MA(マーケティングオートメーション)ツールは種類も多く、機能も複雑でどれを使うか選ぶのが大変です。
本記事では徹底比較としてMA選定に必要な情報(機能、選択基準)と11種類のカテゴリ別におススメマーケティングオートメーション(MA)ツールをご紹介しております。
MA(マーケティングオートメーション)ツールに必ずついている機能
まずMAツールに必ず備わっている機能をご説明します。
基本的にどのMAツールでも以下の機能は備わっているため、まず以下のことをしたいかどうかでMAツールを導入すべきかどうかを確認しましょう。
《MAツールに必ず備わっている機能》
- メールマーケティング
- WEBアクセス解析
- シナリオ作成
- スコアリング/グレーディング
メールマーケティング
1つ目はメールマーケティング機能です。
具体的には、メルマガ、ステップメールの配信とその開封・クリックの解析などを行うことが出来ます。
WEBアクセス解析
2つ目はWEBのアクセス解析です。
自社のWEBサイトにアクセスした人はどのページを見ているかが分かります。
さらに1つ目の機能と合わせると、メルマガ登録や、資料ダウンロードで、リスト化出来た人がどんなWEBページを見ているかを解析することが出来ます。
シナリオ作成
すると3つ目のシナリオ作成の機能が活躍します。
メルマガ登録してくれた人が見てくれたWEBページによってメール配信の内容を変えるといったことが事前に設定しておくことで自動で行ってくれます。
この一連のマーケティング施策の流れをシナリオと呼びます。
スコアリング/グレーディング
そして4つ目はスコアリング/グレーディングです。
これは上記のようなメールの開封/クリック、WEBサイトの訪問/回遊状況などから、見込みが高いお客様を絞り込む機能です。
スコアリングとは、メールの開封やWEBサイトの閲覧などに対して点数付けして、それぞれの見込み顧客のスコアを出す機能であり
グレーディングとは出たスコアに応じたグレードを設定する機能です。
例えば、WEBサイトでも成約に近いものの閲覧や、何度も特定のページを見ている場合にはスコアを高くしたりします。
以上がMAツールに必ず備わっている機能です。
ただしこれらの機能だけならメール配信サービスにも備わっているものも多く、そちらから選択していただいた方がコストを抑えることが出来ます。
以降の機能でそれぞれのツールの特徴が出てきます。
MA(マーケティングオートメーション)ツールにより違いが出る機能
次にMAツール毎に違いが出る機能についてご説明します。
ご自身の事業やマーケティング施策に何が必要かを思い浮かべながらご覧ください。
《MAツールにより違いが出る機能》
- 広告効果測定・管理
- コンテンツ作成・管理/動的コンテンツ生成
- SNS管理/メール以外のメッセージ配信
- LP/フォーム等の作成
- 顧客分析/レコメンドの精度
- 営業アクション通知
広告効果測定・管理
1つ目は広告の出稿や効果測定の機能です。
出稿した広告に対する反応やその後の遷移を分析することが出来ます。
リスティング広告、SNS広告でのリード獲得をお考えの方におススメです。
コンテンツ作成・管理/動的コンテンツ生成
2つ目はコンテンツ作成・管理の機能です。
主にSEOなどでのリード獲得を狙う企業向けの機能です。
WordPressのようにツール上で記事を作成したり、カテゴリ分けしたりといった、CMS(Contents Management System)の機能がついているMAツールがあります。
またさらにWEBアクセス解析と連携させて、初めての方向けのページと2回目以降の方のページをだし分けたりする機能があります。
これを”動的コンテンツ生成”と呼びます。
設定やコンテンツ作成の手間はありますが、はまれば今まで以上に効果的にコンテンツでの集客が可能になります。
SNS管理/メール以外のメッセージ配信
3つ目はSNSマーケティング向けの機能です。
具体的には、DMでのやり取りやアカウントを使った配信などをMAツール上で行うことが出来て、その履歴やその後の顧客の反応などを分析することが出来ます。
またHubspotなどのSNSに強いツールではSNS上での自社や商材など特定のキーワードに対するモニタリング機能がついているものもあります。
LP/フォーム等の作成
4つ目はLPやフォームなどの作成機能です。
