無料のMA(マーケティングオートメーション)ツール5つ|費用対効果を最大化する使い方

※このブログはアフィリエイト広告を利用しています

マーケティングオートメーションツールは、本格導入しようとすると1カ月で10万円を超える費用がかかるモノも珍しくありません。

あなたがもしマーケティングの担当者であれば「今時MA入れないとかやばいよ」とか「MAでデータ取ったり自動化してマーケティングを最適化したい」という気持ちはあると思います。

しかしMAツールのことがよくわからない人に説明して承認してもらうのも難しいのではないでしょうか。

その時に、無料で使ってみて、結果とともに説得に行けるといいですよね。

本記事では、無料で使えるMAツールを使って、

  • あなたのビジネスに向いているツールの選定
  • 費用対効果を得るための使い方・プランの選び方

をご説明していきます。

マーケティングオートメーションとは何かについては以下の記事が参考になります。

目次

無料MAツールで確認すべきこと

基本的に、MAツールを提供している企業は無料プラン・無料トライアルを『お試し期間』として位置付けています。

したがって、無料で使える機能だけでは大きな効果を見込めない場合が多いです。

例えば、対象顧客の発見は出来るが、その顧客に連絡できないとか

メール配信は出来るがトラッキングが出来ないなどです。

そこで無料ツールで何を確認しておけば、有料プランへの移行orMAツールを使わない判断が出来るかをご説明します。

《無料MAツールで確認すべきこと》

  • 自分の事業にあっているか
  • 自社のマーケティング戦略にあっているか
  • 自社の課題フェーズにあっているか
  • 自社の欲するデータを扱えるか
  • 自社のしたいアクションを出来るか
  • 有料プランのための効果検証が出来るか

自分の事業にあっているか

1つ目は自分の事業で使うツールはMAツールが最適であるかです。

MAツールは、その名の通りマーケティング活動の自動化が出来るツールです。

この場合のマーケティングとは集客~販売までを指します。

自社がもっとも力を入れたい部分が集客~販売のマーケティングであるならMAツールが適していますし

購入後のお客様の管理やリピーターを増やすならCRM

営業活動の管理や効率化ならSFAが適しています。

まずはあなたの事業で使うべきはMAツールであるかをご確認ください。

自社のマーケティング戦略にあっているか

2つ目はMAツールを選定する話です。

MAツールごとに得意とするマーケティング戦略や施策があります。

例えば、リード顧客の獲得がオンラインなのか、オフラインなのか。

(オフラインなら集まったリードにMAツールを活用してアプローチするなど)

や、オンライン集客のメインは広告からなのか、オーガニック流入(SEOやSNSなど)なのか。

上記のように、あなたの事業のマーケティングとMAツールが合致している事が大切です。

自社の課題フェーズにあっているか

3つ目はフェーズの話です。

ここでいうフェーズというのは顧客が初めてあなたの事業を知ってから、購入するまでの道筋のことです。

2つ目でお話したような「マーケティング戦略との一致」と同様に、

「自社の課題フェーズ」と「ツールの出来ること」が一致している必要があります。

具体的に言うと、

リードの獲得に課題があるなら、登録フォームを簡単に作成できて、リード情報が簡単に管理出来るツールを選ぶべきですし

リードはいるのに販売に繋がらないのであれば、顧客を育成するリードナーチャリングのフェーズに強いツールを選ぶべきです(例:メルマガ配信につよいなど)。

2つ目のマーケティング戦略と3つ目のフェーズそれぞれ”今いちばんやりたいことは何か”を明確にしておくと良いでしょう。

自社の欲するデータを扱えるか

4つ目はデータのトラッキング・分析の話です。

MAツールによってとれるデータが異なります。

完全オンライン集客用のツールであれば、名刺情報の登録は出来ないものもありますし、メールの成果を測定したいのであれば、無料トライアルでメールのトラッキングが出来るツールを選ぶ必要があります。

