SNS広告は弱者にこそ有効な手法?種類ややり方を説明!

※このブログはアフィリエイト広告を利用しています

SNSはいまやなくてはならないものになっています。

その中で出される広告もまた非常に有効であり、今後より拡大していくでしょう。

しかし、そのSNS広告が実は広告に大きな予算を割けないような新規事業や中小企業でのマーケティングに有効だというのをご存じでしたでしょうか?

本記事では5つの章でご説明します。

  • SNS広告とは
  • SNS広告のメリット
  • SNS広告に必要な準備
  • SNS広告の種類と特徴の比較
  • SNS広告の代理店は使ったほうがいい?
目次

SNS広告とは?

まずはSNS広告とは何かを説明していきます。

SNS広告とは

SNS広告とはユーザーがコンテンツを投稿するようなサービス(SNS)上への広告のこと。ユーザーの投稿の間に出てくるパターンやメッセージの上部などそれぞれのSNSによって広告が出てくるエリアが異なります。また各SNSの中でもどのエリアに広告を出すかは選択することが出来ます。

SNS広告の種類

現在のSNS広告では『画像+テキスト』か『動画』が主流です。例えば、Facebook、Instagram、Twitterなどは画像+テキスト、LINEは画像+テキストと動画、TikTokは動画となっています。

このようにそれぞれのSNSに特徴があるので自社の商材との相性を考えながら選定します(詳細は後述)。

SNS広告で出来ること

SNS広告で出来ることを一言でいうと新規顧客獲得の入り口作りです。Facebookを例にお話すると例えば以下のようなことが可能です。

  • WEBサイトへの誘導
  • 問合せ
  • リード獲得
  • アカウント育成

WEBサイトへ誘導させてから問合せや登録をさせてもいいですし、広告で問合せを受けたり、登録をしてもらうこともできます。その他に、アカウント育成や拡散を見込んだエンゲージメントを増やすことを目標にすることもできます。

SNS広告にかかる費用

次にSNS広告にかかる費用を考えていきます。ただしSNS広告は従量課金制であり、決まった金額があるわけではありません。

したがって、どの程度の数を集めたいかによります。

ただし、一般的に広告のクリック数が1%、クリック単価が100円前後になると言われているので、クリックした先が商材のWEBサイトだった場合に何人にクリックされれば売上に繋がるかを踏まえて費用を見積ります。

SNSにおける広告運用とは

SNS広告について見ていると”広告運用”という言葉が出てくると思います。これは上記のクリック率を上げて、クリック単価を下げるための改善活動の事を指します。さらにその先にある成約に繋がるお客様を集めるといったことも運用に含まれる場合もあります。

具体的には広告を出す地域や人の属性(年齢、性別など)を変更したり、広告コンテンツを変えることで改善していきます。

SNS広告とリスティング広告の比較

SNS広告はリスティングなどの検索連動型広告と比べると成約率は下がりますが多くの人にアプローチすることが出来ます。

これは顕在層と潜在層という言葉で説明できます。

顕在層とは、悩みや欲望が明らかになっている層のことです。Googleで検索するような人はその悩みや欲望を自覚していますよね?

反対に、潜在層とはまだ自分で明確な悩みや欲望になっていないが実は心のどこかでは求めている場合です。

Googleで検索するような顕在層に対する広告(リスティング広告)は母数は少ないが、成約率は高くなる傾向になり、SNS広告は大勢の人に広くアプローチしやすい傾向があります。

またSNS広告とリスティング広告のどちらを使うべきか悩んだ時には、価格帯で考えるのも1つの手段です。

高価格帯の商品を潜在層から育成していくのは大変ですが、気軽に買えるようなものなら潜在層でも動いてもらいやすいです。反対に高価格帯は買おうと思っていて色々な商材を比較してから決断するのでその場合にはリスティング広告のような手法が向いていると言えます。

実際に私が経験した例でいうと獲得単価が5倍以上になったこともありました(リスティングの方が5倍以上高かった。低価格帯商材)。

SNS広告のメリット

ではここから改めてSNS広告のメリットをお伝えしていきます。

  • 低コストで始められる
  • 出稿などの手続きが簡単
  • 認知と探索が同時に行える

低コストで始められる

まず1つ目が低コストで始められることです。

例えば、SNS広告なら1週間に1万円で始めたりすることが出来ます。これをやると1万人にリーチ(広告を見られた数)して、何人がクリックしたかといったデータをとることが出来ます。