すでにWEBサイト作成などをされている場合やWEBのエンジニアリングになれている場合は要らないかもしれませんが、
ご自身でLPや登録フォームを作成して、タグを埋め込んでアクセス解析をして・・・という手間を省くことが出来ます。
特にLPもフォームも細かな修正が多々発生するページかと思いますので、修正の際のやり取りをせずにご自身で修正することが可能になります。
顧客分析/レコメンドの精度
5つ目は顧客分析/レコメンドです。
顧客分析はWEBアクセス解析と近く感じるかと思いますが、顧客ごとの傾向やどういった特徴の人が顧客になりやすいかなど、細かな傾向分析が出来るツールと出来ないツールがあります。
そして、こうした傾向分析からレコメンド(おススメ紹介や「この商品を買った人は以下の商品も閲覧しています」のような機能)が出来るようになります。
各社が分析/レコメンドエンジンを独自で開発しているので、ツールごとに特徴が出る機能です。
営業アクション通知
6つ目に営業に対するアクション通知や営業の進捗管理など、SFA(Sales Force Automation)の機能が備わっているMAツールもあります。
WEBマーケティングで集客したものを、営業に送客することで営業の活性化につながったり、Slackやメールなどと連携し、動きがあったお客様に対するアクション指示をリアルタイムで行うことが出来ます。
その時に過去の閲覧データなどとセットでアクション通知することが出来るので、お客様の興味や過去の動きを踏まえた提案が可能です。
MA(マーケティングオートメーション)ツールの選択基準
それでは次にMAツールの選定基準についてご説明いたします。
前章で説明した機能に加え、以下のような基準で数多くのMAツールからあなたに最適なツールを選定しましょう。
- 事業形態|EC、BtoC/BtoB、業界
- 顧客獲得方法|SNS、広告、コンテンツ(SEO)、セミナー、展示会、営業活動
- 規模|大企業、中小企業、マーケティング部隊の規模(立ち上げor既存)
- 目的|リストアプローチの効率化、パーソナライズ(WEB、メール他)、営業活性化(SFA)など
事業形態|EC、BtoC/BtoB、業界
まず1つ目は事業形態です。
一般的なBtoB/BtoCの違いはもちろんのこと、特にEC事業者は専用のツールにしましょう。
EC事業はマーケティングオートメーションと相性が良く、EC専用のテンプレートやシナリオ設計が必要となります。
具体的には、購入後のフォローメールやカートに入れて一定期間放置されている商品に対するリマインドメールなどです。
他にも電話での営業が主流な人材や不動産のような業界は電話営業のサポートとしてMAツールを導入するため業界の事例があるものにしておくとよいでしょう。
顧客獲得方法|SNS、広告、コンテンツ(SEO)、セミナー、展示会、営業活動
2つ目は顧客の獲得方法です。
SNS、広告、コンテンツ(SEO)、セミナー、展示会、営業…etc 様々な方法があります。
その中で今すでに取り組んでいるもの、今後取り組みたいものの中からMAツールに必要な機能を選定しましょう。
MAツールにすべてが含まれていると楽に感じるかもしれませんが、費用が大きくなります。
他の単一機能型のツールで代替できて、費用が抑えられるのであればそちらのツールも併せて検討し、トータルのコストパフォーマンスを最大化しましょう。
規模|大企業、中小企業、マーケティング部隊の規模(立ち上げor既存)
3つ目は規模です。
規模の考え方は2つあり、1つ目は企業の規模。大企業や中小企業などの区分です。
2つ目は部署や使うチームの状況です。人数や事業のフェーズ、マーケティング部隊の状況などです。
中小企業向けのMAツールは、専任マーケティング担当がいなくても成立するようなシンプルな設計になっている場合が多く、大企業でも立ち上げの場合は中小企業向けのMAツールの方が適しているでしょう。
このように単純な数ではなく自分たちの状況を加味しながら選定するとよいでしょう。
目的|リストアプローチの効率化、パーソナライズ(WEB、メール他)、営業活性化(SFA)
最後はMAツールの導入目的です。
MAツールを入れるとすぐに全部のマーケティング施策が自動化されるわけではありません。
MAツールを導入して何がしたいのかを可能な限り具体化しておきましょう。
例えば