特に、このデータのトラッキングや分析は無料で使う場合は、

ツールごとに”出来ることと”・”出来ないこと”がかなり分かれますので、

どのデータを取りたいかの優先順位をイメージしておくと良いです。

自社のしたいアクションを出来るか

5つ目はアクションの話です。

アクションとは、顧客への連絡や社内での連絡などをMAツールを使って自動で行うことです。

具体的には、

  • メルマガやステップメールを送る
  • MAツールを使って営業へ送客する

などがあります。

”アクション”も無料の場合は、会社ごとに提供している機能がバラバラなので確認しておきましょう。

有料プランのための効果検証が出来るか

最後に、有料プランのための効果検証として無料プランを使う場合は、

「どのツールを使えば、効果検証が出来るか」を確認しておきましょう。

一般的にお金をかける場合には、費用対効果を示す必要があると思います。

しかし、無料で使える機能だけでコストと利益を出すのには限界があるのではないでしょうか。

そこで、例えば

  • 「今までアプローチ出来ていなかった顧客にアプローチ出来るようになる」
  • 「今まで取りこぼしていた顧客を取り込めるようになる」
  • 「リピート率を増やせる」

のような質の面での効果を無料で検証するとよいでしょう。

無料MAツール分類の軸

次に前章でも少し触れていたオンラインorオフラインなど、無料で使えるMAツールの分類の軸を4つご紹介します。

こちらの軸を元に実際の無料MAツールをご紹介しています。

《無料MAツール分類の軸4つ》

  • 対象顧客|toB/toC
  • メインの流入経路|オンライン/オフライン
  • 顧客獲得方法|広告/オーガニック
  • 課題フェーズ|メルマガ/フォーム作成

対象顧客|toB/toC

まず1つ目は対象顧客の分類です。

BtoB(法人向け)かBtoC(個人向け)かに分かれます。

法人向けならIPアドレスとキャッシュ情報を紐づけて、どの企業の人がアクセスしてくれているかを追跡する機能があったり

個人向けならメール配信数やリード登録数の上限が大きいものを選ぶ必要があります。

メインの流入経路|オンライン/オフライン

2つ目は流入経路がオンラインかオフラインかの違いです。

オンラインならサイトのトラッキングなのか、SNS連携なのかで分かれますし

オフラインなら名刺情報の登録が出来るとよいでしょう。

顧客獲得方法|広告/オーガニック

3つ目は顧客獲得方法です。

こちらは特にオンラインの場合になります。

具体的には広告かオーガニックかになります。

広告メインの場合は広告管理機能が必要でしょうし

オーガニックの場合はGoogle Analyticsではとれないどんなデータを取りたいかを確認しておきましょう。

課題フェーズ|メルマガ/フォーム作成

最後に課題フェーズです。

こちらはメルマガで顧客の育成(リードナーチャリング)をしたいのか

フォーム作成を行いたいのかに分かれます。

フォーム作成に関しては、

登録フォームをサイト上に作るだけでいいのか、ランディングページ間で作成したいのか。

もしくはフォームの効果検証がしたいのか、フォームを簡単に作れて作業効率を上げることが目的なのかなどで分かれます。

無料MAツールで出来ること(≒機能)

