ルーチンワーク自動化は手法選びが9割!5つの質問で最適解を診断

※このブログはアフィリエイト広告を利用しています

ルーチンワーク自動化で検索すると、RPA、iPaaS、Excelマクロ、ノーコードツールなど、さまざまな手法が出てきて混乱していませんか。

どれも自動化できると謳っていますが、自分の業務にはどれが合うのか、判断軸がないまま選ぶと失敗します。

まつ

合わない手法を選ぶと、想定外の例外処理が頻発したり、運用負荷が増えたり、結局作り直しになるケースも少なくありません。

この記事では、5つのシンプルな質問に答えるだけで、あなたの業務に最適な自動化手法を診断できます。さらに各手法の向き不向きと導入難易度まで理解できるため、失敗しない自動化の第一歩を踏み出せるでしょう。

目次

【診断】5つの質問であなたに合う自動化手法を見つける

順番に答えていくだけで、あなたの業務に最適な自動化手法が見つかります。

質問1:作業は1つのツール内で完結していますか?

まず確認すべきは、自動化したい作業が単一のツール内で完結しているかどうかです。

たとえば「Excelファイルを開いて、データを集計して、グラフを作る」「Googleスプレッドシートで毎週同じ形式のレポートを作成する」といった作業が該当します。

YES → ルーチンワーク自動化手法①表計算内改善 または ②SaaS標準機能へ

1つのツール内で完結するなら、そのツールが持つ標準機能を活用するのが最短ルートです。ExcelやGoogleスプレッドシートなら関数やマクロ、SaaSツールなら備わっている自動化機能を使いましょう。新しいツールを導入する必要がなく、コストも抑えられます。

NO → 質問3へ進んでください

複数のツールやサービスにまたがる作業の場合、ツール間の連携方法を検討する必要があります。

質問2:画面操作(クリック・入力)が中心の作業ですか?

次に、作業内容が「画面上のボタンをクリックする」「フォームに文字を入力する」「Webサイトから情報をコピーする」といった、人間の操作を模倣する形で進む作業かを確認します。

YES → ルーチンワーク自動化手法④RPA(画面操作の自動化)へ

画面操作が中心で、かつシステム側にAPI連携などの機能がない場合、RPAが有力な選択肢になります。人間の操作を記録して再現するため、既存システムに手を加えずに自動化できるのが強みです。ただし、画面レイアウトが変わると動かなくなるリスクがあるため、安定した画面での定型作業に向いています。

NO → 質問3へ進んでください

画面操作以外の方法で処理できる場合、より安定した自動化手法を検討できます。

質問3:複数のツールやサービス間でデータを連携させる必要がありますか?

「メールで届いた添付ファイルをGoogleドライブに保存する」「Slackの通知をスプレッドシートに記録する」「問い合わせフォームの内容をCRMに登録する」など、異なるサービス間でデータをやり取りする作業かどうかを確認します。

YES → ルーチンワーク自動化手法③連携自動化(iPaaS・ワークフロー)へ

複数のサービスをまたぐ作業には、iPaaSやワークフロー自動化ツールが適しています。これらのツールは、異なるサービス同士をつなぐ橋渡し役として機能し、コードを書かずに連携フローを構築できます。サービス側がAPI連携に対応していれば、安定した自動化が可能です。

NO → 質問4へ進んでください

サービス間連携が不要な場合、他の手法を検討しましょう。

質問4:既存の業務フローを変更できますか?

今の業務のやり方を変えずに自動化したいのか、それとも業務フロー自体を見直して効率化できるのかを確認します。たとえば「今使っているExcelの形式を変えられない」「承認フローは現状維持が必須」といった制約がある場合と、「業務を見直してSaaSツールに寄せられる」場合では、選ぶべき手法が変わります。

YES(業務フローを変更できる) → ルーチンワーク自動化手法②SaaS標準機能の活用へ

業務フローを柔軟に変更できるなら、SaaSツールの標準機能に業務を寄せるのが最も効率的です。たとえば、バラバラの管理表をkintoneやNotionに集約したり、承認フローをSlackのワークフロービルダーで置き換えたりすることで、複雑な開発なしに自動化が実現できます。ツールの仕様に合わせることで、運用も安定します。

NO(業務フローは変更できない) → 質問5へ進んでください

既存フローを維持したまま自動化する場合、他の手法を検討する必要があります。

質問5:IT部門やエンジニアのサポートは得られますか?