今までは訪問済みの顧客に対して継続したマーケティングを出来ていないため、まずはリストに対してのアプローチを改善したい。
や、WEBでの成約率が悪いので、動的コンテンツ生成機能を使ってそれぞれの顧客に最適なコンテンツを行事させたい。
他にも、営業とマーケティングの連携が弱いので、マーケティングで集客した顧客を営業に送客して、営業の行動を最大化したい。
等のように具体的にしておくことで費用対効果を高めることが出来ますし、選定の際にも自社がやりたいことが出来るかで判断が出来るため迷うことが減ります。
カテゴリ別MA(マーケティングオートメーション)ツール比較
ここから11種類のカテゴリ別MAツールのおススメをご紹介します。
《カテゴリ別MAツール》
- EC事業者向けMAツール
- 大企業向けMAツール
- コンテンツマーケティング向けMAツール
- 広告獲得向けもMAツール
- SNS向けのMAツール
- 営業活性化向けのMAツール
- セミナー/展示会向けのMAツール
- 0からのMAツール(マーケティング部隊/事業の立上げ)
- 店舗(オフライン)も行う際のMAツール
- データの統合がやりやすい(簡単)にできるMAツール
- その他特化型MAツール
EC事業者向けMAツール3選
1つ目はEC事業者向けのMAツールをご紹介します。
EC事業者向けを分けてご紹介しているのは、ECでのマーケティングオートメーションは他の事業と大きく異なるため、ECに特化しているツールが良いからです。
カートに入った商品のレコメンドなど他の事業ではない動きも多く、MAツールが早くから普及している業界でもあります。
EC事業者向けMAツール3つをご紹介します。
- EC Intelligence:EC向けのテンプレートが豊富
- カスタマーリングス:顧客データの統合と顧客分析が可能
- SalesAutoPilot:ECとの連携、購入パターンの分析が出来る
EC Intelligence:EC向けのテンプレートが豊富
まず1つ目はEC Intelligenceです。
こちらは名前からもわかるようにEC特化のMAツールです。
ポイントはEC事業者向けのマーケティングオートメーションシナリオやメールテンプレートが豊富なため、あまり慣れていない方でもすぐにECとの連携が出来ることです。
月額10万円~(初期費用20万円~)で、オプションでLINE連携なども可能です。
カスタマーリングス:顧客データの統合と顧客分析がしやすい
2つ目はカスタマーリングスです。
カスタマーリングスの特徴は複数のチャネル、ツールのデータを統合するCDP(Customer Data Platform)の機能と分析結果を可視化するBI(Business Intelligence)の機能が備わったMAツールであることです。
EC事業で様々な方法で集客したお客様のデータを統合し、分析が出来るためEC事業との相性が良いです。
費用は問合せとなっております。
SalesAutoPilot:ECとの連携、購入パターンの分析が出来るから
3つ目はSalesAutoPilotです。
SalesAutoPilotはECとの連携が簡単に出来て、購入パターンの分析が出来るツールです。
特にEC事業者におススメの理由は購入パターンの分析が出来ることです。
EC事業は他のオンラインサービスと比べても、膨大な閲覧履歴や購入までの流れが複雑です。
SalesAutoPilotではこうした複雑なデータを解析して購入パターンとして表示することが出来ます。
英語のみですが、無料プランもあるので苦手意識がない方は是非試してみてください。
またプランは4つ用意されており、
- メールマーケティング
- マーケティングオートメーション
- EC & CRM
- 全て(アフィリエイト管理付き)
となっています。
MAツールでアフィリエイトプログラムを作ることが出来る点も特徴の一つです。
リストの人数ごとに料金が異なるため以下のリンクからご確認ください。
Pricing for SalesAutopilot – Automate your marketing and business processes – without coding
大企業向けMAツール6選
2つ目は大企業向けのMAツールです。
大企業向けMAツールの特徴は大量で複雑なデータを処理できることと、全ての機能を網羅していることです。
基本的な機能に加えて拡張性が高いものをおススメとして6つご紹介します。