3つ目はもう少し踏み込んで、無料MAツールで出来ること(≒機能)をご説明します。

前章でご説明した軸を踏まえて、どういう機能が必要かを考えながらご覧ください。

マーケティングのフェーズに合わせて、最初の接点から順にご説明しています。

《無料MAツールで出来ること》

  • リードのリスト管理
  • 顧客分析
  • 名刺の管理
  • フォーム・LPの作成
  • メール配信
  • 広告管理

リードのリスト管理

1つ目はリードのリスト管理です。

メールアドレスや氏名などの情報を登録して、フェーズや興味ごとに管理する機能です。

特にBtoC向けの場合はリストの数が多くなりますので、無料における上限数に注意しましょう。

顧客分析

2つ目は顧客分析です。

顧客の動きをトラッキングしたり、属性を分けたりするものです。

法人向けならBowNowが提供しています。

IPアドレスとキャッシュを紐づけて、どの企業がどれくらいサイト訪問しているかを確認できます。

名刺の管理

3つ目は名刺情報の登録です。

この機能に強いのはListFinderです。

ただし名刺情報の連携は、すべてのツールでSanSan連携が必要となります。

フォーム・LPの作成

4つ目はフォーム・LPの作成です。

作成したフォームやLPをサイトや広告として使うことが出来ます。

フォームやLPを簡単に作れるかを確認したいのであれば、無料トライアルでも可能ですが

フォームやLPを作ったことでどのくらい登録や訪問があるかを確認したい場合はある程度の期間が必要となるため無料プランのものを選ぶとよいでしょう。

メール配信

5つ目はメール配信です。

無料では、メール配信が出来るかどうかと同時に、メール配信数に上限が設けられています。

こちらもリード数と同様にBtoC向けの場合は上限が大きいものを選ぶようにしましょう。

広告管理

6つ目は広告管理です。

リスティング広告なのか、リターゲティング広告なのかなど、出稿したい広告の種類によっても変わりますし

広告のレポート画面orダッシュボードの見やすさもツールによって異なるので確認しておくとよいでしょう。

無料で使えるMAツール6つ

それではここから具体的な商品を6つご紹介していきます。

《無料で使えるMAツール5つ》

  • 無料プラン
    • BowNow|法人営業に効果的
    • SalesAutoPilot|メール配信なら
    • Marketing Hub|登録フォームやLPの作成なら
  • 無料トライアル
    • SATORI|広告の運用をしたいなら
    • ListFinder|名刺の有効活用
    • MAJIN|LINE連携が出来る

法人営業に効果的『BowNow』

まず1つ目はクラウドサーカスが提供するBowNowです。

特徴は、無料プランで、自社サイトにアクセスしている企業が分析できる点です。

クラウドサーカス社の持っている企業データとキャッシュ情報を突き合わせてどの企業の人がアクセスしているかを確認できます。この際、メールアドレスなどの登録がなくても確認できます。

企業ログをとれるのはある程度の規模の会社になりますが、

「え、あの大手も実はうちに訪問してたの?」

と今まで想定していなかったターゲット層の発見にもつながります。

無料プラン

  • 企業ログの解析:1か月分
  • フォーム作成:1フォーム
  • 登録ドメイン数:1ドメイン
  • メール配信:なし
  • リード数:1000
  • PV数:50000

無料プランでは、フォームやドメインは1つまでとなっており、操作性の確認の意味合いが強いです。またメール配信が出来ないので、無料プランで企業のアクセス解析をして、効果が見込めたら有料プランへ移行というのが一般的な道筋でしょう。

BowNowフリープランに向いているユーザー

  • 法人向け
  • 中小企業
  • オンライン集客を行っている
  • 専任マーケティング部隊がない
  • どういった企業がアクセスしているか知りたい

BowNowのすべてのプラン

BowNowプランフリーエントリーライトスタンダード
月額費用¥0¥5,000¥20,000¥30,000
リード数1,0001,0003,0005,000
最大PV数50,00050,00050,00050,000
ログ1か月分のみ保存
メール配信××
WEBフォーム1フォーム1フォーム無制限無制限
登録ドメイン数1ドメイン1ドメイン無制限無制限
認証ファイル登録100MB100MB1GB1GB