最後に、自動化を進める際にIT部門や社内エンジニアの支援を受けられるかどうかを確認します。プログラミングやサーバー管理が必要な手法もあるため、サポート体制の有無は重要な判断材料です。

YES(サポートあり) → ルーチンワーク自動化手法⑤スクリプト・小規模開発へ

IT部門やエンジニアの支援があれば、PythonやGoogle Apps Scriptなどでスクリプトを書いて自動化する選択肢が広がります。既製ツールでは対応できない複雑な処理や、独自のデータ加工が必要な場合に有効です。初期開発は必要ですが、一度作れば柔軟にカスタマイズでき、長期的な運用にも耐えられます。

NO(サポートなし) → ルーチンワーク自動化手法①表計算内改善 または 手法③連携自動化へ

IT部門のサポートが得られない場合、ノーコード・ローコードで実現できる手法を選びましょう。表計算ツールの関数やマクロ、iPaaSツールのビジュアルエディタなら、プログラミング不要で自動化が可能です。

ルーチンワーク自動化手法①:表計算内改善(Excel・Googleスプレッドシート)

ExcelやGoogleスプレッドシートに備わっている関数、ピボットテーブル、マクロ(GAS)などを活用して、表計算ツール内の作業を効率化する手法です。多くの企業で既に使われているツールなので、新規導入コストがかからず、現場の抵抗も少ないのが特徴です。

向いている作業

月次レポートの集計作業、データの並べ替えや抽出、定型フォーマットへの転記、グラフ作成など、表計算ツール内で完結する定型業務に向いています。

たとえば、複数シートのデータを自動で集計してサマリーを作る、条件に合うデータだけを別シートに抽出する、毎週同じ形式のレポートを自動生成するといった作業が該当します。既に表計算ツールで管理している業務なら、新しいツールを導入せずに効率化できるのが強みです。

向いていない作業

複数の外部サービスと連携する作業、大量データのリアルタイム処理、画面操作が必要な作業には向いていません。

Excelマクロでブラウザ操作を自動化することも技術的には可能ですが、画面変更に弱く運用負荷が高いため推奨されません。また、数十万行を超えるような大規模データや、複雑な条件分岐が必要な処理は、表計算ツールでは動作が重くなったりメンテナンスが困難になったりします。

導入難易度

関数やピボットテーブルなら、基礎知識があれば数時間で習得可能です。

マクロやGoogle Apps Scriptを使う場合、プログラミング経験がなくても公式ドキュメントやWeb上の情報を参考にしながら数日で簡単な自動化は実現できます。IT部門のサポートがなくても、現場担当者だけで完結できるケースが多く、導入ハードルは最も低い手法といえます。

ルーチンワーク自動化手法②:SaaS標準機能の活用

kintone、Notion、Slack、Salesforceなど、業務で使っているSaaSツールに標準で備わっている自動化機能を使う手法です。ツールの仕様に業務フローを寄せることで、開発不要で自動化を実現できます。

向いている作業

データ入力後の通知送信、ステータス変更時の自動メール送信、定期的なリマインダー設定、承認フローの自動化など、SaaSツール内で完結するワークフローの自動化に向いています。

たとえば、kintoneでレコード追加時にSlack通知を送る、Notionでタスクの期限が近づいたら担当者にメールを送る、Slackのワークフロービルダーで休暇申請を自動化するといった使い方が典型例です。ツールの設定画面から設定できるため、プログラミングスキルは不要です。

向いていない作業

複数の異なるSaaSサービスをまたぐ複雑な連携、ツールが対応していない独自の処理、既存システムとの連携が必要な作業には向いていません。

SaaSの標準機能はあくまでそのツール内での自動化に最適化されているため、外部サービスとの連携には制約があります。また、業務フローをツールの仕様に合わせる必要があるため、既存の業務プロセスを変更できない場合は導入が難しくなります。