《大企業向けMAツール6つ》
- Salesforce Marketing Cloud
- Marketo Engage
- Oracle Eloqua Marketing Automation
- List Finder
- b→dash
- Aimstar
Salesforce Marketing Cloud:データ統合やCMSなどの拡張性◎
1つ目はSalesforce社が提供するBtoC向けのMAツールです。
Salesforce Marketing Cloud商品ページより
基本機能としてCRMとメールマーケティングが可能であり、コンテンツ管理や広告管理、レコメンドエンジンなどをオプションで拡張することが出来ます。
料金はメインのSalesforce CDPに3つのプランが用意されています。
Corporate(1,500,000円/月)、Enterprise(6,000,000円/月)、Enterprise Plus(7,800,000円/月)となっています。
その他にも
- 『Loyalty Management』(法人パートナーやVIP顧客へのインセンティブ設計)
- 『Email Studio』メールマーケティング
- 『Social Studio』SNSマーケティング
- 『Advertising Studio』広告管理
- 『Datoroma』データ統合
- 『Googleマーケティングプラットフォーム』Google Analytics連携
- 『Salesforce CMS』コンテンツ管理
などをオプションとして使うことが可能です。
Adobe Marketo Engage:高機能分析◎
2つ目はAdobeが提供するMarketo Engageです。
まず大企業におススメな理由の1つ目は拡張性です。
Adobe社の提供する15に及ぶ製品と連携することが出来ます。
Adobe社の製品群:CMS、DAM、EC、インサイト分析、BI、CDP、DMP、パーソナライズ、オムニチャネル、キャンペーン、タスク管理、広告管理、電子申請、電子契約
またMarketoにはMAの機能に加えて、独自の高機能解析・レコメンドエンジンが搭載されています。
価格はお問い合わせとなっており、あなたのしたいことに合わせて製品群と組み合わせた提案をしてもらうことが出来ます。
Oracle Eloqua Marketing Automation:拡張性◎、BtoB×営業支援
3つ目はOracle社が提供するMAツール”Oracle Eloqua Marketing Automation”です。
Oracle Eloqua Marketing Automation商品ページより
Oracleはマーケティング向けのツールだけでも11の製品を持っています。
これらをEloquaと組み合わせることで顧客の分析や細かな施策の管理をすることが出来ます。
《Oracle社の提供するマーケティング向けのツール一覧》
- クロスチャネル・キャンペーン
- マーケティングオートメーション
- キャンペーン管理
- ロイヤルティとエンゲージメント
- データ管理プラットフォーム
- データ管理
- オーディエンスのセグメンテーション
- コンテンツ管理
- カスタマー・データ・プラットフォーム
- 行動インテリジェンス
- テストと最適化
またEloquaの特徴としてはBtoB向けのMAツールです。
MAの機能と営業支援(SFA)の機能が搭載されており、マーケティング施策に対する顧客の動きや、WEB上でのアクセスを踏まえて営業にアクション通知することが出来ます。
Oracle製品も価格は問合せとなっております。
List Finder:大企業での導入事例多数
4つ目は国内産の大企業向けMAツール”List Finder”です。
名刺データを活用したマーケティングが得意で、展示会での集客を行っている企業や過去の名刺データを有効活用したい場合におススメのツールです。
また国内産でサポートが手厚く、大企業での導入事例も多いです。
価格はライト(39,800円)、スタンダード(59,800円)、プレミアム(79,800円)の3つが用意されております。
b→dash:大規模データを統合しやすいから
5つ目はノーコードで簡単にデータベース設計が出来るMAツール”b→dash”です。
