理もできる
デメリット
- 詳細な人事管理はできない
- 勤怠管理もできない
プラン
プランは一つのみで、年払いの場合は504円/月となります。これ以外には30日間の無料トライアルがあります。
有料プラン | 1ユーザー当たり6050円/年月額504円/月 |
プロジェクト管理ツールの比較⑭とにかく安く始めたい人におすすめのツールランキング
最後にとにかく費用を抑えて始めたい人におススメのツールをご紹介します。
選定の基準としては、安いことかオープンソースを元にしていることとしました。
オープンソースツールだと無料で始められますので、もしその後拡張したい場合に検討していただくことも考慮し、こちらにまとめさせていただきました。
さらにランキング基準としては、安いことと始めやすいこととしました。安く始めてみたい方は手間もかけたくないと予想し、この基準としました。
選定基準
- 安いこと
- もしくはオープンソースを元にしていること
ランキング基準
- 安さ
- 始めるまでの手間
ランキングは以下になります。
- 1位:Aipo|安くて拡張性が高い
- 2位:REDMINE|オープンソース
- 3位:Lychee Redmine|プラグインで必要な分だけ
- 4位:My Redmine|手法や体制ごとのプランがある
- 5位:Planio|一括で簡単
【1位】Aipo|安くて拡張性が高い
1位は100円/人月~始められるAipoとさせていただきました。
機能別で手軽に始められますし、機能ごとのツールになっているので操作の学習コストも比較的低いです。
特徴はそれぞれの機能が独立しているため、安価で手軽に始められることと、必要に応じて柔軟な拡張が出来ることです。
例えば、まずはチャットから使い、その後カレンダーやファイル共有などを必要な人数分だけ追加することなどが可能です。
メリット
- 操作に迷わない
- 機能別課金なので自社に適している機能をコストを抑えて試すことができる
- 給与計算などのツールとの連携が可能
デメリット
- 独立しているため連携する上では業務フローの検討が必要になる可能性がある
プラン
プランは全て個別となっています。1機能あたり100円/人月か200円/人月程度と比較的安価です。
カレンダー | 1人当たり200円/月1ユーザー当たり1GB |
掲示板 | 1人当たり100円/月1ユーザー当たり1GB |
チャット | 1人当たり100円/月1ユーザー当たり1GB |
タイムカード | 1人当たり100円/月 |
ワークフロー | 1人当たり100円/月1ユーザー当たり1GB |
ポータル | 1人当たり100円/月 |
ToDo | 1人当たり100円/月 |
フォルダ | 1人当たり100円/月1ユーザー当たり1GB |
プロジェクト | 1人当たり100円/月1ユーザー当たり1GB |
報告書 | 1人当たり100円/月1ユーザー当たり1GB |
タイムライン | 1人当たり100円/月1ユーザー当たり1GB |
Wiki | 1人当たり100円/月1ユーザー当たり1GB |
【2位】REDMINE|オープンソースのプロジェクト管理ツール
REDMINEはオープンソースのプロジェクト管理ツールです。
全て無料で使うことが出来ます。しかし、設定やカスタマイズにはエンジニアリングの知識が必要となります。管理者次第ではコストパフォーマンスが高いツールでしょう。
REDMINEはチケットでのタスク管理やロードマップ作成などが可能です。また、Wikiでの情報共有も可能です。
メリット
- 無料であること
- オープンソースのためカスタマイズの柔軟性はある
デメリット
- 操作や設定などが難しい
プラン
全て無料。
【3位】My Redmine|手法や体制ごとのプランがある
MyRedmineはRedmineのプラグインという形で使える格安サービスです。かんばんタスクやIP制限などで最低限の機能や安全性をサポートします。
特徴はRedmineに以下の6つの機能が追加されていることです。
- IPアドレスフィルター – IPアドレスによるアクセス制限
- チケットパネル – チケット一覧をカード形式でかんばん風に表示
- Issue Templates – チケット新規作成時のテンプレートを登録
