突然ですが、プロジェクトマネージャーにどんなイメージをお持ちですか?
カリスマとしてチームを率いる人ですか?誰からも愛されるリーダー像でしょうか?
では逆にプロジェクトマネージャーに向いていない人はどんな人でしょうか?
本記事ではプロジェクトマネージャーに向いている人と向いていない人の特徴を5つずつご紹介していきます。
特徴を想像しながら読んでみてください(^^)/
プロジェクトマネージャーに向いている人の特徴
まずプロジェクトマネージャーに向いている人の特徴を5つご説明します。プロジェクトマネージャーの仕事内容に触れながらどういう理由で以下の特徴が向いているかを説明していきます。
<プロジェクトマネージャーに向いている人の特徴>
- 自分から人にコミュニケーションを図れる
- 嫌なことでも人に伝えられる
- 物事を構造化して考えるのが好き
- 目的意識が高い(ゴールを追い続けられる)
- 話しかけやすい雰囲気を持っている
自分から人にコミュニケーションを図れる
プロジェクトマネージャーは様々な人に対して自分からコミュニケーションを図る必要があります。
プロジェクトメンバーや顧客、プロジェクトオーナーなど多岐にわたります。そしてほっておくと大概問題が起きます。
問題発生前に、積極的に(時に行き過ぎなくらい)自分からコミュニケーションのきっかけを作ることが求められます。
嫌なことでも人に伝えられる
そして同様に嫌なことでも人に伝えられることが求められます。プロジェクトでは、言いづらいことを相手に伝える場面が繰り返しでてきます。
プロジェクトが送れていればメンバーを急がせる必要が出てくるし、顧客と交渉して納期の延期をお願いする必要も出てきます。
またこれまで取り組んでくれていたメンバーのタスクが全て無駄になるような仕様の変更が出てくる場合もあります。メンバーに今までの作業をすべて捨てて変更をお願いしなければならない場合も出てきますし、顧客に変更の妥協を交渉しなければいけないことも多いです。
こうした難しい交渉を繰り返しながらプロジェクトのゴールまで導くのがプロジェクトマネージャーです。
物事を構造化して考えるのが好き
そしてプロジェクトマネージャーは物事を構造化して考えることも求められます。いわゆる論理的に考えることです。
『人に伝える』、『人を動かす』ためには論理的なプロジェクト計画・推進が不可欠です。
なぜ、いつ、何を、どのように、・・・etcを分かりやすく伝え、動いてもらうのがプロジェクトマネージャーの仕事です。
目的意識が高い(ゴールを追い続けられる)
4つ目の特徴として目的意識が高いことがあげられます。言い換えると最後までゴールを追いかけ続けることです。
プロジェクトでは予定外のことが多々起こります。最初の計画の形がほとんど残っていないプロジェクトもあります。
そうした場合でもプロジェクトのゴールにたどり着くためのアクションを絶えずとり続けるようチームを動かし続ける必要があります。
話しかけやすい雰囲気を持っている
最後の5つ目は話しかけやすい雰囲気を持っていることです。プロジェクトは予定通りに進みません。つまり必ず問題が発生するということです。
そして事前に問題を察知して予防することはプロジェクトマネージャーに求められる大きな特徴の一つです。
問題を察知するためには関係者から絶えず情報を集め続けるとよいでしょう。
メンバーが抱えているタスクにつまづいていて、このままいくとプロジェクト全体が遅延すると気づいている場合もありますし、
顧客サイドでプロジェクトがこのまま進むと問題が発生すると分かっている場合もあります。
もしこうした状況下で、話しかけやすいプロジェクトマネージャーだと、事前に情報を聞いており対策することができます。
一朝一夕に身につくスキルではありませんが、プロジェクトマネージャーがぜひとも身に着けたい特徴です。
プロジェクトマネージャーに向いていない人の特徴