大企業向けの理由は、複雑なチャネルを統合したデータ管理や、大量のデータの扱い方をノーコードで視覚的に設定できるからです。
これで従来ならエンジニアとのやり取りが何度も発生していたデータ統合もマーケターが行うことが出来ます。
またレコメンドエンジンやアプリの管理も可能です。
料金はb→dash Lite(月額5万円~)、b→dash Standard(問合せ)となっております。
Aimstar:大量のデータを解析するディープラーニングエンジン搭載
Aimstarは高機能MA・分析ツールです。
BtoC向けのOne to Oneマーケティングを推進するためのツールです。
特にディープラーニングエンジンが搭載されており、大量のデータを使ってのターゲティングやスコアリングが可能となります。
人間では気づきにくい顧客のあぶり出しなどが可能です。
価格は問合せとなっております。
コンテンツマーケティング向けMAツール3選
3つ目はコンテンツマーケティング、SEOマーケティングをしたい方向けのMAツールをご紹介します。
コンテンツマーケティングには、コンテンツの作成・管理と動的コンテンツ生成(閲覧履歴などに合わせてコンテンツを出しわける機能)が出来るCMSの機能が搭載された3つのツールをご紹介します。
《コンテンツマーケティング向けMAツール》
- Hubspot Marketing Hub
- Aimstar
- Salesforce Marketing Cloud
Hubspot Marketing Hub:コンテンツの管理とその後の動線設計がしやすい
Hubspot Marketing Hubはオンラインでの集客に特化したMAツールであり、コンテンツマーケティングには特に強みを持つツールです。
コンテンツの作成・管理が出来るCMSの機能とその後の成約までの動線設計がしやすいツールとなっています。
メールや広告LPからサイトへの遷移や、WEBチャットでの巻取りなどコンテンツを中心にしたマーケティングに強みがあります。
また上記の全ての顧客の動きからスコアを出したり、コンテンツを出し分けたりすることが可能です。
料金はリスト数に応じてStarter、Professional、Enterpriseの3つが用意されています。
Aimstar:One to Oneマーケティングに適したツールだから
2つ目はOne to Oneマーケティングに適したAimstarです。
顧客ごとの情報を取得し傾向分析を行い、それぞれの顧客に合わせたコンテンツの出し分け(動的コンテンツ生成)と、さらにそれに対する顧客の反応を追跡できます。
ディープラーニングエンジンで複雑なデータの解析が出来る点が強みです。
価格は問合せとなっております。
Salesforce Marketing Cloud:toC向けの拡張機能が豊富だから
3つ目はSalesforceのBtoC向けMAツールSalesforce Marketing Cloudです。
Salesforce Marketing Cloud商品ページより
Salesforce Marketing CloudはBtoC向けの拡張機能が豊富です。
コンテンツ管理や動的コンテンツ生成だけではなくロイヤル顧客やVIPに対するインセンティブ設計等も可能です。
またコンテンツ以外にも広告やSNS等にも対応しております。
料金はメインのSalesforce CDPに3つのプランが用意されています。
Corporate(1,500,000円/月)、Enterprise(6,000,000円/月)、Enterprise Plus(7,800,000円/月)となっています。
Salesforce Marketing Cloud商品ページへ
広告獲得向きのMAツール2選
4つ目は広告獲得向けMAツールを2つご紹介します。
《広告獲得向けもMAツール》
- SATORI
- MOTENASU
広告獲得向けとしてご紹介するツールは広告の出稿・その後の測定やリターゲティング広告が出来るモノを選びました。
SATORI:Yahoo!、Google、Facebook広告&リターゲティング広告が可能
1つ目はSATORIです。
SATORIはYahoo!、Google、Facebookの全てのプラットフォームの広告出稿・測定が可能です。
またリターゲティング広告も可能です。
日本発でサポートも強い点も魅力です。主にBtoBに適したツールとなっています。
