現場の情報を、何度も人が入力し直していませんか。
現場のメモを引っ張り出して、会社へ戻ってExcelに入力する。取引先から届いた注文書や請求書の数字を見て、Excelへ打ち込む。Excelに入れた情報を、請求や販売管理のシステムへもう一度入力する。複数のシステムから数字を集めて、会議用のExcelを作り直す。
ツールやExcelを導入した結果、かえって増えてしまった手入力・転記・確認作業を減らし、改善や成長のための時間に。
建設・製造・介護・設備・保守など、現場を伴う仕事に合わせて、貴社専用の業務アプリを開発します。今使っている紙・Excel・システムも確認し、残すもの、つなぐもの、新しく作るものを整理したうえで設計します。
自社ならどんな業務アプリが合うか相談するこのあいだに、確認の電話、入力漏れのチェック、ファイル探しも発生します。
改善後「人が入力・転記・集計する」工程がなくなる。
こんな仕事に時間を使っていませんか?
どれか一つでも心当たりがあれば、この先を読んでいただく価値があります。特別な会社の話ではありません。現場と管理業務の両方を持つ会社では、よく起きていることです。
現場から戻って、もう一度入力する
現場では紙やメモに記録。帰社後、その内容をPCの日報やExcelへ入力しています。
届いた紙の帳票を、Excelへ打ち直す
注文書、作業報告書、納品書、請求書。相手から紙で受け取る書類は残ります。
Excelの数字を、別のシステムへ入れる
一度入力した情報を、別の仕事で使うためにもう一度入力しています。
作業状況を知るために、何度も連絡する
「今日どこまで終わった?」「これは誰が対応した?」「この数字で合ってる?」
会議資料用に、数字を集め直す
管理者が毎月、複数のシステムから数字を拾ってExcelへまとめています。
Excelにもツールにも、同じ情報を入れる
新しいツールを入れても、以前から使っているExcelも残っています。
「それ、聞いてない」で手戻りが起きる
口頭で伝えた内容が残っておらず、確認ややり直しが発生します。
実際、建設業を対象とした調査でも、上位に挙がる負担は「確認・催促」と「打ち直し」でした。
出典:サイボウズ『建設業界における業務効率化の実態調査』(2026年)/対象:建設業従事者1,000人/複数回答。現場責任者の数値は同調査の現場責任者261人の回答。いずれも「負担に感じる」と答えた人の割合であり、作業時間の長さを示すものではありません。
建設業に限った話でもありません。クラウドERP『ZAC』を提供する株式会社オロが実施した調査によると、全国の事務系会社員のうち56.6%が二重入力を経験している(「頻繁にある」13.6%+「たまにある」43.0%)と回答しています。
出典:株式会社オロ「働き方意識調査2026『二重入力』―DX時代の業務実態―」(2026年5月20日)/対象:全国の事務系会社員433人
これらに共通しているのは、一度集めた情報を、別の仕事のために人がもう一度入力・確認・集計していることです。
問題は、紙やExcelではありません
問題は、紙やExcelを使っていることではありません。同じ情報を、人が何度も扱っていることが問題です。すべての仕事をデジタル化すればいいわけでもありません。電波が入りにくい現場では、紙のほうが確実で使いやすい場合があります。会社ごとに集計方法を変える仕事では、Excelのほうが扱いやすい場合もあります。取引先から指定された紙やExcelの帳票は、自社だけでは変えられません。
紙
その場ですぐ書けます。取引先から指定された帳票にも対応できます。
Excel
自由に加工・集計できます。やり方の変更にも対応しやすい形式です。
業務システム
定型業務を安定して管理できます。決まった処理を確実に回せます。
それぞれを使うことが問題なのではありません。問題は、その情報を人が何度も入力し直していることです。
製造業を対象とした調査でも、同じ構図が見られます。i-Reporter(株式会社シムトップス)の調査では、Excelを使う理由として「使い慣れている」41.7%、「レイアウトを修正しやすい」38.3%が挙げられています。紙の帳票を使う担当者では55.6%が「紙の方が利便性が高い」と回答する一方、「データを抽出・分析しにくい」52.6%、「他のツールと連携できない」37.2%という不満も見られます。