BowNowはメインユーザーを中小企業に設定しており、基本的にプランの費用は抑えてあります。

その中でエントリープランはフリープランで行ったログ解析をある程度長期でやりたい場合に向いているプランとなります。

その他のアクションをする場合はライトプラン以上にすべきです。

メール配信なら『SalesAutoPilot』

2つ目はハンガリー発のMAツール”SalesAutoPilot”です。リード数無制限でメールマーケティングの機能が使えます(無料プランでは月400通まで)。

またMAツールでありながらCRMとしても使うことができ、SMS(ショートメッセージ)も使えるのが特徴です。

またアフィリエイターを使った販促をお考えであれば、SalesAutoPilotはおススメです。

SalesAutoPilotの無料プラン

  • メール配信数:400通/月
  • CRM機能:1ユーザーに無制限でメールを送れる

無料で使えるのは主にメールマーケティングの部分となります。

月に400通のメール配信と、CRM機能の一部である1ユーザーに対しての無制限のメール送付機能が使えます。

SalesAutoPilotの無料プランに向いているユーザー

  • メールマーケティングを試してみたい方
  • 英語に抵抗がない人
  • コストを抑えたい
  • アフィリエイトやパートナー販売を考えている方

SalesAutoPilotは英語とハンガリー語の提供となっているので英語に抵抗がない人に適したツールとなります。

またメールマーケティングだけなら後述するHubSpotも同じことが出来るのですが、コストではSalesAutoPilotの方が低価格です。

※もし、とにかくコストを抑えたメールマーケティングのみをお考えならメルマガ配信サービスも合わせてご検討ください

また有料プランとはなりますが、他のツールにはない機能としてアフィリエイトプログラムの作成やパートナー販売の機能があります。のちにこうした展開を考えられている方はSalesAutoPilotを試してみるのもいいでしょう。

SalesAutoPilotの有料プラン

Email MarketingAutomationeCommerce and CRMAll in!
Basic email marketingSMS marketingCRMHelpdesk Module
Professional email marketingDM letter & printeCommerceAffiliate tracking
Landing PagesMembership
Automation
※全てのEmail Marketing

の機能も含む

※全てのAutomation

の機能も含む

※全てのeCommerce and CRM

の機能も含む

SalesAutoPilotはリストの数(登録メールアドレスの数)による課金となっており、

具体的な金額はこちらのサイトでご確認ください。

またプランは4つに分かれており、それぞれ

  • メールマーケティング
  • マーケティングオートメーション
  • EC & CRM
  • オール

となっています。

特筆すべきなのはMAのプランでのDMやSMS(ショートメッセージ)が使えるところとオールでのアフィリエイト管理が出来る点です。

特にアフィリエイトはASPにお願いすると費用がかかるので、コストを抑えてアフィリエイターを使った販促をお考えの方にはおススメとなっています。

登録フォームやLPの作成なら『Marketing Hub』

3つ目はHubSpotが提供するMAツールである”Marketing Hub”です。

Hubspotは統合型CRMプラットフォームとして、マーケティングだけでなく、営業やカスタマーサポート、オペレーションにコンテンツ管理と様々なツールを提供している会社であり、その中の1つが”Marketing Hub”です。

Marketing Hubの特徴としてはインバウンド集客を強みとしている点です。

そして無料プランでの機能の豊富さもダントツでしょう。

無料版Marketing Hubの機能

  • Eメールマーケティング:1か月2000件(HubSpotロゴ付き)
  • フォーム:制限あり
  • コンタクト管理
  • ランディングページ
  • ウェブチャット(ロゴ付き)
  • Facebook、Instagram、Google、LinkedInの広告管理
  • トラフィックとコンバージョンの分析

メールマーケティングから広告まで全ての機能を制限付きで使用できます。

無料プランではメールやWEBチャットはHubSpotのロゴがつきます。

無料版Marketing Hubが向いている企業

  • ある程度の規模・資金力がある
  • インバウンド集客を行っている
  • 専任のマーケティング部隊がある
  • CRMを行っている
  • インサイドセールスを導入している

基本的に大手向きのツールとなっています。

機能も豊富ですし、有料プランも決して安くはありません。

ただし今のMAツールの出来ることを網羅していますし、日本語でのサポート対応も非常に充実しています。

MAツールとは何たるかを知りたい場合には無料プランを使ってみるのは有効でしょう。

Marketing Hubの有料プラン

機能FREESTARTERPROFESSIONALENTERPRISE
月額費用¥5,400¥96,000¥384,000
フォーム制限付き機能その他追加機能ありその他追加機能ありその他追加機能あり
メール配信数2,000件まで

(HubSpotロゴあり)

コンタクト数の5倍までコンタクト数の10倍まで

その他追加機能あり

コンタクト数の20倍まで

その他追加機能あり

広告管理シンプルなウェブサイトオーディエンスのみ2件のコンタクトおよび会社リストオーディエンス5件のオーディエンス15件のオーディエンス
ランディングページ制限付き機能(ロゴあり)機能制限ありその他追加機能ありその他追加機能あり
ウェブチャットHubSpotロゴが含まれます
フォームフォローアップEメール
Eメール返信トラッキング
リターゲティング広告
オムニチャネルマーケティング自動化
A/Bテスト
動画のホスティングと管理
スコアリング
ソーシャルメディア
Salesforceとの連携
コラボレーションツール