料金プランは148,000/月(初期費用:300,000円)となっており、その他オプション(別途見積)の追加も可能です。
MOTENASU:出稿した広告の細かい効果測定が可能な「アンノウン広告管理」機能がある
2つ目はMOTENASUです。
MOTENASUは広告の管理や測定が可能ですが、さらにまだリード獲得できていないユーザーに対しての細かい計測が出来る「アンノウン広告管理」機能が搭載されています。
これによりリード獲得前の情報を細かく計測し、広告での集客施策の修正がしやすくなります。
料金プランはリード登録数ごとになっており最低100,000円/月~(初期費用:300,000円)となっております。
SNS向きのMAツール2選
5つ目にSNS向けのMAツールをご紹介します。
SNS向けのMAではアカウント連携配信やDMをMAツール上で出来ること、さらにモニタリングが出来るツールを選択しました。
《SNS向けのMAツール》
- MAJIN
- Hubspot Marketing Hub
MAJIN:公式LINEと連携しセグメント配信やデザイン性の高い配信が可能
MAJINは公式LINEと連携したマーケティングが得意なMAツールです。
公式LINEでのセグメント配信やデザインメールのような配信をLINEで行うことが出来ます。
その他にもアプリやWEBページでのプッシュ通知やSMSへのメッセージ配信なども可能です。
料金プランは事業や目的別に5つ用意されております。
- スタンダードプラン:100,000円/月~(初期費用:問合せ)
- BtoB MAJIN:110,000円/月~(初期費用:110,000円)
- BtoC MAJIN:110,000円/月~(初期費用:110,000円)
- App MAJIN:55,000円/月~(初期費用:110,000円)
- Push MAJIN:55,000円/月~(初期費用:55,000円)
Hubspot Marketing Hub:SNS上のコミュニケーションのモニタリングと分析が可能
Hubspot Marketing Hubはオンライン集客に特化したMAツールです。
SNSマーケティングをする場合は、SNSアカウントと連携したコンテンツ配信やSNS上のコミュニケーションが出来たり、その履歴を保存して他のチャネルの情報と連携させることが可能です。
またSNSマーケティングに非常に有効なモニタリング機能があります。
このモニタリング機能は特定のキーワードやハッシュタグに対する反応をリアルタイムモニタリングすることが出来ます。
具体的な使い方としては、自社の名前や商品名などに対するユーザーの反応を取得することが出来ます。
これにより、今までとれていなかった顧客の声を聞くことが出来ます。
料金はリスト数に応じてStarter、Professional、Enterpriseの3つが用意されています。
営業活性化向けのMAツール5選
6つ目は営業活性化向けのMAツールをご紹介します。
営業に対するアクション通知(誰にどんな連絡をするかを指示すること)や連絡する人が過去にどんな記事を見ていたかなどを自動で連絡できるツール5つをご紹介します。
《営業活性化向けのMAツール》
- i:Sales(マーケロボ)
- Kairos3
- Salesforce Pardot
- saaske
- Oracle Eloqua Marketing Automation
i:Sales(マーケロボ):デジタル営業の知見
1つ目はデジタル営業コンサルティングも行うアイセールスが提供する:Sales(旧名称:マーケロボ)です。
デジタルでの営業に必要なMA、SFAの機能に加えて伴走型の支援を提供してくれるためDX営業へのシフトにもおススメのツールとなっています。
10000円/月/ユーザーからの提供となっており、少数・定額から始められるのも魅力です。
Kairos3:営業活動の支援に重点をおいたMAツール
2つ目はKairos3。こちらも営業支援に重点をおいたMAツールとなっています。
WEBやメールでのマーケティングから営業が行動しやすいように情報を抜き出したり、通知したりすることが出来ます。
また、名刺データなど今までの営業のやり方を使ったマーケティングもしやすいです。
料金プランはリスト数に応じて15,000円/月からとなっており、オプションでシナリオ設計(25,000円/月)、SFA(営業支援:25,000円/月)、API連携(25,000円/月)が出来ます。