出典:株式会社シムトップス/i-Reporter「2026年版 製造業の現場帳票に関する実態調査」(2026年、調査期間7/27-28、有効回答112人)
同じ情報を、人が何度も扱っている。
では、その「何度も」はどれくらいの時間になるのでしょうか。
※削減実績ではなく計算例です。8時間/日で換算しています。
手書きや転記に課題を感じている製造現場の担当者では、「本来の点検・作業に時間を使えない」37.0%、「転記のため事務所にいて現場へ出られない」31.5%という回答もあります。製造業全体の割合ではなく、手書き・転記に課題を感じている層(108人)の回答である点に注意が必要です。
出典:株式会社シムトップス「製造現場108名に聞いた『記入・転記業務』のリアル」(2026年)
入力・転記・確認・集計に使っている時間を減らし、問題を防ぐこと、遅れの原因を取り除くこと、顧客と話すこと、仕事を改善することに時間を使える状態をつくる。それが、私たちの考えるデジタル化です。
確認のための会話を、判断と改善のための会話へ
デジタル化を進めるからといって、現場の会話を減らしたいわけではありません。むしろ、確認のための会話を減らし、判断や改善について話す時間を増やしたいと考えています。
出典:サイボウズ『建設業界における業務効率化の実態調査』(2026年)。負担の設問は建設業従事者1,000人/複数回答。手戻りの設問は手戻りが発生すると答えた724人/複数回答。
「昨日の作業、終わった?」
状況は画面で確認済み。「2件遅れているけど、明日どう組み替える?」
「この数字、合ってる?」
数字は共有済み。「なぜ原価が上がった?」
「この変更、聞いてる?」
変更履歴は記録済み。「工程や費用への影響は?」
状況を知るための会話から、状況を見て判断するための会話へ。
「記録・連携・集計」の3つから整理します
いきなりシステムの話をするのではなく、情報がどこで生まれ、どこへ渡り、どう使われているかを3つに分けて考えます。
出典:LINE WORKS「株式会社高宮電気 導入事例」(2020年5月28日、島根県松江市・電気工事業)
紙をなくさなくても、その後の入力は減らせる。
15億円規模の現場で月100枚ほどの請求書を処理するケースでは、このような流れで請求書を処理しています。なお、紙の請求書自体はなくしておらず、契約業者はExcelフォーマットへ入力したうえで、印刷・捺印して提出しています。紙をなくすことと、その後の入力を減らすことは、別の話です。
出典:PFU「株式会社松村組 導入事例」
同じ株式会社オロの調査では、二重入力が発生している業務として「予実管理・会議資料作成」を挙げた割合は26.1%でした(経費精算32.7%、請求書・売上処理28.2%に次ぐ水準)。この設問は、二重入力が「ある」と回答した245人が対象で、回答者433人全体の割合ではありません。
出典:株式会社オロ「働き方意識調査2026『二重入力』―DX時代の業務実態―」(2026年5月20日)/対象:二重入力が「ある」と回答した245人/複数回答
一度入力した情報を、必要な人が必要な形で使えるところまでつなぐ。
一度に全部を変える必要はありません
貴社専用の業務アプリであれば、今変えたい仕事と、今のまま残したい仕事を分けながら進められます。変えたいところから、順番に進められます。
スマホで現場入力(100万円台〜)
まず、現場で紙やメモに書いた内容を、その場でデータにします。帰社後の打ち直しがここで減ります。
管理側の確認・集計(300万円程度〜)
遅れ・未入力の確認や、案件別・月次の集計まで広げます。管理者が毎月Excelにまとめている仕事がここで減ります。
Excel・既存ツールと連携
今使っているExcelや勤怠・販売管理などとつなぎ、同じ情報を入力する場所を減らします。
請求・経理など次の仕事まで連携(500万円〜)
現場で記録した情報を、請求や経理処理まで一連で渡せるようにします。