導入難易度

各SaaSツールの管理画面から設定するだけなので、IT部門のサポートがなくても現場担当者が数時間で設定できます。

ただし、業務フロー自体の見直しが必要になるため、関係者との調整や運用ルールの整備に数日から数週間かかる場合があります。技術的なハードルは低いものの、業務設計の観点では時間がかかることもあります。

ルーチンワーク自動化手法③:連携自動化(iPaaS・ワークフロー)

Zapier、Make、n8nなどのiPaaS(Integration Platform as a Service)やワークフロー自動化ツールを使い、複数のサービス間でデータを連携させる手法です。

異なるツール同士を「トリガー(きっかけ)→アクション(実行)」の形でつなぎ、データの転記や通知を自動化できます。

向いている作業

複数のSaaSサービスやツールをまたぐデータ連携に向いています。

たとえば、Gmailに届いた特定の添付ファイルを自動でGoogleドライブに保存する、Googleフォームの回答をSlackとスプレッドシートに同時に記録する、Trelloのカードが特定のステータスになったらメール通知を送る、といった作業が該当します。

サービス側がAPI連携に対応していれば、コードを書かずにビジュアルエディタで連携フローを構築できるため、現場担当者でも実装可能です。

n8nのようなオープンソースのツールを使えば、コストを抑えつつ柔軟な連携が実現できます。クラウド版とセルフホスト版があり、自社サーバーで運用すればランニングコストをさらに削減できるのも魅力です。

ただし、n8nに限らず、連携自動化ツールの選定では「対応サービス数」「料金体系」「サポート体制」を比較して自社に合うものを選ぶことが重要です。

向いていない作業

画面操作が必要な作業、APIに対応していないシステムとの連携、複雑なデータ加工や条件分岐が必要な処理には向いていません。

iPaaSは基本的に「サービスAからデータを取得してサービスBに送る」というシンプルな連携に強みがあり、複雑なロジックや大量データの加工にはスクリプト開発の方が適している場合があります。また、レガシーシステムや社内専用システムがAPI連携に対応していない場合、そもそも連携できないこともあります。

導入難易度

ZapierやMakeなどのクラウド型iPaaSなら、アカウント登録後すぐに使い始められます。ビジュアルエディタで直感的に設定できるため、プログラミング経験がなくても数時間から1日で簡単な連携フローを構築できます。

n8nの場合、クラウド版なら同様に簡単ですが、セルフホスト版を選ぶ場合はサーバー構築の知識が必要になるため、IT部門のサポートがあると安心です。連携するサービスが増えるほど設定が複雑になるため、段階的に拡張していくのが現実的です。

ルーチンワーク自動化手法④:RPA(画面操作の自動化)

UiPath、WinActor、Power Automate Desktopなどのツールを使い、人間が行う画面上のクリックやキーボード入力を記録・再現する手法です。既存システムに手を加えずに自動化できるのが最大の特徴です。

向いている作業

API連携に対応していないシステムでの定型操作、レガシーシステムからのデータ抽出、複数のシステムをまたぐ手作業の転記などに向いています。

たとえば、社内の古い基幹システムからデータをコピーしてExcelに貼り付ける、Webサイトから毎日同じ情報をダウンロードする、複数の管理画面に同じデータを入力する、といった作業が該当します。システム改修が難しい場合でも、画面操作を記録するだけで自動化できるため、短期間で導入できます。

向いていない作業

画面レイアウトが頻繁に変わるシステム、例外処理が多い作業、リアルタイム性が求められる処理には向いていません。

RPAは画面上の特定の位置やボタンの見た目を頼りに動作するため、システムの画面が少しでも変わると動かなくなるリスクがあります。

また、想定外のポップアップやエラーメッセージが表示されると止まってしまうことも多く、例外処理の設計が複雑になりがちです。さらに、大量の処理を並列実行するのは難しく、1件ずつ順番に処理するため時間がかかります。