もちろんリスティングなども1週間1万円といった費用で始めることが出来ますが、有効な母数のデータとならない場合も多いです。

SNS広告だと見られた回数とクリック数がとれるのでコストを抑えた状態で十分な検証やマーケティングを行うことが出来ます

出稿などの手続きが簡単

2つ目が出稿などの手続きが簡単なことです。

実際に出稿してみて分かりましたが、

  • 使うコンテンツを入れて
  • ターゲットを決めて
  • 予算と日数を決めたら

簡単に広告がスタートしました。

また今のSNSではスマートオーディエンスといって、SNSの方で自動で自分のアカウントや商材に最適なターゲットを選んでくれたりもするので、作業はとっても簡単です。

もちろんレポート画面も備わっていて、広告の効果が一目瞭然なので面倒くさい記録等も必要ありません。

認知と探索が同時に行える

1つ目のメリットで少し触れましたが、SNS広告は大勢の人にリーチして、その反応を見ることが出来ます。

それにより認知と探索が同時に行えるのが3つ目のメリットです。

どんな人が反応するのかを探索しながら、どんな人にこのサービスを知ってもらいたいかを実現することが出来ます。

特に新しいサービスだと認知に使うお金は限られている中でマーケティングしないといけない場合も多いと思います。

そういった場合にはある程度セグメントが切れるならSNS広告は有効な手段だと言えます。

SNS広告に必要な準備

では実際にSNS広告を出そうかと思った時に必要なことを3つお伝えします。

  • ターゲット
  • コンテンツ
  • 使うSNSの選定

ターゲット

1つ目はターゲット、つまりどんな人に広告を出すかを決めます。

具体的には、属性と興味関心の2つです。

属性とは、配信エリア、年齢、性別、学歴、職歴などのその人が持っている固有の情報のことを指し、

興味関心はその人が興味ありそうなものは何かを明らかにします。

例えば、オーガニックフードなら美容に興味がある(興味関心)、都内の女性(属性)といったイメージです。

興味関心はセグメントとして分割されている場合とタグとして分かれている場合があります。その辺はSNSごとにわかれてきます。

コンテンツ

次に広告コンテンツです。広告に使う画像やテキスト、動画のことです。

もし動画コンテンツを作るのが大変だったら、最初はまず正方形の画像をパワーポイントで用意してそれにテキストを加えるので十分です。私自身も複数の正方形の画像を作成し、複数のSNSで回しました。

商材にもよりますが、大切なのは見栄えより中身です。

何を伝えるかのほうがよっぽど大事です。

むしろ内容の部分の仮説検証がある程度出来て初めてデザイナーなどにお願いしてさらに見栄えもよくしてもらいましょう。

ちなみにTikTokなどの動画広告もパワーポイントで作った画像複数枚を組み合わせてTikTokプラットフォーム上で動画広告を作ることが出来ます。

使うSNSの選定

上記のターゲットとコンテンツをそれぞれ決めたら最後に見合ったSNSを選びます。

それぞれのSNSに当然特徴があり、出来ること・出来ないことや使っているユーザー層が違います。

そうしたSNSの特徴と広告を加味して選定します。

次章で具体的にそれぞれのSNSと広告の特徴を比較していきます。

SNS広告の種類と特徴の比較

それではここからいかの5つのSNSの特徴を比較していきます。

  • LINE|国内最大ユーザー数でニッチ領域でも有効
  • Facebook|細かい属性と大人向けでBtoB向き
  • Instagram|女性向け画像投稿SNS
  • Twitter|拡散性が高い20代のSNS
  • TikTok|新しい動画型SNS

LINE|国内最大SNS、ニッチ領域や年収カットに有効

国内最大のユーザーを抱えたSNS

LINEは日本国内では最大ユーザー数を誇るSNSです。令和2年度の全年代の利用率で見ても90%以上と他のSNSの2倍以上の利用率です。

そのため地域限定の広告やニッチな領域でも十分な人にアプローチ出来ます。

国内では唯一年収カットが可能

またLINE広告は国内で唯一、年収別での広告出稿が可能です。したがって、高級車やゴルフのような高年収の人たち向けのサービスに有効です。

デメリットは審査期間が5日間かかること

国内トップのユーザー数や年収などの属性セグメンテーションを行えるLINE広告ですが、他のSNS広告と比べると審査期間が長いデメリットがあります。

他の広告は数時間の審査後に出稿出来るのに比べ、LINEは最大5営業日の審査期間がかかります。

急ぎでの出稿や細かい調整を行いたい場合には不向きでしょう。

Facebook|細かい属性と大人向けでBtoB向き

実名制のSNS

Facebookは実名制のSNSです。そのため、職種や学歴など細かい情報をユーザーが入力している場合が多く、そういった属性ターゲティングが可能です。もし学歴や職歴、既婚/未婚や子どもの年齢などを細かく設定したいとするとFacebookは相性が良いです。

世界最大のユーザー数を誇るSNS

2つ目にFacebookは世界最大のユーザー数を誇るSNSです(29.1億人:2021年12月)。もし越境ECなど海外向けの広告を出したい場合にはFacebookが有効と言えるでしょう。