最初から完成形をすべて作る必要はありません。まず一部の現場や業務で使い、実際に便利だと分かってから広げる方法もあります。IPA DX SQUAREが紹介するコプロスの事例でも、一部門からデジタル化を始め、成功事例を少しずつ広げるという進め方が語られています。一方で、完成形を目指して機能を増やしすぎたシステムが使われなくなった経験も紹介されています。
出典:IPA DX SQUARE「失敗から学んだ”建設DXの先駆者”コプロス」
改善効果が大きそうなところから、小さく始める。これが確実な進め方だと考えています。
こんな仕事を、こう変えられます
以下は改善イメージです。実際にどこまで変えられるかは、業務内容を確認したうえでご提案します。
現場メモ → 帰社 → PC → Excel入力
スマホ入力 → 自動保存 → 管理者が確認
紙帳票 → Excel入力 → 別システムへ入力
紙帳票 → 読み取り → データ化 → システムへ
複数システム → 数字を探す → Excel → 集計
必要な数字を自動集計 → 管理者は内容を確認
電話 → 状況確認 → Excel入力 → 上司へ報告
現場入力 → 管理者が確認 → 問題案件だけ連絡
現場のある仕事を経験してきたメンバーで対応します
新規事業開発ノートを窓口に、案件内容に応じてシステム開発・業務整理などの経験を持つメンバーでチームを組みます。これまで、建設・製造・介護など、現場を伴う業務のシステム開発やIT支援に携わってきました。
建設
勤怠、作業報告、Excel出力。現場と事務の間で起きる受け渡しを扱ってきました。
製造
工程、図面、実績管理。決まった処理と例外処理の切り分けを扱ってきました。
介護
記録、管理、請求。現場の記録がそのまま請求につながる設計を扱ってきました。
誰が入力し、その情報を誰が確認し、次の仕事でどう使うのか。そこまで確認して設計します。
※上記には、チームメンバーが所属企業の業務として担当したプロジェクトを含みます。
まずは約1カ月、今の仕事を確認させてください
何を作るかを決める前に、今の仕事を確認します。ここを飛ばすと、使われないシステムができあがります。
確認すること
- 誰が入力するか
- どこで紙を使うか
- どのExcelを使うか
- どのシステムへ入力するか
- 誰が確認するか
- どんな集計をしているか
- どこに時間がかかっているか
- 人の判断が必要なのはどこか
そのうえで整理すること
- 残すもの
- 自動化・連携するもの
- 新しく作るもの
- 変える順番
ここまでを整理してから、開発範囲と費用をご提案します。
社内資料や既存システムなど機密情報を確認する場合は、開発契約の有無にかかわらずNDAを締結します。
IPA DX SQUAREも、業務を整理し、利用企業と開発側の認識を合わせる要件定義を、システム開発の重要な工程として位置づけています。
出典:IPA DX SQUARE「要件定義とは?」
どこまで仕事をつなぐかによって、費用は変わります
段階導入のSTEPと同じ区切りで、費用の目安をお伝えします。実際の金額は、業務内容と開発範囲を確認したうえでご提案します。
現場入力を中心とした小規模システム
- スマホ入力
- 日報・作業実績
- 写真・経費
- 一覧確認
- Excel出力
- 簡易権限
まず現場での再入力を減らしたい場合に。
現場から管理側の確認・集計まで
- スマホ入力
- 進捗確認
- 未入力確認
- 案件別集計
- 会議用集計
- Excel帳票
管理者が毎月数字をまとめている仕事まで減らしたい場合に。
Excel・既存ツール・請求・経理まで
- Excel連携
- 既存ツール連携
- 勤怠・販売管理等との接続
- 請求に必要な情報整理
- 経理処理へのデータ受け渡し
- 複数拠点・複雑な権限・複数帳票
現場から、その後の業務まで一連でつなぎたい場合に。
費用に影響する項目
- 帳票の種類
- 月間枚数
- フォーマット数
- 印字か手書きか
- 読み取る項目数
- 登録先システム
- エラー時の確認方法
読み取り精度と確認の手間が費用を左右するため、実物を拝見してからお見積りします。
最初からすべてを作る必要はありません。まず100万円台で現場入力。次に管理・集計。効果が見込めれば、既存システムや請求・経理まで広げる。費用に対して改善効果が大きそうなところから、開発範囲を決めます。
よくあるご質問
- 今のExcelは残せますか?