Salesforce Pardot:BtoBのTHE MODEL型営業向き
2つ目はSalesforceが提供するBtoB向けのMAツールSalesforce Pardotです。
最大の特徴はSalesforceが導入して有名になった営業進捗ごとに担当を分けるTHE MODEL型の営業に適したツールであること。
マーケティングでリード獲得した見込み顧客にインサイドセールスが連絡し、ホットリードのみをフィールドセールスに流して、成約後はカスタマーサクセスがフォローするというTHE MODELの仕組みを導入したい方にはおススメです。
もちろんSalesforceのSFA、Sales Cloudとの連携もしやすい点も良いでしょう。
料金プランはドメイン数やファイル容量などから4つ用意されています。
- GROWTH(150,000円/月)
- PLUS(300,000円/月)
- ADVANCED(480,000円/月)
- PREMIUM(1,800,000円/月)
saaske:一般的なMAの機能に加えて電話発信や通話の記録も可能
3つ目はSaaskeです。
saaskeの特徴は一般的なMAの機能に加えて、電話発信や通話の記録も可能なことです。
インサイドセールスの強化にも使われます。
料金プランは50,000円/月〜(¥1,000/ アカウント ※最小契約:5アカウント)、初期費用:200,000円となります。
Oracle Eloqua Marketing Automation:アクション通知があり営業最適化が可能
4つ目はOracle Eloqua Marketing Automationです。
Oracle Eloqua Marketing Automation商品ページより
Oracle Eloqua Marketing Automationは営業に対するアクション通知の設計がしやすいのと、営業の最適化をするための情報分析が強みのツールです。
また他のOracle製品との連携も魅力です。
価格は問合せとなっております。
Oracle Eloqua Marketing Automation商品ページへ
セミナー/展示会向けのMAツール4選
7つ目はセミナーや展示会で獲得したリードを成約に導くためのMAツールをご紹介します。
名刺データの取り込み機能や、セミナーに対する機能がついている4つのツールをご紹介します。
《セミナー/展示会向けのMAツール》
- List Finder
- SHANON MARKETING PLATFORM
- Kairos3
- ホットプロファイル
List Finder:名刺データの取り込み・管理がしやすい
1つ目はList Finderです。
List Finderの特徴は大量の名刺データの取り込み・管理をしやすい点にあります。
大企業での導入事例も多く、サポートも充実しています。
価格はライト(39,800円)、スタンダード(59,800円)、プレミアム(79,800円)の3つが用意されております。
SHANON MARKETING PLATFORM:セミナーページの作成や動画視聴解析が出来る
2つ目はセミナー集客に強いSHANON MARKETING PLATFORMです。
SHANON MARKETING PLATFORM商品ページより
SHANON MARKETING PLATFORMの特徴はセミナー参加ページの作成や動画視聴解析が出来る点です。
動画視聴解析でセミナーの改善が出来たり、参加ページを簡単に作れるのでWEBセミナーで集客したい方におススメです。
料金は100,000円/月~となります。
SHANON MARKETING PLATFORM商品ページへ
Kairos3:名刺データやZoomとの連携がしやすい
3つ目はKairos3です。
Kairos3は名刺データの連携やZoomを組み合わせたWEBセミナー集客がしやすいです。
料金プランはリスト数に応じて15,000円/月からとなっており、オプションでシナリオ設計(25,000円/月)、SFA(営業支援:25,000円/月)、API連携(25,000円/月)が出来ます。
ホットプロファイル:名刺を起点としたマーケティング⇒営業がしやすい
4つ目は展示会での集客に向いているホットプロファイルです。