有料プランはSTARTER、PROFESSIONAL、ENTERPRISEの3つが用意されています。

STARTERプランはメールマーケティングの機能がメインとなっていますが

広告やWEBチャットが使えます。

PROFESSIONALやENTERPRISEになると、SalesForceとの連携や動画コンテンツの管理など出来ることが非常に多岐にわたります。

マーケティング予算が大きい業態か、CRM全体を強化していきたい企業におススメです。

広告の運用をしたいなら『SATORI』

ここからは無料のトライアル期間が設けられているツールをご紹介します。

1つ目はSATORIです。

SATORIはリードジェネレーションに強みがあります。

広告のためのLP作成から、リスティング広告とリターゲティング広告と組み合わせて、認知を獲得し、作成したフォームで登録してもらう。

こうしたリストを集めるところに強みがあります。

SATORIの機能

リードマネジメントリードトラッキングリードジェネレーションリードナーチャリングリードクオリフィケーション
実名/匿名でのリードデータ管理カスタマー詳細ページWEBページ作成メールマーケティングスコアリング
リードデータ検索複数ドメインのトラッキング画像のアップロードメール配信Hotリード抽出
リードデータの登録/編集/削除アクセス企業一覧リスト電子ファイルのアップロードシナリオ作成・配信
リードデータのエクスポートタグ管理フォーム作成セグメント
セグメント管理ポップアップ作成URL条件
プッシュ通知パラメータ条件
その他
ポップアップ
プッシュ通知
エンベッド
広告連携

SATORIは無料プランではなく、30日間の無料トライアルが用意されています。

そして基本的に有料プランで使える機能が使えます。

SATORIの有料プラン

初期費用
¥300,000
月額費用
¥148,000/月

※従量課金が発生する場合があります

有料プランでは、初期費用と月額費用が発生します。

初期費用が発生する分、導入のサポートは安心出来ますね。

SATORIに向いている企業

  • 広告管理をしたい
  • リードジェネレーションを重点的に行いたい
  • サポートを充実させたい

名刺の有効活用『ListFinder』

5つ目は上場企業シェアNo.1のListFinderです。

特にSanSanを活用したオフラインでのリード情報を持っている企業にとって使いやすいツールとなっております。

ListFinderの機能

ライトスタンダードプレミアム
39,800円59,800円79,800円
ユーザーID無制限
計測ドメイン無制限
企業解析

(アクセス解析)

個人解析
メール配信
アプローチ管理
名刺データ化代行 ※
スコアリング設定
セミナーページ作成
企業属性付与

(1,500回/月まで)

(3,000回/月まで)

PDF閲覧解析
フォーム作成
Salesforce連携
シナリオ設定

ListFinderも無料トライアルなので有料プランの機能は名刺データ化代行と企業属性付与以外は使えます。

特筆すべきはSanSanの名刺連携です。

例えば

過去に展示会や営業活動の積み重ねでたくさんの名刺情報を持っている企業で

顧客になっていない企業に継続的なアプローチをしたい企業などは非常に有効です。

また大企業向けでありながらコストもある程度押さえて活用できる点も魅力です。

ListFinderに向いている企業

  • 過去の名刺情報をたくさん持っている
  • ある程度の規模の企業
  • SanSanを使っている企業

日本発のtoB/toC対応ツール『MAJIN』

6つ目は日本発でLINE連携ができるMAJINです。※ただし無料トライアルでは使えません

またBtoBとBtoCでプランが分かれているのも特徴です。

それ以外にもWEBサイト運営者向けとアプリ事業者向けにも分かれており、自社にビジネスモデルに合わせたプランを選ぶことができます。

MAJINのプラン

スタンダードプランBtoB MAJINBtoC MAJINApp MAJIN

(アプリ事業者向け)

Push MAJIN

(Webサイト運営者向け)