はい。使いやすいExcelは残したまま、入力・集計の一部だけを自動化できます。Excelをなくすことが目的ではありません。
- 紙の帳票が残っていても大丈夫ですか?
はい。紙で受け取ることは残し、その後の入力だけを減らす方法もあります。取引先から指定された帳票は自社だけでは変えられないため、そこを前提に設計します。
- 市販のシステムとの違いは?
今の仕事の進め方や、既存のExcel・システムに合わせて、必要な部分だけ作れます。市販サービスで十分な場合は、そちらも含めてご提案します。
- 一つの業務だけお願いできますか?
はい。日報、勤怠、点検、実績、集計など、一つから始められます。
- パソコン操作が苦手な社員が多くても大丈夫ですか?
実際に利用する人を確認し、入力項目や画面をできるだけ分かりやすく設計します。現場はスマホ、管理側はPCなど、使う人に合わせて方法を検討します。
- 必ずシステム開発を勧められますか?
いいえ。Excel改善、既存サービスの利用、システム連携、新規開発を含めて、必要な方法を整理します。作らないほうがよい場合はそうお伝えします。
- 開発費はいくらくらいですか?
目安は、100万円台〜(現場入力中心)、300万円程度〜(管理・集計まで)、500万円〜(既存システム・請求・経理まで)です。紙帳票のデータ化は個別見積となります。
- 開発にはどのくらい時間がかかりますか?
まず約1カ月、業務を確認して開発範囲を整理します。その後、内容に応じて開発期間を提示します。
- 導入後に変更できますか?
はい。業務や帳票の変更に合わせて、機能の追加・修正に対応します。
- 情報の管理は大丈夫ですか?
ログイン、権限、バックアップ、データ保存などを案件に合わせて設計します。機密情報を確認する場合は、事前にNDAを締結します。
- どのような体制で開発するのですか?
新規事業開発ノートを窓口に、案件に応じて必要なメンバーで小さなチームを組みます。対応が難しい規模や技術の場合は、事前にお伝えします。
まずは、今の仕事を見せてください
「何をシステム化すればいいか」まで決めていただく必要はありません。何を作るべきかを決めること自体が、最初の仕事です。たとえば、こんなことを教えてください。
日報
現場から戻ってからの日報入力が大変。
紙
取引先から届いた紙を、毎日Excelへ入力している。
二重入力
同じ数字を、複数のシステムへ入れている。
電話
現場への確認電話が多い。
会議
毎月の会議資料を作るのに時間がかかる。
ツール
ツールを入れたけれど、Excelも残っている。
建設・製造・介護・設備・保守など、現場のある仕事についてご相談いただけます。紙・Excel・既存システムをお使いのままでも構いません。まずは、現在困っていることを一つ教えてください。
ご相談・お問い合わせ
会社名・ご担当者名・メールアドレスと、いま手間に感じている作業をご入力のうえ送信してください。内容を確認し、担当よりご連絡いたします。
出典一覧
- サイボウズ「建設業界における業務効率化の実態調査」(2026年5月27日)
- 株式会社オロ「働き方意識調査2026『二重入力』―DX時代の業務実態―」(2026年5月20日)
- 株式会社シムトップス/i-Reporter「2026年版 製造業の現場帳票に関する実態調査」(2026年)
- 株式会社シムトップス「製造現場108名に聞いた『記入・転記業務』のリアル」(2026年)
- PFU「株式会社松村組 導入事例」
- IPA DX SQUARE「失敗から学んだ”建設DXの先駆者”コプロス」
- IPA DX SQUARE「要件定義とは?」
- LINE WORKS「株式会社高宮電気 導入事例」(2020年5月28日)