30代が最も利用率が高い

Facebookは国内では30代の約半分が利用しているSNSです。

またビジネス利用目的でアカウントを作成する人も多く、職種や業界が分かるのでBtoB商材の広告に有効だと言えます。

Instagram|女性向け画像投稿SNS

女性向けSNS

Intagramは女性ユーザーが多いSNSです。男女比較でみると男性が35%なのに対して女性は49%の利用率を誇ります。

画像投稿型のSNS

Intagramは画像投稿型のSNSです。そのため化粧品や美容品、飲食店といった画像と相性がいいような商材でよく使われます。

その他、インテリアや建築などデザイン性のあるものとも相性が良いです。

Twitter|拡散性が高い20代のSNS

リツイートされる140文字+画像のSNS

Twitterは140文字のテキストと画像を投稿できるSNSです。また特徴としてリツイートがあります。いいねやコメントはどのSNSにもありますし、Facebookでもリツイートに近い機能がありますが、Twitterの拡散性はその中でも高いです。

いわゆるバズらせやすいSNSだといえます。

20代の利用率が高い

Twitterは20代の利用率が最も高く80%を誇ります。20代をメインターゲットとしたい商材と相性が良いです。

タグでの広告出稿が可能

またTwitterはタグに対する広告出稿が可能です。特定のタグに対して出稿したい場合は有効です。例えば、褒められたやり方ではありませんが、競合の商材にぶつけたりも可能です。

TikTok|新しい動画型SNS

新しいSNS

TikTokはこの中で最も新しいSNSです。2016年にローンチされました。日本では2018年に10代、20代を中心に流行をみせ、新語・流行語大賞にノミネートされました。

今のところ10代が多い

今のところ10代の利用率が高いSNSとなっています。

10分への延長を機にビジネス利用への期待大

2022年に動画の時間を最大10分へ延長すると発表しました。

今まで15秒、30秒、3分と徐々に時間を広げていましたが10分に延長されたことでビジネス利用に対する期待が高まっています。

すでにアメリカではスタートアップがマーケティング目的で利用し始めています。

新しいSNS広告なので競合が少ない

TikTok広告は2020年6月25日にリリースされたばかりです。他のSNS広告と比べてもまだ新しいので競合が少ない場合があります。

実際に我々が出稿した際はリーチやクリックの数が他のSNSと比べて圧倒的に多かった時もありました。時には20倍くらいの差がつきました。

動画広告

またTikTokはこの中では唯一動画広告となります。TikTok利用時は音声ONにしている場合が多いので動画+音声で伝えることができます。

SNS広告の代理店は使ったほうがいい?

なれないSNS広告はプロに任せた方がいいのか?と思う方もいるかもしれません。これは半分正解で半分間違いです。プロに任せるべき場合と自分で行うべき場合があります。

本章ではそうしたプロにお願いすべきことと自分でやるべきことをご説明していきます。

使わなくてもできる

まず1つ目の結論はもちろん”使わなくてもできる”です。

私自身も初めての時は特に代理店を使わずに行いました。

コンテンツとターゲットを考えることが出来れば自分たちで行うことはできます。

広告とアカウント育成など複合的に考えるのはプロに任せた方が無難

ただし、広告だけでなく、アカウントの育成やその後のWEBサイトでの成約も含めて考える場合にはプロに任せた方が無難と言えるでしょう。

なぜならそのためには複合的に数値を見る必要もありますし、そもそも色々なツールを駆使して測定しなければ分からない場合も多いからです。

そのために高額なツールを用意して、たくさんの数値から最適な方向性を導くのはプロのノウハウが必要になります。

これが2つ目の結論”複合はプロに”です。

大切なのは業界や現場の知見とSNSマーケの掛け算

ただしそうは言っても、最も大切なのは商材や業界、お客様のことを深く知っていることです。

代理店はあくまでSNSマーケティングの専門家であり、その業界のSNSマーケティングの専門家ではありません。

その業界や商材に関してはあなたが一番理解していると思います。

そうしたお客様のニーズを踏まえて、ターゲットの絞り込みやコンテンツの作成を行う際には積極的にあなたの意見を伝えましょう。

これが代理店を使う場合に社内でおこなうべきことです。

現場で分かった最速で効果が出るSNS広告の出し方

最後に私が経験して分かった、社内で行う場合の最速で効果が出る方法を記載して終わります。

ステップは3つです。

  1. 自社のアカウントにコンテンツの元となるような画像を大量に投稿する
  2. インフルエンサーさんに自社アカウントの投稿を元に拡散を依頼する
  3. その中で反応がよさそうなものを選りすぐって1つのコンテンツにまとめる

SNSを使う場合にはインフルエンサーさんがいます。

あなたの商材や業界にインフルエンサーさんがいるかは分かりませんが、もしいるならまず彼らにお願いして、その中で良さげなものをまとめて広告コンテンツとするのが最も早いし効果が出ました。そしてそのためには最初にインフルエンサーさんが考える元となるような投稿を自社アカウントでしておくとスムーズです。

まとめ

今回はSNS広告について説明しました。比較的、安価で簡単に始められる現在進行形で成長している広告手法です。

少額でも検討することは損にはならないかと思います。

ちなみに代理店にお願いする場合は一括見積サービスか、慣れてる個人にお願いするのが安心かと思います。

・広告運用代行一括見積サービス

・フリーランサー発注サービス



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