ホットプロファイルは名刺を起点としたマーケティングに強みがあります。
名刺データからのメールマーケティングや営業支援が可能です。
価格は問合せとなります。
0からのMAツール(マーケティング部隊/事業の立上げ)2選
8つ目は0からのMAツール。マーケティング部隊の立ち上げや事業の立上げ、初めてMAツールを導入する場合におすすめのツールです。
また中小企業にも適したツールとなっております。
選定基準は操作が簡単で画面がシンプルなこと、低コストで使えることです。
《0からのMAツール》
- BowNow
- Infusionsoft
BowNow:低コストで使いやすい+無料プラン
1つ目はBowNowです。
低コストで使いやすく、無料プランもあるのでおススメです。
特にBtoBに強く、リード獲得前の法人の訪問履歴を明らかにすることが出来ます。
リードやPVの数に応じてフリー(0円)、エントリー(5,000円/月)、ライト(20,000円/月)、スタンダード(30,000円/月)となっています。
Infusionsoft:支払い機能や請求機能がついておりスモールビジネス向けツール
2つ目はInfusionsoftです。
操作が簡単なのに加えて、支払い機能や請求機能がついておりスモールビジネス向けのツールとなっています。
料金プランはリスト数に応じてLite、Pro、Maxの3つが用意されています。
店舗(オフライン)も行う際のMAツール1選
9つ目は店舗のようなオフライン施策も行う方向けのMAツールをご紹介します。
オフライン施策向けMAツールのポイントは来店管理やオフライン/オンライン施策の統合が出来ることです。
《店舗(オフライン)も行う際のMAツール》
- Synergy!
Synergy!:MAに加えて来店予約などが可能
Synergy!は来店予約が出来て、その顧客に対してマーケティング施策をうつことが出来ます。
LINE連携もしているため、来店予約やその後のキャンペーンもLINEで行うことが出来ます。
料金は機能ごとになっております。
- 基本機能:15,000円/月~(初期費用:118,000円)
- メール配信:10,000円/月~(初期費用:30,000円)
- アンケート:15,000円/月~(初期費用:30,000円)
- LINE配信:0円(初期費用:30,000円)
- WEBパーツ:10,000円/月~(初期費用:30,000円)
データの統合がやりやすい(簡単)にできるMAツール2選
10個目はデータの統合がやりやすいMAツールをご紹介します。
複数の部署にまたがるマーケティングを行いたい場合や、複数の集客方法を行っており、一元化して分析する場合などに有効です。
《データの統合がやりやすい(簡単)にできるMAツール》
- b→dash
- Probance
b→dash:ノーコードでデータベース設計が出来る
b→dashはノーコードでデータベース設計が簡単に出来るMAツールです。
視覚的に複数のデータを組み合わせてデータベースを作成することが出来ます。
もちろん複数のツールとデータ連携も簡単に行うことが出来るため、複数のデータを組み合わせた分析やマーケティングを行う場合に有効です。
料金は問合せとなっております。
Probance:AI[機械学習]を用いて膨大な顧客データを分析し予測が可能
2つ目はProbanceです。
ProbanceはAI(機械学習)エンジンが搭載されており、膨大な顧客データをツールが分析して、今後の購買予測を立てたり、顧客の傾向分析をすることが出来ます。
料金プランは2つ用意されています(どちらも初期費用500,000円)。
- START:180,000円/月~
- PRO:375,000円/月~
その他特化型MAツール1選
11個目は上記でご紹介した以外の特化型のMAツールをご紹介します。
《その他特化型MAツール》
- LINY
LINY:LINEマーケティング特化
LINYはLINEマーケティング特化型のMAツールです。
LINEでのセグメント配信や顧客管理などが出来ます。
料金プランは送信数に応じて3つ用意されています(初期費用:49,800円)。
- スタートプラン:5,000円/月
- ベーシックプラン:39,800円/月
- プレミアムプラン:69,800円/月
まとめ
今回はMAツールをまとめました。
まずは無料で使ってみたいという方は以下の記事をご確認ください。