次にプロジェクトマネージャーに向いていない人の特徴を5つご説明します。もちろん以下の特徴を持っているから諦めろと言いたいのではありません。むしろ戒めの意味で読んでくれれば幸いです。
<プロジェクトマネージャーに向いていない人の特徴>
- 完璧にやらないと気が済まない
- なんでも自分でやりたくなってしまう
- 人前で話すのが苦手
- ストレスに弱い
- 感覚的に物事を決定してしてしまいがち
完璧にやらないと気が済まない
完璧を求めすぎるとプロジェクトは失敗します。理由は2つあります。
1つ目はメンバーがあなたほどのスキルややる気を持っていないこと。2つ目は計画通りに進めることにこだわりすぎるとうまくいかないこと。
1つ目はお分かりのことかと思います。メンバーはあなたと比べるとスキルや経験が劣る場合が多いでしょうし、責任の違いもあるので仕事に対するモチベーションも違います。
その中で自身と同等の業務を求めると予定通りにはタスクが進まず、結果的にプロジェクトの大幅修正することになります。
2つ目は計画はあくまで計画であり、そのこだわりは捨てるべきということです。いくら完璧な計画を作ったとしてもその通りには進みません。
例えば、前提条件が変わってしまうと完璧な計画であるほど計画が大きく変わってしまいます。
そして完璧を求めすぎると計画を修正出来ずに間違ったゴールを追い続けてしまうことになります。
いわゆる”手段の目的化”です。こうしたことは避けましょう。
なんでも自分でやりたくなってしまう
2つ目はなんでも自分でやろうとしてしまうことです。プロジェクト化されるもので一人でできる規模ではありません。
人に頼る必要があります。
1つ目の特徴と同様に完璧を求めてしまうと自身で抱え込んでしまい、プロジェクト全体もあなた自身も限界が訪れます。
全てをあなたがやろうとせず可能な限り人に任せながら進めていきましょう。
人前で話すのが苦手
プロジェクトマネージャーは全体の方向や戦略を伝える役目を担います。そのためには大勢の前で話す必要が出てきます。
もちろん慣れないと緊張するでしょうし、うまくいかないこともあると思います。緊張も失敗も良いことですが、人前で話すことから逃げてはいけません。
もし逃げ続けているといつまでたってもプロジェクトマネージャーにはなれないと思ったほうがよいです。
ストレスに弱い
プロジェクトは順風満帆に進むことはありません。言い換えるとプロジェクト期間中のプロジェクトマネージャーは常に逆風の中にいるということです。
そうした中でもストレスや逆風を気にしすぎて、精神を病んでしまうとプロジェクトマネージャーとしては続きません。
少しくらい適当で鈍感なくらいのほうが向いているといえます。
そして精神ストレスを気にせずに最後までプロジェクトのゴールにたどり着くため最善手を指し続けることがプロジェクトマネージャーに求められることです。
感覚的に物事を決定してしてしまいがち
プロジェクトマネージャーの決定はプロジェクト全体の決定もあります。つまりプロジェクトマネージャーの決定にプロジェクトメンバーは従うこととなります。
そのプロジェクトマネージャーの決定に根拠がないとメンバーはどう動いていいかが分かりません。
いくら正しくても感覚的な決断が多すぎるとメンバーがついていくのが難しくなります。
根拠や理由が伴った決断をするように心がけましょう。
もし向いていない特徴に当てはまった場合
もしプロジェクトマネージャーに向いていない人の特徴に当てはまっても心配する必要はありません。
プロジェクトマネジメントスキルは鍛えることができます。
こちらの記事にプロジェクトマネジメントスキルとその鍛え方を説明しております。併せてご覧ください。
また本記事を読んでプロジェクトマネージャーに興味が出てきた方はこちらもご覧ください。一般的にはあまり言われてないですが、実は副業からも経験を積んでいくことができます。
最後にプロジェクトマネジメント全体の記事はこちらになります。