- View Customize – CSSとJavaScriptによる画面カスタマイズ
- メッセージカスタマイズ – 画面の文言をカスタマイズ
- My Page Blocks – マイページを拡張
メリット
- IPアクセス制限でセキュリティ面が安心
- 必要最低限の機能拡張なのでRedmineを使っていれば現場負担は少ない
- 安い
デメリット
- 分析はできない
- プラグインなので自分たちで設定変更などが必要
プラン
プランはスタンダードプランとミディアムプランの2つあります。
どちらも人数当たりの課金ではなく、まとめて月額費用となっています。
ただし、最大ユーザー数の1000人で使えば、8円か14円となりますし、100人でも80円か140円となるので人数が中規模以上の組織だとかなり安価です。
スタンダードプラン 8,000円/月 | 最大ユーザー数 1000名1人当たり月額8円(1000人利用時)ストレージ容量 200GB |
ミディアムプラン 14,000円/月 | 最大ユーザー数 1000名1人当たり月額14円(1000人利用時)ストレージ容量 400GB |
【4位】Lychee Redmine|プラグインで必要な分だけ
まず最初はLychee Redmineです。RedmineのUI/UXを向上させる拡張ツールとなっています。
特徴はかんばん方式のタスク管理、ガントチャートによる進捗の可視化、EVM・CCPMなどのノウハウに基づいたプロジェクトレポートが作れる点です。導入実績は製造業が多いです。
メリット
- 視覚的なタスク管理が出来る|かんばん方式
- 進捗の可視化|ガントチャート
- 豊富なレポートで状況把握がしやすい|EVM、CCPM他
デメリット
- 安く始めたい方には若干高い価格設定|ただし機能的な網羅性は高く、800円/人月は費用対効果は決して悪くはない
プラン
無料プランでも10ユーザー、2GBまで使えるのでまずは無料から始めてみるのがおすすめです。
有料プランはストレージ容量が大幅に増えるスタンダードプランと、分析やレポーティングまでできるプレミアムプランがあります。
フリー | 最大10ユーザーまでストレージ容量:2GBまで |
スタンダード 800円/人月 | ユーザー数制限なしストレージ容量:200GBまで |
プレミアム 1200円/人月 | スタンダードプランに加えてストレージ容量:1TBEVM、CCPM等を用いたコスト管理、リソース管理 |
【5位】Planio|一括で簡単
Redmineを使っている開発チームにおススメしたい拡張ツールがPlanioです。タスク管理やワークフロー定義に加えてアジャイルプロジェクト管理の手法が使われていたり、リポジトリ管理が行えるツールです。
特徴は開発者に最適化されたツールである点です。
前述のリポジトリ管理やアジャイルプロジェクト管理に加えて、ブログ、フォーラム及びコメントを介しての効果的なコミュニケーションやファイル管理、チャット機能まで包括されています。
メリット
- タスク管理が可能|ワークフロー定義、作業時間登録など
- 開発者向けの機能が多数|リポジトリ管理、ファイル共有、フォーラム、チャット
デメリット
- エンジニアチーム以外の利用は難しい|機能的にも難易度的にも
プラン
プランは個別お見積りのEnterprise以外で4つ用意されています。違いはユーザー数かストレージ容量です。
Silver 2500円/月 | 500円/人月(5名利用の場合)ストレージ容量:5GB |
Gold 5000円/月 | 500円/人月(10名利用の場合)ストレージ容量:20GB |
Diamond 9000円/月 | 450円/人月(20名利用の場合)ストレージ容量:40GB |
Platinum 19000円/月 | 420円/人月(45名利用の場合)ストレージ容量:80GB |
まとめ
今回はプロジェクト管理ツールをまとめてきました。
皆さんの意思決定の助けになれれば幸いです。ただし、そうは言っても実際に使ってみないと分からないことも多いと思いますので、トライアルなども積極的に試してみてください。
期間限定ではないフリープランは以下の記事にまとめておりますのでそちらも併せてごらんください。
・無料で使えるプロジェクト管理ツールの記事
プロジェクトマネジメントについてもっと知りたい方は以下の記事をご覧ください。