初期費用要問い合わせ11万円11万円11万円5万5000円
月額利用料11万円~11万円~11万円~5万5000円~5万5000円~

上記のように細かくプランが分かれて設定されています。

スタンダードプラン
月額費用11万円~
リード数6万件
Cookie数100万件
メール配信数70万通
LINE配信数※210万通

次にスタンダードプランを見ると6万件のリード数や100万件のCookie情報が管理できるなど、中規模toCまで耐えられるプランとなっています。

また有料プランならLINE連携が使えるのでtoC向けには特におススメしたいプランとなっています。

MAJINに向いている企業

  • LINE活用したい企業
  • アプリorWEBサイト事業者

無料MAツールの使用を計画する

最後に無料ツールを使う前の企業側の行動について説明しておきたいと思います。

トライアルだと1カ月しか時間がないなど、短い期間での効果検証が求められ、気を抜くとあっという間にすぎてしまいます。

そうならないためのポイントを4つご紹介します。

  1. 検証ポイントを明確にする
  2. MAツールの効果を数値で計測する
  3. 実際に使い始める前に対象とする顧客と行動を決める
  4. 先に稟議を書いてしまう

検証ポイントを明確にする

まずは徹底的に検証ポイントを明確にしましょう。

前述のマーケティング手法と課題フェーズももちろんそうですし

その中でも例えば、LPを作成することを検証したいのか

LPの効果を追跡できることが大切なのかなど

具体的な検証ポイントを明確にしましょう。

またあれもこれも検証したいという気持ちは非常によくわかるのですが、優先順位を決めて

そしてそれを1カ月間か、無料プランの間で検証しきる必要があります。

ツール導入前に簡単なWBSを引いてタスクスケジュールを明確にしておくとよいでしょう。

MAツールの効果を数値で計測する

企業での導入となると必ず出てくるのが”費用対効果”の話です。

そして費用対効果を明らかにするのは難しい時もあるかと思います。

そこでコストと利益ではなくても、無料ツールの使用で明らかにする数値を決めておきましょう。

実際に使い始める前に対象とする顧客と行動を決める

検証をするためには、ある程度今までのやり方を変える必要が出てくると思います。

もしそれを全ての顧客に対して行うと労力がかかりますし、もし失敗した時のリスクが大きいです。

そこで最低限の人数に絞って、どういった層の顧客だと適切な検証になるか、そして、その顧客にどんなアプローチをすればよいかを考えておくとよいでしょう。

先に稟議を書いてしまう

最後に余計なお世話かもしれませんが先に稟議を書いてしまうと効率がよくなります。

これは仮説思考の中に出てくる研究の効率を上げる話なんですが

先に実験をしてから論文にまとめるのではなく

論文を仮で仕上げてから実験を行うと

研究のスピードが飛躍的に伸びたというのがあります。

そしてもし最終的に有料プランの申請を行うなら

先に稟議を仕上げてから無料ツールでの検証をしてみると速いかと思います。

まとめ

今回は無料で使えるMAツールをご紹介しました。

無料プランに関しては個人的には、法人の分析をするならBowNow、それ以外はHubSpotが安心かなと思いました。それでMAツールに慣れてから、費用や機能の選定をするのがいいかと思います。

最後にまとめ表を掲載します。

ツール名称無料トライアル

or

無料プラン

対象顧客メインの流入経路顧客獲得方法課題フェーズ
BowNow無料プランBtoBオンラインオーガニック顧客分析(企業ごとのアクセスが見れる)

リード獲得(フォーム作成:1つまで)

SATORI無料トライアル(30日間)BtoC(匿名ユーザーへのリーチ◎)オンライン広告リード獲得(LP作成)

リード育成(メール配信)

ListFinder無料トライアル(20日間)BtoB(名刺情報の取り扱い◎)オフラインオーガニックリード獲得(名刺情報の登録:SanSan連携)

リード育成(メール配信)

SalesAutoPilot無料プランBtoC(月のメール配信数が400件)オンラインオーガニックリード育成(メール配信:400件/月)
MAJIN無料トライアル(30日間)BtoC(LINE連携が出来る)オンラインオーガニックリード育成(メール配信)
Marketing Hub無料プランBtoC(リード登録数、月間のメール配信数が多い:ともに1000件)オンラインどちらも可能リード育成(メール配信:1000件/月)
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次