導入難易度

Power Automate DesktopのようなツールならWindows 11に標準搭載、Windows 10では無料でダウンロードできるため、導入コストは低く抑えられます。

画面操作の記録機能を使えば、プログラミング知識がなくても数時間で簡単な自動化は実現できます。ただし、実用レベルで運用するには例外処理の設計やエラー時の対応を考える必要があり、安定稼働までには数週間から数カ月かかることもあります。IT部門のサポートがあれば、トラブル時の対応やメンテナンスが円滑に進みます。

ルーチンワーク自動化手法⑤:スクリプト・小規模開発

PythonやGoogle Apps Script、PowerShellなどでスクリプトを書き、独自の自動化プログラムを作成する手法です。既製ツールでは実現できない複雑な処理や、独自のデータ加工が必要な場合に有効です。

向いている作業

複雑な条件分岐が必要なデータ加工、大量データの一括処理、既製ツールでは対応できない独自の業務ロジックの自動化に向いています。

たとえば、数十万件のデータを特定のルールで分類・集計する、複数のCSVファイルを結合して独自の形式に変換する、APIを使って外部サービスからデータを取得し独自のデータベースに保存する、といった作業が該当します。初期開発は必要ですが、一度作れば柔軟にカスタマイズでき、長期的な運用にも耐えられます。

向いていない作業

プログラミングスキルがない環境での導入、頻繁に仕様変更が発生する業務、短期間で結果を出したい場合には向いていません。

スクリプト開発には一定のプログラミング知識が必要で、コードのメンテナンスや改修もエンジニアが担当することになります。

また、開発から本番稼働まで数週間から数カ月かかるため、即効性を求める場合は他の手法を検討した方がよいでしょう。属人化のリスクもあるため、ドキュメント整備や引き継ぎ体制を整えることが重要です。

導入難易度

Pythonの基礎知識があれば、簡単なスクリプトなら数日で作成できます。

Google Apps Scriptの場合、JavaScriptの知識があれば数時間で動くものが作れることもあります。ただし、本番運用レベルの品質にするには、エラーハンドリング、ログ出力、定期実行の仕組みなどを整備する必要があり、IT部門やエンジニアのサポートが不可欠です。開発環境の構築やサーバーの準備が必要になる場合もあるため、導入ハードルは最も高い手法といえます。

ルーチンワーク自動化を成功させる手法選びのポイント3つ

最後に手法選びで失敗しないためのポイントを3つ押さえておきましょう。

小さく始めて段階的に拡大する

いきなり大規模な自動化を目指すと、設計ミスや想定外のトラブルで頓挫するリスクが高まります。まずは1つの定型業務から自動化を試し、運用しながら改善していく方が成功率は上がります。

例外処理の発生頻度を事前に確認する

どんな自動化手法も、想定外の事態には対応できません。例外が頻繁に発生する業務では、自動化してもかえって手間が増えることがあります。過去のデータを確認し、例外がどれくらいの頻度で起きているかを把握してから手法を選びましょう。

運用担当者のスキルレベルに合わせる

高機能なツールを導入しても、現場の担当者が使いこなせなければ意味がありません。IT部門のサポートがどれだけ受けられるか、現場にどれだけの技術スキルがあるかを踏まえて、無理のない手法を選ぶことが長期的な成功につながります。

まとめ:診断と手法理解で、失敗しないルーチンワーク自動化を

ルーチンワーク自動化の成否は、どの手法を選ぶかで9割決まります。

この記事で紹介した5つの質問に答えることで、あなたの業務に最適な自動化手法が見えてきたはずです。

  • 表計算内改善は導入ハードルが最も低く、現場だけで完結できる手法
  • SaaS標準機能は業務フローを柔軟に変更できる場合に最短で効果を出せる
  • 連携自動化は複数サービスをまたぐ作業に強く、iPaaSツールを使えばコード不要(ローコードも可)で実現可能
  • RPAは画面操作が中心でAPI連携ができないシステムに有効ですが、運用負荷に注意
  • スクリプト開発は複雑な処理に対応できますが、エンジニアのサポートが前提
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次